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フランスの郵便物、筆者の荷物はカメルーンに!?

フランス生活で誰しもが一度は郵便局に行くだろう。
筆者も日本から仕事で必要な書類を送って貰う為に郵便局を利用した事がある。

書類は家の近所のLa posteに届いていた。
La posteとは郵便局の事だ。
そこに荷物を受け取りに行った。
だが、ここには荷物はないから○○というLa posteに行ってくれと言われた。
仕方なくそちらのLa posteに向かうとここには荷物はない。筆者が初めに行ったLa posteにあると言われた。

「なんでそんな事なんねん」

と思っていたがまた初めのLa posteに向かった。
そしてここにあると言われた。と言うがやはり無い。
だがその女性の職員さんは昔日本に行った時に親切にしてもらったからと言ってパリの色んなLa posteに電話してくれて調べてくれた。
本当に良い人だと思い胸が熱くなっていると少し顔を青ざめた彼女が筆者にひと言、

「筆者さんの荷物はカメルーンに行っています...」

カメルーン?
アフリカにある国でサッカー選手のエトオとエムボマの出身国であるという事以外無知な筆者にとって何も分からない国だ。

-日本からフランスに送った郵便物がカメルーンに行く-

そんな言葉はこの世に存在しないと思っていた。
だが現実に起きているのだ。
この時点で東京のお嬢様なら金持ちのお父さんに連絡して戦闘ヘリで家の上空まで直輸送をしてもらうべきだ。

いつの間にか筆者の周りには職員さんが沢山集まっていたので項垂れている筆者を見て奥から店長らしき人がやってきた。
事情を説明すると、その方が再度調べてくれた。

するとなんと筆者の荷物はそこのデスクの目の前の引き出しに入っていた。
そうお姉さんは番号を初めから全て間違っていたのだ。


お姉さんは顔を真っ赤にして俺に謝ってきた。

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