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雑談3

今回は電車バスなどの交通機関にある優先席について考えてみました。
私は以前から優先席の仕組みが上手く機能していないと思っています。優先席は交通弱者(高齢者、障害者、妊婦など)が優先的に使用できる席です。交通弱者が座りたいかどうかは関係なく空席のままであったり、また交通弱者が座りたいのに使用できないことがあります。

交通弱者の状況を常識やマナーを考えて一緒に想像してみましょう。
あなたは松葉杖を着いて電車に乗っているとします。腰と足を骨折していて立ったり座ったりすると腰に痛みがあります。足はギプスが見えていますが、腰のコルセットは服で隠れています。
周りや優先席に座っていた乗客はあなたを優先席に優しく座らせようとしてくれます。でもあなたは腰に痛みがあるので座りたくないです。

なぜこの様な状況になるかは優先席に座るかどうかを周りの乗客が決めているからです。空席も同じ理由で空けていなければならないと思い込んでいると思います。
内部障害者は見た目に分からないので優先席に座るのを躊躇することも多いです。

逆に交通弱者が座りたいと意思表示ができるとしたらとうでしょうか。
バスの降車ボタンのようなものを優先席の前に付けて、押したら光るなどの仕組みがあり交通弱者の意思表示ができるなど。

例え話なので私の提案は無理がある部分は多いですが、重要なポイントは交通弱者の意思表示です。

優先席とは交通弱者に席を譲ることをお願いしているだけです。けれどマナーとして交通弱者以外が座らないで席を空けておくのが現状です。そのせいで交通弱者は優先席に座っている人が、別の交通弱者なのか健康な人なのかどうか判断がつかないので無理して立っていることもあります。基本的に誰でも座って良くて、交通弱者が意思表示したら席を譲る仕組みならこの問題は解決できます。

負のスパイラルになっているのは悲しいです。常識やマナーという目に見えないもののせいで、目に見えない苦悩を感じている交通弱者も多いと思います。

新しい常識やマナーをつくるのは難しいですが、世の中が少しでも良くなることを願っています。

ここまで読んでいただきありがとうございました。不定期で更新するのでよろしくお願いします。

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