#51 RIZIN.37 現地観戦記
5年ぶりの開催となったスーパーアトム級トーナメントをメインに行われたRIZIN.37。
白川陸斗のケガ(左腕の上腕二頭筋腱断裂)、佐々木憂流迦と三浦孝太が新型コロナウイルスに感染と欠場者が相次いだ大会でした。
試合の感想などは選手などたくさんの方々がYouTube、Twitterなどで個々の意見・見解を発信されていますので、それら以外として、現地観戦記を書いていきたいと思います。
ストリートピアノ
試合会場のさいたまスーパーアリーナの最寄駅・さいたま新都心駅を降り、会場へ向かっていたところ、なにやら聞き覚えのあるメロディーが。
何の曲か聞き耳を立てみると、朝倉未来が入場曲として使用している「Battle Scars」でした。
RIZINが開催されることもあり、駅側が来場者の気分高揚のために流しているのかと思いましたが、目前にストリートピアノがあり、そこで演奏されている女性がいました。
「Battle Scars」以外にも朝倉海が入場曲として使用している「Forever Young」も演奏されていて、会場入りする前からテンションがあがりました。
来場者数
11時30分頃、さいたまスーパーアリーナに着くと、まず閑散具合に驚きました。
ここ最近のRIZINであれば、グッズ売場に長蛇の列ができていて、とても並ぶ気が起きず、グッズの購入を諦めるほどの盛況ぶりだったのが、列はおろかほとんど人がいません。
10時からグッズ販売が開始し、開店前に30人程度は並んでいたようですが、私が行ったころにはファンよりも店員のほうが多い有様。
DREAM末期の終焉感を思い出しました。
RIZIN.37の来場者数は11,166人で、平成最後のやれんのか!、新型コロナウイルスよるイベントの開催制限(人数上限・収容率等)期を除けば、さいたまスーパーアリーナの最少来場者数を更新しています。
観客
RIZIN.37はスーパーアトム級トーナメントをメインに行われ、メインが伊澤星花vs.ラーラ・フォントーラ、セミに浜崎朱加vs.ジェシカ・アギラーの試合が組まれていました。
その2試合が行われる直前に不可解な出来事が起こります。
直前の試合が終わるや否や、多くの観客が席を立ち続々と会場の外へと向い始めます。
トイレや飲食物を買いに行くにしては人が多すぎ、休憩時間でもないので、不思議に思っていたら、その観客たちはメイン、セミという大会が一番盛り上がるであろう試合前に帰宅の途に着いたのです。
遠方から試合を観に来ていて終電の都合上、泣く泣く帰宅した人もいたとは思いますが、ここまで女子の試合に興味がない人が多いとは思いもよりませんでした。
トーナメントを勝ち残った4選手には、試合を観ずに帰宅した人たちを後悔させるような準決勝、決勝戦を期待せずにはいられません。
ヤジ
今回、試合中に選手を揶揄するような不快なヤジを飛ばし続ける人がいました。
そのヤジは聞くに耐えず、周りの観客を不快な思いにさせ、観戦に集中力を欠かせるようなヤジでした。
ヤジの目的は何だったのか?
観戦仲間・周囲への自己アピール? 面白発言への同調?
挙句の果て、(新型コロナウイルス感染防止の意味合いもあり)注意した警備員に暴行(追い払う程度)を加え、警察が出動する騒ぎへと発展していました。
さいたまスーパーアリーナは県有施設であり、警察沙汰となるようなイベントには貸し出しを断る最悪の事態も考えられます。
スポーツ観戦において、ヤジはあってもいいとは思いますが、それは選手の奮起を促すもの、不甲斐ない戦いに終始した選手に奮闘を求めるものであってしかるべきであり、選手を尊厳をけなすような発言は慎むべきではないでしょうか。
あとがき
RIZIN次回大会は9月25日。
フロイド・メイウェザーvs.朝倉未来がさいたまスーパーアリーナで行われす。
発表されているカードは今のところこの1試合のみですが、その他に国内外に需要がある豪華カードが組まれそうな気配があります。
追加カードの発表が待ち遠しいですね。
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