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旦那に育休を取らせるためのマニュアル③〜キャリアのこと〜

前回までに①男性育休取得の心構え②お金の心配について書いた。

仕事をしている人が気になるのはキャリアだ。お金がなければ家族を養えない。そもそも企業に勤めていたら最低でも人生の1/3は仕事の時間だ。育休後も楽しく働きたい。だから、育休とキャリアは切っても切り離せないと思う。

今後のキャリア(仕事)が心配な人が育休がキャリアにプラスになる(かもしれない)ポイントを育休前、育休中、育休後に分けて整理してみた。

育休前:引き継ぎで自分の強み弱みを再発見

育休を取得する人は必ず仕事の引き継ぎが発生する。引き継ぎは大変だが、抱えている仕事の棚卸しや自分のスキルや強みを見直すことができる。私の場合は引き継ぎを通じて

・属人化していたスキルの一般化、仕組み化
・暗黙知・ノウハウの見える化
・漠然としたタスクの業務化
・自分の強み・弱みの再発見

ができた。育休=疑似退職のような気分だった。

毎日の業務では、「大事だけれど、緊急度の高くないこと」や「自分ができているから言語化、一般化していないこと」がたくさんある。それらを整理することができた。

「自分がいなくても会社やチームが回る(業績が上がる)にはどうしたらいいか」を考える機会になるので、育休が取れないくらい忙しい人ほど思い切って育休をとってみるのもいいかもしれない。

育休中①:実は勉強時間がたくさん作れる

育休中も以下の条件が揃うと結構な自由時間を取ることができる可能性がある。その条件は

条件1:なるべく長く育休をとる(半年〜)
条件2:ダブル育休を取る
条件3:子供の生活リズムを作る

だ。その自由な時間を使って「キャリアアップの勉強時間」を捻出することができる。

条件1(育休期間)について

生後3ヶ月くらいまでは3時間おきにミルクをあげる、いつ泣くかわからないなどで、あまり心も体も休まらない。親も初めてのことの連続でうまくいかないことも多く、ストレスの連続だ。そんな時にキャリアアップについて考えるのはしんどい。
6ヶ月以降ミルクの間隔がのびて、夜泣きが少なくなってくると自分の時間を確保できる可能性が高まる。
2ヶ月くらい育児を続けていると、なんとなく育児のやり方やコツも掴めてくるので時間も作りやすくなる。

条件2(ダブル育休)について

ダブル育休をとると夫婦ともに自分の時間を作りやすくなる。育児自体も格段に楽になる。なにせ馬力が2倍になるのだから。
ダブル育休をとった場合でもワンオペができるようになっていることをおすすめする。ワンオペができると夫婦で育児の日や時間を分担できる。そうなると自由時間がグッと増える。

私の場合は午前午後で育児を交代するなどして日中も2〜3時間くらい自由時間を捻出できた。

話はそれるが、ダブル育休するとワンオペや働きながら時短で子育てをしている家庭をリスペクトするようになる。みんな本当にすごい。

条件3(生活リズム)について

子供の生活リズムをうまく作ると自由時間が作りやすくなる。これは保育園を参考にした。保育園は毎日同じようなリズムで生活している。そうすることで子供も生活しやすい面があると思う。

例えば我が家は13~15時は昼寝の時間、19時30分には寝るとしているので、昼寝の時間や20時以降は自由時間になる。もちろん子供が夜に起きることも多々あるし、昼寝しながら親も寝てしまうことはあるが。

上記の結果、最終的には1日5~6時間の自由時間があった。資格の勉強や、自分のやりたかったこと(リラックスタイム)に時間が使えた。

もちろんそれぞれ子供によって違いがあるのでこの通りにいかない可能性もある。だから、勉強時間を取るために育休を取るのは本末転倒だが育休を(長く)取ると勉強時間が作れる(可能性が高い)と思う。

とはいえ、育児は思い通りにいかないことばかり。自分の勉強時間が確保できないからといって、逆にストレスをためたり、子供に何かを強要したりするくらいなら、自己研鑽は諦められる気楽さは必要だ。

育休中②:頭や耳を使う時間がたくさんある(手は使えない)

育児は確かに忙しいのだけれど、寝かしつけ後なんとなく動けない時やミルクをあげている時間、子供が抱っこで寝ている時間というのが1日の中に結構ある。手を動かすことはできないのだけれど、体はなんとなくフリーな時だ。特に、耳・目・片手がフリーなことが多い。

そんな時にgoogle nest, home pod, echodotなどは役に立った。スマホの音声認識もよく使った。

子供の寝かしつけちゅうもaudibleやpodcastを聞いたり(耳で勉強)、動画をみる(目で勉強)ことは可能だ。手や目が使えなくても頭は使える。「会社ってなんだろう」と考えたり、「今後のキャリアどうしよう」とか「どんな家族でありたいか」とかを考えることもできる。


育休中にもキャリアアップする機会があるとは行ったものの、3時間ごとのミルクはしんどいのでその時は勉強する余裕なんてなかったし、育児と自分の時間の優先順位が逆転しまうのは本末転倒だとは思う。ただ、もしかするとそういう時間も作れる可能性はあるのも確かだと思う。

育休後:追って更新予定

私はもうすぐ復帰だ。もしかしたら復帰したら仕事がないかもしれない…。けれど、育休中に勉強したことなどを復帰後に生かしてさらにいい仕事をしていきたい、しないといけない。

参考など-----------------------------------

生後3ヶ月の子供の様子

https://www.jp.pampers.com/newborn/development/article/3-month-old-baby

離乳食の進め方

https://community.wakodo.co.jp/community/babyfood/my1_1.html

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