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「周りの友達がゲームをしている時もずっとボールを蹴っていた」山形のバンディエラが語った夢を実現するために大切なこととは~山形市立大郷小学校~

6月20日(火)に夢クラスで山形市内の大郷小学校に山田拓巳選手と田中渉選手が訪問をしました。

モンテディオ山形『夢クラス』とは

モンテディオ山形『夢クラス』は今年で19年目を迎えます。総合的な学習の単元における、授業へのフォローアップとして、選手がゲストティーチャーになり、これまで山形県内各地7,500名以上の小学生と「夢」をテーマにした授業を行ってきました。
Jリーガーになる夢を叶えたモンテディオ山形の選手たちが、ホームタウンである山形の子どもたちと「夢」について語り合い、自分の体験を交えながらアドバイスします。子どもたちの夢に耳を傾けたり、レクレーションを通じて思いっきり笑い合ったりすることで、「夢」を持つことの素晴らしさや、「努力」することの大切さを培っていく、素敵な授業です。

また、日新製薬株式会社様のご協賛によりこの取り組みは行われています。

今回、大郷小学校では全校生徒が体育館に集まり、夢クラスの実施となりました。

夢クラス開始!!!!

体育館に集まった約180名の児童が、拍手で温かく迎え入れてくれました。中には、ユニフォーム姿の選手を目の前に歓声をあげる児童もいました。

自己紹介する山田選手

まずは選手の自己紹介からスタート!
夢クラスベテランの山田選手は、「僕のこと今日はヤマって呼んでください」と、会場からは「ヤマ!ヤマ!」と山田選手を呼ぶ声が。

夢クラス初参加の田中選手は、緊張しながらも山田選手にヒントをもらい「わたるって呼んでください」と自己紹介をしてスタート。

自己紹介する田中選手

楽しくレクリエーションスタート!!!!

まずは、お絵描き対決!!
サッカーが上手な2人は絵も上手なのか?!ということで、児童にはお題は内緒で、選手2人が描いた絵を当てるというゲームを行いました。

1つ目のお題に対して、ペンをスルスル動かし描いていく2人。

正解発表のときには、体育館中から『ドラえもん』と大きな声で当ててくれました。

2つ目のお題は少し難しかったのかも。なかなかペンが動かない2人、苦笑いで描いていき、30秒が終了。児童はどんな絵が描かれているのか、ドキドキ・ワクワク。

まずは、山田選手から!児童からは「うさぎ!!くま!!」と動物の名前が聞こえて来ました。次に田中選手が絵を見せると、余計にわからなくなったのか、何も言わない児童。

答えは、『ミッキーマウスです!』と田中選手が答えを言うと、首をかしげたり、笑って「ぜんぜん違う~」という児童もいて、体育館が和やかな雰囲気になっていきました。

答えを元気よく掲げる山田選手

リフティング披露!!!!

リフティングが得意な田中選手が、児童のリクエストでリフティングを披露しました。

田中選手は何回リフティングができますか?という問いに対して「数えられないです、1000回くらいはできます」と答えると、「えーーー」「嘘だーー」と田中選手を疑う声が。

実際にリフティングを披露!!

足だけではなく、肩や頭を使うと、「すげぇ~」と前のめりに田中選手を見る児童の姿がありました。

得意なリフティングを披露!

児童の夢発表

児童は、それぞれ夢を描いたシートを掲げ、選手たちに夢の発表をしました。

サッカー選手になりたい、大工さんになりたい、画家になりたいと大勢の前で夢を発表してくれました。自分の夢をみんなの前で発表することは簡単ではありません。中には1年生の児童が発表をしてくれました。

それぞれの夢

選手から児童へ ~今までの自分、これからの自分~

<山田選手>
みんなと同じくらいの小学生の頃からの話をするねと、今までを振り返ってくれました。
正直自分はサッカーが上手いと思っていたし、プロになりたいと思って練習もしていた。
周りの友達がゲームをしている、遊んでいる時もずっとボールを蹴っていたそう。
高校に入学してから、上手く行かないことのほうが多かった。プロになりたいという強い気持ちで毎日練習に取り組みました。

山田選手はプロになってからでも、悔しい思い、恥ずかしい思いもたくさんしてきた。その中で大切だと思ったことは、どんな小さなことでも「続ける」ということだと児童に語りかけていました。なにか小さなこと1つでも良いから続けることが大切で、それが1ヶ月、半年、1年経ったときに、成長がやっと見れる。だからこそ、小学生のみなさんにはたくさんトライして、失敗して、何か夢中になれるものを見つけて続けて欲しいとメッセージを送っていました。

<田中選手>
僕は、昔からサッカーが好きでずっとボールを蹴っていました。プロサッカー選手になりたかったので、どんな時も練習をしていたし、日々真剣に取り組んでいました。

でも、上手く行かないこともありました。Bチームに落とされたり、試合に出れない時期もあり落ち込むこともあります。でもそのときにどう行動するかがすごく大事だと思います。

出れないから、落ちたからと言ってサッカーから逃げて違うことに力を注いでしまうのではなく、しっかりと向き合い、出れないからこそやることはしっかりとやらないといけないと思います。どんな状況でもやることをきちんとしていれば、それは必ず成果につながるということを伝えていました。

選手が話している時、真剣に見つめている児童の姿が印象的でした。

真剣なまなざしで聞き入る様子

質問タイム!!!!

児童からは両選手に様々な質問がとんで来ました。

サッカーの技術に関する質問や、好きな食べ物、スパイクは何を基準に決めていますかといった質問に対して、大人な話をすると~ということで、スポンサーの仕組みなどについても話す場面がありました。

あっという間に楽しい時間は終了…

帰り道は、児童全員が花道を作ってくれました。

ハイタッチをして、帰る選手たちに「ヤマ!ありがとう!」「わたるくん!」と最後は児童から声をかけ、話す姿もありました。 

選手コメント

<山田選手>
子どもたちと楽しい時間が過ごせて僕も楽しかったです!
元気な子どもたちの姿を見て、パワーを貰いました。
みんなの夢や目標を陰ながら応援したいと思います!!

<田中選手>
非常に暑い中での夢クラスでしたが、みんなが真剣に聞いてくれて良かったです。
こうして子どもと関わる機会があまりないので、夢クラスで小学生と話すことができて良かったです。そして、めちゃくちゃ可愛かったです(笑)

最後に

ご協力いただきました、大郷小学校の職員の方、児童の皆さんありがとうございました!

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