コーヒーの町 チクマガルル
"チクマガルル "
インドに来てから何度も聞いた。呪文のような響きの地名。
コーヒーの町と聞いてから、チクマガルルに行ったらそこら中からコーヒーの香りがすると噂に聞いてから、必ず行こうと決めていた。
マディケリから、バスで4時間で行けるとのこと
(実際には14:30マディケリ発のバスに乗って、チクマガルルに着いたのは21:00だった。長かった)
マディケリで泊まった宿のオーナーにバス乗り場と時刻を聞き、コーヒーの森に別れを告げ "チクマガルル" へ向かった。
インドのバスは道がガタガタで手作り感溢れるバスも振動を吸収しやすいのか、とにかく揺れる。
そして山道の運転が結構スピードを出すのでカーブの度に自分も圧がかかる
タイで買ったよく効く酔い止めがあと一錠残ってたことに、心を撫で下ろしすぐに飲んだ
クーラーはもちろんなく、人でぎゅうぎゅうのバスからは酔わないようにずっと窓の外を見てた。
日差しは強かったが、山道からの景色はずっと、ずーっとコーヒーの森
ほんとに世界を代表するコーヒー産地なんだなと思った。
たびたび停まっては人が乗ったり降りたり。
私は最終目的地のチクマガルルまで乗っているので、田舎町で何度も停まるバスに揺られながら もしここで降りたらパニックだろうなぁなんて思ったり
窓の位置が低くて、携帯を握りしめてないとガタッと揺れるタイミングで窓から落ちそうだったので、もしここで携帯を落としたら大パニックだろうなぁなんて 起こってもないのにパニックな事態を想像して、しっかり携帯を握ってチクマガルルへの到着を待った。
降りることはもちろんないけど、田舎町の家はどれも個性的でカラフルで素敵だった。
みんな好きな色を選んでるのかな。
チクマガルルに着いたのはすっかり日も落ちて真っ暗な夜だった。
ほんとはcoffee estateに行きたかったけれど、時刻も21時。昨夜は町のホテルに泊まることにした
・
朝、起きて、コーヒーの町と聞いていたチクマガルルの町に繰り出してみることにした。
確かに、Coffeeの文字が至る所にある。
町の至る所からコーヒーの香り、ではなかったけれど、焙煎してる店からコーヒーの焙煎の香りが漂ってきた。
お店の奥で焙煎してる様子を見せてもらえることに。
今日も日差しが強く激しいクラクションの中 チクマガルルの町歩きをしたので、疲れすぎる前にリキシャを呼んでcoffee estateに向かうことに。
遠いと行くのが難しそうだったので、町外れにある20分で行ける場所を予約した。
宿に着いた。目の前に見える山が美しい。
宿の周りがコーヒーの森だったので、少し歩いて散策
日が落ちる前に宿に戻った。
チクマガルルに来れた。
気力も体力も使うので、正直結構疲れてる。
毎日宿を決めて移動を考えて気持ちがなかなか休まらないけど、森や山は心を穏やかにしてくれる
コーヒーの森は鳥の鳴き声が美しくて 静かでどこまでも続くコーヒーの森に なんだか壮大で怖くもなった。
来たかった場所に来れたんだ。
南インドのコーヒーの旅はこれで思い残すことはない。
明日からは北上して、ゴアとムンバイに今友人がいると聞いたので、会いに行こうと思う
そしてムンバイから、次なる目的地に移動します。
スムーズにいけばいいのだけど、インドは広いから、ゴアまで行くのに10時間ほど、そこからムンバイまで15時間ほどかかるらしい。
気が遠くなりそうだけど、友人との再会を楽しみに頑張ります!
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