相手の気になる口臭、指摘できますか?
お知らせ
林さんが書いた新しい小説が上梓されました。ぜひお読みください。
なぜ口臭が起きるのか?
いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。
僕、3才上の兄がいまして、東京で働いているので、たまにbar bossaにフラッと来店することがあるんですね。先日も早い時間に来店したところ、ちょっと口臭があったんです。兄は1杯目はビールを飲んだので、それで口臭が消えるといいなあと期待したのですが消えませんでした。2杯目は赤ワインを飲んだので、その渋みとかアルコールの濃さで消えるかなと思ったのですが、消えませんでした。
指摘しようかどうか悩みました。あなたならどうしますか。肉親です。そこまでは傷つかないはずです。でも滞在するのは1時間くらいだしなあ、その間僕が我慢すればいいことだし、とかぐるぐる悩みました。
ところでごくたまに、bar bossaでは隣に座る常連さんたちに「兄です」って紹介することがあるんですね。そんなとき、「林さんのお兄さん、口臭いなあ」って思われたくないなあ、という自分勝手な気持ちがよぎって、思い切って、「あの、口、ちょっと匂うよ」と伝えました。
兄はすごく驚いた表情を見せ、「気をつけてるつもりだったんだけどなあ。そうかあ」と悲しそうな表情になり、「いやあ。ありがとう。教えてくれてよかった」と言ってくれました。
僕、実は一番の悩みが、口が臭くなることなんですね。僕、元々唾液の量がすごく少ないんですね。日本人自体が他の民族よりも唾液が少ないってご存じですか? 日本人ってしっとりしたパンを好むそうなのですが、それって唾液が少なくてパサパサしたパンを好まないかららしいんです。わかります。僕、芋とか豆とかありとあらゆる水分が少ない食べ物が苦手なんです。それって唾液が少ないからなのだそうです。
そして、「口が臭くなる理由」っていろいろありますが、「唾液が少なくて口の中の雑菌が繁殖するから」というのが一番の原因なのだそうです。
あと、唾液って老化で少なくなっていくそうなんですね。年をとると唾液が少なくなって口が臭くなりがちなんです。赤ちゃんや子供の口って臭くないけど、お年寄りの口って臭いですよね。あれって歯磨きをしているしていないが理由ではなく、唾液が多い少ないが理由なんです。
口臭にはこんな対策が効く!
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