なぜおじさんは店員や女性にタメ口を利くのか
相手を見て態度を変える人たち
いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。
先日、『どうして男はそうなんだろうか会議』という本を読んでいたら、社会学者の澁谷知美さんが、タクシーで運転手さんにタメ口で話しかけられたら、「どうしてタメ口なんですか?」ってその場で聞くことにしている、という話が書いてありました。
相手を見て、「どちらまでですか?」って敬語で聞いたり、「どちらまで?」ってタメ口で聞いたりと、人によって変えるタクシー運転手がいるみたいなんですね。特に女性に対しては「どちらまで?」ってタメ口になってしまうタクシー運転手が多いらしく、「どうしてタメ口なんですか?」って聞くそうです。
これをですね、うちのお店でも言ってみたいなあってことがありまして。ほんと、最近の若い人たちはすごく丁寧で、みんな言葉遣いとか感じ良いのですが、40歳より上くらいから、たまに「店員にはタメ口」っていう人たちがいるんですね。
すごく慣れてきて、仲良くなってからの「林さん、これ美味しいよね」というタメ口は、こっちも親しみを感じて嬉しいんですね。
普通、日本語においては、初対面では敬語、敬語じゃないのは、相手が明らかに子どものような場合です。でも、相手が大人でも、属性によってタメ口に変える人たちってどうしてもいまして、それは相手が「女性」だったり「店員」だったりする場合なんです。まあ要するに、相手を「下」だと思っているから、初対面でもタメ口になるわけです。
これを僕がbar bossaで、「どうしてタメ口なんですか?」って聞くことによって、変えていけたら良いなあ、って、その本を読んでちょっと考えたわけです。
ブラジルで見たお手伝いさんへの態度の違い
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