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Photo by
yumenotamago
飛びだせ!きゅうりのキューちゃん
先日、小学校からの友達から
「きゅうりが余ってしょうがない」
というメールが届いた。
浅漬けや酢の物以外に思い浮かばないらしい。
夏になると、大量の野菜をもらうことが増える。
田舎生活のいいところだ。
スーパーで売っているものなんかよりも格段に新鮮。
なんたってもぎたてだし。
トマト、なす、オクラ、きゅうり。
とはいえ、だんだん食べ飽きてくる。
大量のきゅうりを前にして贅沢な悩みだ。
だけど捨てることもできない。
彼女の気持ちは田舎育ちの私にはよくわかる。
かなりいい加減に整理しているレシピ集の中から、
小さく切った広告に裏書されたものを取り出した。
とりあえず、このレシピを送ることにした。
*****
きゅうりのキューちゃん
きゅうり(1kg)
塩(大さじ1)
1cmくらいの輪切りにして重石をして一晩→絞る
しょうゆ(50g)
砂糖(50g)
酢(66.6g)
みりん(16.6g)
唐辛子(1本を小口切り)
しょうが(千切り)
全て(きゅうりも)を鍋に入れ、中火で汁気がなくなるまで煮る
(約15分)
あら熱が取れたら塩こんぶ、ごまを加える...
久しぶりに見た姉の字。
5年ほど前に実家でもらったように記憶している。
酢が66.6gとか、みりんが16.6gとか
理科の実験とも思えるような細かさに笑った。
*****
「大好評だよ~♪もう4回作ったよ」
と返事が来た。
作り方を教えてほしいという人もいたとか。
姉からもらったきゅうりのキューちゃんレシピ。
美味しいことは知っているけれど、自分で作ったことはない。
姉がいなくなっても味は残る。姉の味が人に伝わっていく。
何だか面白いね。
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