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埋まらない溝

こんにちは。

今回は前々回の続きです。

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前回、育ての父と初めて2人で飲みに行き、血の繋がりが無くとも父親の確かな愛を感じられたはずでした。

しかし、なぜそれでも私が心の距離を感じたのか。

今となってはなんてことない出来事かもしれませんが、当時の私にとっては大事件でした。

ある日妹と他愛のない話をしていたとき、何かがきっかけで育ての父親の話になりました。(妹にとっては実の父親です)

「最近父親と会った?」とかそんな会話だったと思います。

その成り行きで妹が自分の誕生日に父親に会い、プレゼントを買ってもらったという話をしてきました。

本当だったら他愛のない会話で終わるはずが私の頭の中は

「私は誕生日プレゼントなんてもらってない。会ってもない。」

これで埋め尽くされてしまいました。

妹にはもちろん悪気はないし、あった事実をそのまま私に伝えてるだけなのに当時の私はどうしても妹に対する嫉妬心と育ての父親に対する疑問で頭がいっぱいになってしまったのでした。

きっと育ての父親は特に理由もなく妹にプレゼントを与え、きっとタイミングとか心の余裕とかその他諸々の理由でこういう結果になってしまったんだ。そもそも私はプレゼントをもらうような年齢でもないし。

そう自分に言い聞かせました。

実際、育ての父親は本当になんとなくで行動したのだと思います。しかしまだまだ未熟だった私には受け入れ難い事実でした。

それからしばらくして妹の携帯代は育ての父親が全て支払っていたことを知りました。

側から見たらそれがどうした?でしょうが、当時自分で携帯代を支払っていた私にはどうしてもそれが許せませんでした。(今思うと自分で払うのは当たり前なんですけど笑)

その辺りから私は育ての父親に対して勝手に壁を作ってしまい、関わりもどんどん薄くなっていきました。

そして当時の私は全く気がついていませんでしたが、今振り返るとこの一件が恋愛面にも大きな影響を与えていたと思っています。

私はその恋愛面に与えられた影響と未だ闘っています。

次回はこの一連の出来事が恋愛面に与えた影響をお話したいと思います。

では。

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