見出し画像

モンテディオ山形SDGsコーナー体験記 vol.5 5月5日 vs ヴァンフォーレ甲府

SDGsネイティブの子どもたち

こどもの日に開催される試合ということで、スタジアム全体で数多くの「子ども向け・家族づれイベント」が実施されました。
ジャグリング体験&教室、ミニSL乗車などは大人気で長蛇の列ができるほどでした。
この種の催しがあると、子どもたちの関心が一気にそちらに行ってしまい、SDGs体験などの地味なコーナーには人が集まらないのではないかと、不安に思っていましたが、現実はさにあらず、なんとついに1,000人近い人が集まりました。(実数980人)総来場者数比も初めて20%の大台を超えることができました。
正直ほっとする反面、驚きでもありました。

「子どもたちは学校でSDGsを習っている」
初回のアンケート調査でも明らかになっていましたが、今は小学校から高校まで、そのほとんどでSDGsに関する授業があるようです。先生たちが工夫をされていろんな体験や実習を子どもたちにさせていると聞いています。この時代に育った彼らはまさに「SDGsネイティブ」と呼ばれるような世代となって、数年後に社会人となり活躍していきます。難しく考えない、「自分ごと」としてSDGsをとらえている世代です。

大人の我々がしっかりしなくてはいけませんね。(自戒を込めて)

Viber_画像_2021-05-10_10-44-16

パートナー企業主催のワークショップ「世界でひとつのソーラーフードドライヤーを作ろう。親子で作って体験!SDGsワークショップ」


SDGsパートナーになっていただいている株式会社チェンジ・ザ・ワールド様
によるワークショップが開催されました。

パートナー企業のオリジナル製品「ソーラーフードドライヤー」というソーラーパネルで発電した電気で扇風機が回り、効率的に乾燥食品が作れるというダンボール製の食品乾燥機を親子で組立てるというワークショップです。
組み立て後は、参加者の皆様が自由に絵を描き、世界で一つだけのソーラーフードドライヤーを作ることができます。

太陽光発電の仕組みや、SDGsについて学びながら、子どもたち・そのご両親も楽しそうに、そして興味深そうにワークをされている姿が印象的でした。

企業と子どもがつながる瞬間であり、企業の商業活動がSDGsとつながる瞬間でもありました。そして、そのつながりを創出していくのが私たちモンテディオ山形であり、そこに集うファン・サポーターのみなさんなのだと実感した瞬間でもありました。

これからも、いろいろな企業がそれぞれ独自の観点・アプローチで自社の事業の特徴をSDGsに関連させながら多くの人にお披露目できる場面ができたらよいなと思います。

Viber_画像_2021-05-10_10-50-01

「こんなことやれませんか!」というご提案を頂けるようになりました


モンテディオ山形でこの活動を企画し始めて半年、スタジアム実施をして1か月半(6回)、まだ緒に就いたばかりのプロジェクトですが、ありがたいことに「この場所使ってこんなことできるんじゃないですか?」と大学教授の方からアドバイスをいただきました。
また、視覚障がい者のサポートをしているNPO団体の方より、「ここで、こんなことやらせてもらえませんか?」と言って頂けるようになってきました。もちろん大歓迎です。すべて「やること前提」でお話を進めさせていただきます。

さらには、企業向けの「SDGsパートナー枠」も完売まであと一枠となりました。

社会貢献活動/SDGs活動に取り組む様々な企業・NPO・個人を結びつけ、その活動をできるだけ多くの人に知ってもらう。私たちモンテディオ山形はそのためのプラットフォームになっていく。

Viber_画像_2021-05-10_10-44-06

この趣旨でスタートしたものが徐々に形になりつつあります。
これから更なる工夫を加え、充実した「SDGs体験=自分ごとへのきっかけ」を創出していきたいと思います。

① 企業向け「SDGsパートナー」枠を増設します。
(詳細を近日中に発表いたします)

② SDGs体験ワークショップを常時開催できる体制を作ります
例えば:
・公園内の木々が一日にどれだけの二酸化炭素を吸収するか?を体系的に
学び、感じワーク
・公園内に出るゴミの量を測定し、それを減らす方法を考えるワーク
・無農薬での食物栽培、棚田での田植えや稲刈り体験
など子どもから大人まで楽しめる機会を創出していきます。

③ 視覚に障がいのある方々との交流イベント(ワークショップ)始めます
・公園内ウォーキング
(伴走し、情景・光景を言葉で伝える。アイマスクをし自らが見えない状態で公園を歩いてみる)
・キッチンカーで買い物して、一緒にランチ会
(アイマスクして、自分の食べたいもの買いに行く!!ちゃんと欲しいもの
 買えるかな?)
・一緒にサッカー観てみよう
(目が見える見えない関係なくサッカーを楽しむ環境をどうやったら作れるだろう?を実体験してみます)

私たちはこの輪をもっと広げたいと思っています。山形県内に限るつもりもありませんし、障がいの種類を限定するつもりもありません。
私たちはスポーツの力を使って、何か役に立てることを微力ですが探したいと思っています。多くの方々に応援されるスポーツチームだからこそ、多くの人を応援する使命と責任があると思っています。
そして、これがJリーグのすべてのスタジアムで行われるようなる日が来たらいいなと心から願っています。

モンテディオ山形
営業部 神村昌志

●SDGsパートナー

株式会社エコスタイル
株式会社Kanatta
株式会社チェンジ・ザ・ワールド
豊島株式会社
株式会社ポチくる
株式会社笑子
イーレックス株式会社
株式会社ミズサワセミコンダクタ

●ユニバーサルスポーツパートナー

株式会社庄内クリエート工業
                        

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!