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モンテディオ山形SDGsコーナー体験記 vol.7 5月30日 vs SC相模原

フロアホッケーは簡単で「はまる」

今回のユニバーサルスポーツコーナーは、スペシャルオリンピックス冬季競技の一つであるフロアホッケー。
(特定非営利活動法人日本フロアホッケー連盟 公式サイト:http://w2.avis.ne.jp/~fhjapan/

そもそも、スペシャルオリンピックスって?パラリンピックとどう違うの?
毎回、次から次へと"?"マークが出てくるのも、この体験コーナーの特徴かもしれません。
(スペシャルオリンピックス日本 公式サイト:https://www.son.or.jp/
詳しいことを知ることも大切ですが、まずはやってみること、感じてみることから始めると気軽にいろんなことを体験できるような気がします。

もともとは知的障害のある方たちが楽しめるスポーツを作ろうということでできたようですが、いわゆる健常者・一般の人たちがやっても十分面白いし、結構奥が深い。
ボランティア参加で来られていたインストラクターの方は、元アイスホッケーの選手だったそうで、引退後この競技に出会って嵌ったと言っていました。

ドーナツ型の輪っかの穴にスティックを入れて、ドリブルしたりパスしたり、ルールも簡単ですから誰でも始められます。
この気軽な感じと、いったんやり始めると結構嵌って奥深さがわかるということが、
「障がいのある人もない人も、年齢に関わらず、みんなで楽しめる」ということの根っこにあるような気がします。
誰がやっても面白い、だからみんなで一緒にやろうよ!!そう声を大にして言いたい気持ちになりました。

山形県はフロアホッケーが盛んな地域だとのことでした。全国に先駆けて山形県フロアホッケー協会が設立されたそうです。(協会ホームページ:http://www.yamagata-fh.com/
事務局長の武田さんがメディアのインタビューを受けておられるのを横で聞かせてもらいました。

「障がいのある人と、ない人が一緒になってスポーツを楽しんでいる姿とかを見ると本当に心温まる。もっともっと、この競技を知ってもらいたいし、みんなで一緒に楽しみあえるような社会になって欲しい」という言葉に心の底から共感しました。(協会サイトのメッセージは心震えるものがあります)

私は、機会があるたびに、お話ししていることがあります。
「パラリンピックを見て、障がい者の素晴らしいパフォーマンスに拍手を送る、応援するだけでは何か不十分な気がする。そもそも、障がいのある方であそこまでスポーツに打ち込める環境の整っている人は本当にごくわずかしかいない。大半の人は、普通にスポーツをすることすらかなわないような環境にいたりする。だから、どんなスポーツでもいい、たわいのない遊びのようなものでもいい。『みんなで一緒にやる機会や場の創出をしていきたい』。それがユニバーサルスポーツ体験コーナーを始めた動機です。」

パラリンピック、スペシャルオリンピックスなどに採択されている競技・スポーツを普及させようと努力している方々に対して本当に頭が下がります。体験の機会を増やすこと、そして、この動きがJリーグの他クラブにも広がって、どこのスタジアムに行っても「いろんなパラスポーツ体験できる。いつも、障がいのある方・無い方が一緒になって楽しんでいる光景がある」、そんな社会に変化していくきっかけになりたいと思っています。

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企業はSDGsアクションのキープレーヤーであり、宝箱である!

一方、SDGsコーナーは少し閑散としていたかもしれません。
サンプル商品の配布や、ワークショップなどが一段落したからでしょう。
人々に興味関心を持ってもらうための工夫が必要だと感じました。
(毎回チェックしている「交流人数(258人)・比率(10.9%)」も低下していました。)

個人的には、SDGsを楽しく・自然に・身近に感じることができるようなワークショップが定期化されたらいいなと思っています。
科学的な実験や、自然や天体観測もあるかもしれませんし、ゲームやプログラミングなどをテーマにしてやることもできるでしょう。

今の時代、企業の事業活動は全てSDGsに紐づいているといっていいと思います。
つまり、「SDGsが大事なことはわかっているんだけど、何から始めていいかわからない」ということは、そもそもSDGsの本質がわかっていないということに等しいのです。

例えばメーカー。
どんなものを作っているにせよ、その材料が何で、その材料がどこからきて、どの硫黄に作られ、作られたものはどのようにごみになって、そのゴミはどのように処理されて・・・・
物事は全てつながっているのです。このプロセスを子供にもわかるよう説明する、それだけでもきっと企業としての多くの気づきがあるでしょう。
企業には知恵やネタが宝物のように眠っているといっても過言ではないでしょう。
その宝の箱を開けて、子供も大人もみんな一緒になって、科学したり・調べたり・体験したり・・・・・それこそSDGsの第一歩になるはずです。
ぜひ、この場作りの仲間になって欲しいと思います。

実は私、今この体験記をスタジアムのある公園のベンチで書いています。
オフィスから出て、太陽の下で自然の木に囲まれて原稿書くのもとても気持ちいいものです。これが、子供たち相手のワークショップや、体を動かすことだったらもっと気持ちいことだと思います。

次週の体験が楽しみになってきました。

モンテディオ山形
営業部 神村昌志

●SDGsパートナー

株式会社エコスタイル
株式会社Kanatta
株式会社チェンジ・ザ・ワールド
豊島株式会社
株式会社ポチくる
株式会社笑子
イーレックス株式会社
株式会社ミズサワセミコンダクタ

●ユニバーサルスポーツパートナー

株式会社庄内クリエート工業
                        

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