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#129 RIZIN.44 裏話

RIZIN.44(2023年9月24日、さいたまスーパーアリーナ)の裏話を集めたnoteです。

RIZIN.44から過日経ち、大会前後のいろいろな話が漏れ伝わってきましたので、まとめてみました。


低調な来場者数

RIZIN.44の来場者数は11,681人(主催者発表)。
新型コロナウイルス感染症におけるイベントの開催制限が緩和された2022年9月以降にさいたまスーパーアリーナで開催された大会では最少の来場者数です。

マニアックな試合が多く、豪華だった前大会の超RIZIN.2(7月30日)の反動も影響したのか、33万円のVVIP席以外は前売りで完売せず、ここ最近の好調から一転し、低調な来場者数となっています。

超RIZIN / RIZIN.38 23,105人 2022年9月25日
 フロイド・メイウェザーvs.朝倉未来 / 堀口恭司vs.金太郎
RIZIN.40 23,661人 2022年12月31日
 ホベルト・サトシ・ソウザvs.AJ・マッキー
超RIZIN.2 24,264人 2023年7月30日
 朝倉未来vs.ヴガール・ケラモフ
RIZIN.44 11,681人 2023年9月24日
 クレベル・コイケvs.金原正徳

さいたまスーパーアリーナの来場者数推移
(下段はメインカード)

大会ポスター意匠

ティザー(公開前のメディア作品などを宣伝するときによく使われる広告手法)で作成されたRIZIN.44とRIZIN LANDMARK 5のカラスバージョンのポスターは「悪の経典/貴志祐介」の装丁からインスパイアされたデザインです。

ビッグサプライズ答え合わせ

RIZIN.44直前番組「スペシャル座談会」で榊原信行RIZIN CEOが「ビビってたじろぐ」「腰抜かす」とビッグサプライズを示唆していた内容が大会中に判明しました。

サプライズ1 井上直樹、欠場
太田忍と対戦予定だった井上直樹が、右顎下腺唾石症(みぎがくかせんだせきしょう)を発症したため、ドクターストップにより欠場となり、代わって佐藤将光が太田忍の対戦相手となることも併せて発表されました。

井上直樹は自身のYouTubeチャンネル「なおきっきちゃんねる」で公表された右顎下腺唾石症以外にも蜂窩織炎(ほうかしきえん)、ぎっくり腰も患っていて、コンディションを整えることが困難であることから、欠場に至ったと説明しています。

サプライズ2 公開オファー
RIZIN LANDMARK 6のカード編成について、メインカード(vs.太田忍)が消滅するなど「RIZINの8年間で一番困っている」と告白。客席の朝倉海をリングに上げると、その場で対戦相手に生電話し、出場を直談判。
電話の相手は皇治。朝倉海を相手にMMA(総合格闘技)デビューのオファーを出し、「来週、出てくれるかな?」と振ると、皇治も「いいととも!」と答えたものの、ルールや契約体重など詳細は決まっておらず、どうなることやら。

RIZINガール2023 初お披露目


8月末で契約期間を満了したRIZINガール2022が卒業して、応募総数約500人から勝ち残ったRIZINガール2023の13人が初お披露目されました。

最終オーディションでは、今回からボーカル、ダンス技能も試され、“歌って踊れる”ことに重点が置かれたことが影響したのか、前年までのメンバー13人のうち、継続で採用されたのはショークラブ・バーレスク東京でダンサーとしても活躍しているCOCO 1人だけ。

人気・知名度のあったあきぴや澤田実架(さわちょ)は3次試験まで通過するも、最終オーディションで落選。落選を悲しむ選手・ファンの声が、スポーツ誌や格闘技専門サイトで取り上げられていました。

ラウンドガールが本気でパフォーマンスを披露するという世界初、前代未聞のチャレンジがスタートし、今後の活躍やいかに。

あとがき

RIZIN.44終了後、ネット上での声を見ていると、格闘技マニアほど満足度が高く、にわかファンほど満足度が低い両極端な傾向が見受けられました。

井上直樹の代打として佐藤将光がRIZIN LANDMARK 6に参戦することが発表された時がまさに顕著で、格闘技マニアは「大物参戦」と歓喜している一方、にわかファンは「誰?」と反応しているさまがまさしくそうでした。

格闘技マニア寄りでもにわかファン寄りでも興行成り立たないので、その塩梅はむずかしいですね。

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