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ふとした時に出てしまう「職業病」

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今回の「ワイグラスのむこう側」は、ついつい出てしまう「職業病」について考えます。接客をしていると、その人の仕事が垣間見えてしまうという林伸次さん。あなたにも職業病はありますか?

その人の仕事が表れるバーでの行動

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

バーでの営業中、お客さまに「お会計お願いします」って言われて、僕が「1万300円です」って伝票を見せたとしますよね。そしたら、「マスター、この300円なんとかならないですかね」って言う方がいるんですね。

「え、バーでそんなことを言う人がいるの?」って驚きますよね。もちろん僕も驚いてしまうのですが、想像ですが、すごくケチとか交渉するのが好きとかそういうのじゃなくて、いつも仕事でそういうことばっかり言ってるから、「ついつい言ってしまった」のではないかと思います。

仕入担当とかの人で、いますよね。相手が電卓をカチャカチャして、「もう勉強しまして、1002800円ですかねえ。これで精一杯です」って言ったら、「じゃあこの、2800円なんとかならないでしょうか」って言うのが仕事ってことがあるそうです。

もう毎日毎日、職場でそういうことばっかり言ってるから、バーのお会計を見て、酔いも回っているからついつい「この300円なんとかならない?」って言ってしまうんだと想像するわけです。

こんな感じで、お店に、色々と提案してしまう人がいます。パターンがふたつあるのですが、

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