【日本全国写真紀行】 50 佐賀県小城市小城
佐賀県小城市小城
砂糖の道、長崎街道沿いの羊羹の町 江戸時代、長崎の出島と北九州の小倉を結んでいた長崎街道。鎖国下にあって、出島は海外との唯一の窓口であり、さまざまな舶来品が出島に荷揚げされた。それらのひとつに砂糖がある。砂糖は、長崎街道を通って京都や大阪、江戸など全国に広がり、それにともなって砂糖を使った菓子づくりの技術も各地に広まっていった。特に長崎街道沿いの町では、その風土にあったお菓子が数多く生まれた。
例えば、長崎市のカステラ、嬉野市の金華糖、佐賀市の丸ぼうろ、