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「旅そば」万歳!

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無類のそば好きを自認するH助が、旅先で出会ったそばについて書き綴るのがこの連載です。ただし、当方、ウンチクの多いそば好きではなく、ただ単にそばを食べるのが好きという輩。偶然出会っ… もっと読む
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「旅そば」万歳! 一枚目 戸隠そば

無類のそば好きを自認するH助が、旅先で出会ったそばについて書き綴るのがこの連載です。ただし、当方、ウンチクの多いそば好きではなく、ただ単にそばを食べるのが好きという輩。偶然出会ったその地方ならではのそば(=旅そば)を、のどごし良く紹介していきます。 「旅そば」万歳!をまとめて読みたい方はこちら↓ 霊場の麓で地元産の山菜と一緒に食す 『戸隠そば』 長野県長野市戸隠この連載を始めるにあたって、そばのことをちょっと調べてみた。驚いたことに、なんと日本では縄文時代にすでにそばが栽

「旅そば」万歳! 二枚目 高遠そば

無類のそば好きを自認するH助が、旅先で出会ったそばについて書き綴るのがこの連載です。ただし、当方、ウンチクの多いそば好きではなく、ただ単にそばを食べるのが好きという輩。偶然出会ったその地方ならではのそば(=旅そば)を、のどごし良く紹介していきます。 「旅そば」万歳!をまとめて読みたい方はこちら↓ 1本のねぎが箸⁉︎ 由緒ある宿場のそば 『高遠そば』 福島県南会津郡・大内宿  これまで旅先ですすったそばの中で、度肝を抜かれたそばベスト3に入るのが、福島県南会津郡の大内宿で食

「旅そば」万歳! 三枚目 阿賀町津川のそば

 無類のそば好きを自認するH助が、旅先で出会ったそばについて書き綴るのがこの連載です。ただし、当方、ウンチクの多いそば好きではなく、ただ単にそばを食べるのが好きという輩。偶然出会ったその地方ならではのそば(=旅そば)を、のどごし良く紹介していきます。 「旅そば」万歳!をまとめて読みたい方はこちら↓ 古民家ですする十割そばと名物かき揚げ 新潟県阿賀町津川『塩屋 橘』  福島県と群馬県を水源として、日本海へと流れ込む阿賀野川。日本でも有数の水量を誇る川として知られる。この阿賀

「旅そば」万歳! 四枚目 二刀流めん

 無類のそば好きを自認するH助が、旅先で出会ったそばについて書き綴るのがこの連載です。ただし、当方、ウンチクの多いそば好きではなく、ただ単にそばを食べるのが好きという輩。偶然出会ったその地方ならではのそば(=旅そば)を、のどごし良く紹介していきます。 「旅そば」万歳!をまとめて読みたい方はこちら↓ 宮本武蔵の生誕地ならではの名物 「たけぞう茶屋」の二刀流めん  かつて、うちの編集部で「日本の剣豪」というテーマの旅行ガイドを作ろうという企画がもちあがった。これはおもしろい!

「旅そば」万歳! 五枚目 こんにゃく蕎麦

 無類のそば好きを自認するH助が、旅先で出会ったそばについて書き綴るのがこの連載です。ただし、当方、ウンチクの多いそば好きではなく、ただ単にそばを食べるのが好きという輩。偶然出会ったその地方ならではのそば(=旅そば)を、のどごし良く紹介していきます。 「旅そば」万歳!をまとめて読みたい方はこちら↓ 山形県の楢下宿で出会った ユニークな蕎麦?  何やら最近は美容と健康のために糖質制限なるものが注目を集めているらしい。少々気になったので調べてみると、蕎麦というのはかなり糖質が

「旅そば」万歳! 六枚目 瓦そば

 無類のそば好きを自認するH助が、旅先で出会ったそばについて書き綴るのがこの連載です。ただし、当方、ウンチクの多いそば好きではなく、ただ単にそばを食べるのが好きという輩。偶然出会ったその地方ならではのそば(=旅そば)を、のどごし良く紹介していきます。 「旅そば」万歳!をまとめて読みたい方はこちら↓ 茶そばが香る山口の新名物「瓦そば」  一瞬の閃光の如く人生を駆け抜けた詩人・中原中也。みなさんも一度は熱中したことがあるかもしれませんね。そんな中也の生涯を追ってみたくなって山

「旅そば」万歳! 七枚目 天ざる桜そば

 無類のそば好きを自認するH助が、旅先で出会ったそばについて書き綴るのがこの連載です。ただし、当方、ウンチクの多いそば好きではなく、ただ単にそばを食べるのが好きという輩。偶然出会ったその地方ならではのそば(=旅そば)を、のどごし良く紹介していきます。 「旅そば」万歳!をまとめて読みたい方はこちら↓ ほんのり春が香る 期間限定そば  今年の春、仕事で北関東に数日間滞在した。  緑豊かで空気がきれいで、地元の人々も優しく、言うことなし。  と言いたいところだったのだが、こと食

「旅そば」万歳! 八枚目 麦切り

 無類のそば好きを自認するH助が、旅先で出会ったそばについて書き綴るのがこの連載です。ただし、当方、ウンチクの多いそば好きではなく、ただ単にそばを食べるのが好きという輩。偶然出会ったその地方ならではのそば(=旅そば)を、のどごし良く紹介していきます。 「旅そば」万歳!をまとめて読みたい方はこちら↓ 「そば」でもなく「うどん」でもない⁉︎ でもやっぱり……  今も東京とは思えない豊かな自然が残る奥多摩。休日や行楽シーズンには、たくさんの観光客で賑わう東京屈指の観光地だ。しか

「旅そば」万歳! 九枚目 今市のそば

 無類のそば好きを自認するH助が、旅先で出会ったそばについて書き綴るのがこの連載です。ただし、当方、ウンチクの多いそば好きではなく、ただ単にそばを食べるのが好きという輩。偶然出会ったその地方ならではのそば(=旅そば)を、のどごし良く紹介していきます。 「旅そば」万歳!をまとめて読みたい方はこちら↓ “若妻”のあったかい手作り田舎そば  今回の「旅そば」は、突然九州に飛ぶ。  場所は、大分県大分市の南にある今市というところ。この今市、なかなか歴史ある町で、江戸時代には大分