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先生、病名を教えてください

6年前、おしりにある違和感を覚えました。
今日はそのことについて書きたいと思います。

その当時、営業職で毎日、車で何キロも運転していました。
座っている時間が大半を占め、おしりに大きい負担をかけていたようです。

ある日、肛門から2ブロック先あたりに、なにやらしこりのようなモノを感じるようになります。

「ん?なんかちょっとおしり痛いね」

大して気にしていませんでした。

それからあっという間にそのしこりは、直径5㎝ほどの王様ニキビへ変貌を遂げたのです。

その後、ニキビ王は、阿南へ猛威を振います。

膿が中に溜まりだすので、パンパンに腫れあがり、高さも1㎝くらい浮き上がっている。この時がまあ痛い!皮膚がめりめり言っているような感覚。
そして、破裂して出血。結構血が出るんですよね。
これを何回も繰り返していました。

「さすがにやばい……。病院に行かねば……」

そう思っていましたが、位置が位置。
肛門のお隣さん。恥ずかしい。

「どうしたもんか。いや、いかねばなるまい。俺はSAMURAIや」

意を決して、病院へ。待合室でドキドキ。(①)

看護師さん「あなんさーん」

阿南「はい!」

Dr.「こんにちわ。阿南さん」

阿南「よろしくおねがいします!!(この人に俺の命(おしり)を預けるんやな……)」

Dr.「今日は、どうしました?」

阿南「えっと、お尻になんかでっかいニキビができてまして……」

Dr.「はい、じゃあ、診察台にうつ伏せになって、ズボンおろして」

阿南「はい!(え?はやい!こんな明るいところで?窓も開いている!看護師さんもいる!」

えーい!いっけー!!!
お尻ペロン。

Dr.「うん。切開して消毒しましょう」

阿南「切開!!!切るんすか?!」

Dr.「麻酔するから、痛くないよー」

阿南「麻酔するなら大丈夫か…!!!!!まって!先生!麻酔の注射針が痛い!!!麻酔の注射針用の麻酔をしてください!」

Dr.「ないよー。はい、切るねー」

阿南「いたくねーや。はは。麻酔最強」

Dr.「阿南さん、この切ったところから消毒液を入れて中を洗うからね」

阿南「お願いします(余裕)」

Dr.「看護師さん、準備を」

看護師さん スチャ

阿南「ぎゃーーーーー!!!い、痛い!!!!!!先生!針刺してません?消毒液めっちゃ痛いんすけど!!!!!」

Dr.「うん。痛いよねー。皮膚の中を洗ってるからねー」

~5分後~

阿南「・・・・・・・・・」

Dr.「はい、終わったよ。お疲れ様。これから少しの間、家でも毎日中を洗ってね」

阿南「はい。(絶対しないやろうな)」

この病院は線路沿いにあり、消毒途中、だったんだったんと汽車が走っていく音がしました。
薄れゆく意識の中で、全開の窓越しに乗客と目が合った気がしました。
阿南の生き様(おしり)しっかり見てもらえたかな。

時に消毒液は、凶器となることも学びました。
自宅でもきちんと凶器(消毒液)を使用し悲鳴を上げながら頑張って、中にガーゼなどを詰める作業などもきちんと一人で毎日行いました!

そして、完治!!!!

かと、思いきや、その3か月後くらいに再発。
再度、肛門から徒歩五分のところに素敵なモニュメントが出来ました。

①に戻る。

2回目の戦いが終わったとき、私にはすごく気になっていることがありました。
こんなに痛くて、私を苦しめる病気は何て名前なん?ということ。

阿南「先生、病名を教えてください」

Dr.「おでき」

阿南「かっこわる」

実は、2021/10/20現在、Odekiが肛門の2ブロック先で6年ぶり3度目の出場を控えてウォーミングアップを始めております。
いま、わたしは恐怖に震えております。

続報をお待ちください。

※ちなみに、Odekiは、長く座っている人にできやすいようです。
お尻が汚いからできるわけではない(願望)

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