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自己紹介

はじめまして、もんちちと申します。
南の島の無職中年女性、ALS患者です。
家族は夫と息子と猫がいますが、今ははなれて老人ホームで暮らしています。
毎晩ラジオ深夜便を聴きながら朝を迎え、好きな大相撲がある奇数月は心高く飛び、相撲のない偶数月は年金支給日を待ち侘びる。そんな隠居生活を送る四十代後半です。

ALSを発症したのはちょうどコロナ禍のはじまりのころ。
最初は少し滑舌が悪くなった程度でしたが、だんだん呂律が回らなくなり検査入院。いろんな病気の可能性を消去していった結果、ALSだろう、と言われました。
その後も進行は続き、2024年7月現在は全くしゃべれず、車椅子生活になりました。栄養摂取は胃ろうから。とろみをつけた飲み物は口から飲めます。

スマホ操作ができないため、この文章はiPadに取り付けた外部スイッチで入力しています。かろうじて動く左手にスイッチを握らせてもらい、iPadに表示される五十音表の一文字一文字にカーソルを合わせ、スイッチをカチカチと押して書いているのでとても時間がかかります。

私がnoteを始めたのは、思い出を忘れないためです。
眠る前、今までに出会った人の顔と名前を一人ずつ思い浮かべてみるのですが、輪郭も名前もおぼろげになってしまった人が少なくありません。疎遠になった人、嫌いだった先生、かよった道、今はもうない店、うれしかったこと、楽しかったこと、絶対忘れないと思った光景すら、遠く淡く滲んできています。
そんな思い出を反芻しながら書きとめることを余生の作業にしたいと思います。

更新ペースはゆっくりになると思いますが、たまに覗いていただけたらうれしいです。
ありがとうございました。

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