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#102 RIZIN.41 裏話

RIZIN.41の裏話を集めたnoteです。

4月、5月の対戦カードが豪華すぎて、冗談で「RIZIN最終回説」が囁かれるRIZINの8年目のシーズンが開幕しました。

RIZIN.41から過日経ち、いろいろな話が漏れ伝わってきましたので、まとめてみました。

入場者数

RIZIN.41の入場者数は9,987人(主催者発表)。
4つの券種のうちS、A席は前売りで完売。VIP、SRS席のみ当日券が発売されましたが、 RIZINの大阪興行としては歴代1位の入場者数を記録しました。

RIZIN.19 2019年10月12日
エディオンアリーナ大阪
イリー・プロハースカvs.ファビオ・マルドナド
5,098人

RIZIN.25 2020年11月21日
大阪城ホール
朝倉未来vs.斎藤裕
5,487人

RIZIN.29 2021年6月27日
丸善インテックアリーナ大阪
皇治vs.白鳥大珠
4,796人

RIZIN.34 2022年3月20日
丸善インテックアリーナ大阪
弥益ドミネーター聡志vs.萩原京平
8,002人

RIZIN.41 2023年4月1日
丸善インテックアリーナ大阪
皇治vs.芦澤竜誠
9,987人

大阪大会の来場者数

皇治vs.芦澤竜誠、ルール問題

近年、右膝靭帯負傷の影響でキックボクシングルールでの試合から遠ざかっていた皇治。

昨年大晦日に芦澤竜誠との試合が発表された際にもルールには言及されませんでした。当初、ボクシングルールでの試合も模索されていたようですが、皇治サイドが譲歩すると踏んで、MMAルールでの試合をふっかけた結果、芦澤竜誠サイドの思惑どおり、キックボクシングルールでの試合となりました。

芦澤竜誠のファイトショーツ

芦澤竜誠はUFCのロゴが入ったヴェノム製のファイトショーツを使用して皇治戦に臨んでいました。

RIZINのリングに上がるのに他団体のロゴがプリントされたファイトショーツを使用するのはいかがと思いますが、大阪入りする前日に、東京・新宿の格闘技ショップで購入したとのこと。

UFCのファイトショーツを選んだのは本人曰く「マッサージ行った後に、イサミに行って買ったッス。1万円でした。俺、いずれはUFCに行きたいと思ってるんで。リスペクトを込めてアピールです。」とそれなりの理由があったようです。

RIZINリング、マイナーチェンジ

今回のリングから大幅な改善マイナーチェンジが施されて、コーナーポストも綺麗に塗り直されていたようですが、前回との違いが全く伝わらずじまいでした。

ほとんどの興行用リングが高さ90cmで組まれているのに対して、RIZINのリングはグラウンドの攻防が見易いように80cmの高さで組まれています。

ちなみに、ボクシングのリングの高さは122cm以内と日本ボクシングコミッションルールで定められています。

日本ボクシングコミッションルール
第5章第1節リング第86条(リング)1⑦
リングの高さは、建物の床または地面より4フィート(1.22メー トル)以内とすること。

ケラモフ、マメドフのリカバリー飯

過酷な減量を強いられる選手たちですが、計量をクリアした後いかに体力を回復させるかが、勝敗をわける一要因といっても過言ではないでしょう。

リカバリー飯として鰻やスッポンといった滋養強壮豊富な食材を選ぶ選手が多い中、ウガール・ケラモフとメイマン・マメドフはリカバリー飯として、毎回寿司を食べて英気を養っています。

減量で弱っている身体に生もを食べて食当たりを起こさないのか心配ですが、両者とも快勝だったことを考えると、海外で勝つためには細かいことを気せず、普段どおりに振る舞うのが重要なのかも知れません。

ちなみに、試合後他の選手たちが食い倒れの街に繰り出す中、祝い飯はホテルでのデリバリーピザでした。

毎回来日した際には寿司やピザを食べていて、お気に入りのようです。

寒天マンからのお花

皇治プロデュース「NARIAGARI」の旗揚げ大会で、格闘技人生最高額の100万円を手にして、見事に成り上がった寒天マンから律儀に皇治へお祝いのお花が送られていました。

金太郎、イップス⁉︎

真贋は不明ですが、金太郎がイップスを患っていて、打開策を伺う画像がSNSに流出しました。

イップス
様々なスポーツ(メンタルが重要なもの)で、思い通りのプレーがどうしてもできず、症状として表れてしまうこと。
イップス(イップス症状)は心の葛藤(意識、無意識)により、筋肉や神経細胞、脳細胞にまで影響を及ぼす心理的症状で、スポーツの集中すべき場面で、プレッシャーにより極度に緊張を生じ、無意識に筋肉の硬化を起こし、思い通りのパフォーマンスを発揮できない症状をいいます。

出典:日本イップス協会


この件について金太郎本人は「試合の1週間前に左拳を剥離骨折して、試合中にもまた痛めてました。それで手数を絞ってタイミングを待つ形になってしまった。」とイップスを完全否定しています。

今回の敗戦で4連敗。
勝っても負けてもファンが熱狂する試合を信条とする選手ですが、厳しい現実が突きつけられている状況です。しかも近年は故障がちで、本来のファイトスタイルが影を潜めていて、苦境に立たされています。

萩原京平の決断

RIZIN.41のMVPに値する活躍をみせた萩原京平。

1年勝ち星がなく目下3連敗中で、地元大阪での試合ということもあり、RIZINから複数提示された対戦相手から復帰の足掛かりとなる対戦相手を選んでもよかったものの、本人の決断は相性最悪のカイル・アグォン。

打撃では部があるとはいえ、陣営全員の反対を押し切り、最悪の相性の相手を指名しました。

弱点のフィジカル面の強化のため、大阪と東京を行き来して、魔裟斗や内山高志ら数多くのアスリートを指導してきた土居進フィジカルトレーナーに師事。そして、もう一つの弱点であるレスリング力強化のため、近畿大学レスリング部に出稽古に行くなど、特訓の成果が存分に見受けられた試合でした。

特訓の成果を感じ勝算があったのかも知れませんが、簡単にできる決断ではなく、苦手な相手に真正面から立ち向かう姿こそ、ファンが萩原京平を支持する最大の要因ではないでしょうか。

あとがき

RIZIN.41の開催日は4月1日エイプリルフール。
開催ナンバー41と4月1日の語呂合わせで開催日を決めたとか、違うとか。

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