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ダラムサラからマナリへ

ダラムサラに8日間滞在し、ラダックに向けて今夜出発だ。

ラダックまではここからマナリという場所までバスで行き、そこから情報を集めて向かう予定。

マナリまではバスで8時間
今夜23:30出発予定のバスは、なんのハプニングなのか 一向に動く気配がない。

只今日付は変わり、1:30

まもなく満月を迎える明るい月に照らされながら、バスの車内で待機している。


先日ダラムサラにあるダライ・ラマ法王庁で行われた法話会は、地元からも様々な国からも 沢山の方が集まっていた。

携帯もカメラも持ち込み禁止だったので写真に残せてはいないけれど、境内には人々がびっしり座り 隙間を縫ってお坊さんがバター茶を配りに回っていた。

バター茶はチベットで有名なお茶らしく、名前の通り、お茶にバターと牛乳が入った飲み物だ。

なかなか濃かったので3口ほどしか飲めなかったけれど、現地の方はおかわりもしていた。

チベット人にとっては日常的に飲まれる、なくてはならない飲み物みたいだ。

ダライ・ラマ法王をちらりと拝見し、チベット仏教やチベットの文化に興味が深まっている。
ここはインドなのに、不思議な気分。

言葉も、ヒンディー語やチベット語、ネパール語も使われていて、インド北部の混ざり合う文化はまた面白いなと感じています。

ダライ・ラマ法王の法話が終わった後
チベットのお坊さんのお話会
境内にあるマニ車
境内にある 沢山の蝋燭が灯っている場所


この数日間、個性豊かな面白い日本の人たちに出会った。

最初のきっかけは、ダライ・ラマ法王庁のお寺で出会ったみさきくん

彼は海外に出て約7年 インドに5年暮らしてた強者だ。
ヨガを学ぶ為にインドに来て、マッサージもしている身体を動かすことが大好きな青年

みさきくんに誘われて、ダラムサラにある日本食レストラン "ルンタ" に行った。

ダラムサラの日本食レストラン
"ルンタ"

ここで出会ったのが、ななさん

ななさんは、高校卒業からずっと海外を転々としているらしく、今はドイツ人の旦那さんと可愛い女の子と、ドイツに暮らしているらしい。

色々な国で暮らしたり 旅をしたりしていて、この後はバリ島に行き暮らす予定らしい。

店主のなおこさんは、チベット人の旦那さんと20年以上前から、ダラムサラで日本食レストランを経営されてるみたい。

なおこさんの作る料理はどれも美味しく、インドにいながら日本の古民家 もしくは山小屋に来たような気持ちになる、なんとも落ち着くお店だ。

久しぶりに巻き寿司を食べた


翌日、再びルンタへ

お店のお手伝いをされていた 明るい笑顔で迎えてくれた女性に挨拶すると、彼女はここから少し離れた場所でホテルを経営されているという。

ホテルの名前を聞いてびっくり。

日本の友人にお薦めしてもらっていたけれど、少し遠かったので、今回行くのはやめたサクラホテル

偶然にもそこのオーナーさんだった。
オーナーのたかえさんと、一緒に来ていた娘のてんちゃんとご飯を食べることに。

その日は日本人の方が多く、サクラホテルさんでお手伝いをしている方 
チベット仏教が好きで、チベット語を学びに数年前からダラムサラで暮らされてる方 

ダラムサラが好きで、年に数ヶ月は来ているという方 
インドを旅行している方や、ルンタを手伝いながらダラムサラやインドを暮らすように旅してる方

いろんな人に出会った。 

"ルンタ" はどうやら背景の様々な人の混ざり合う交差点になっているみたいだ。

ルンタで出会った皆さんと
この日の豆腐ステーキも美味しかった


翌日、ご縁を感じ、サクラホテルさんに向かうことにした。

サクラホテルさんではダラムサラプロジェクトとして、ホテルから少し離れた棚田の美しい自然豊かな場所に、現地にある材料で土の家をみんなで作っている。

土の家に向かう道
畦道を歩いていく
棚田に現れる土の家
自然に溶け込むのに存在感のある小屋
ワークショップのスペースになるらしい
今はこの小屋の土壁を塗っていた
細部の遊び心が可愛い
ぐっすり眠る犬 気持ちよさそう
作り途中のこの小屋も素敵

見学しに行かせていただいた日は土壁を塗られてたので、土をふるう手伝いを少しさせてもらった。

土は山から取り、石はそこら中にある大きな石をハンマーで割って、形を整えて使うらしい。

作業に使うハシゴも竹で作り、土を練る水は池を作りそこに溜まった水を使い、何から何まで現地調達で作られていた。

土壁に使う土をふるう
室内は土で階段を作られてた
練った土は頭に乗せて運ぶ
全て手作業
細かい土を重ね塗り
水は池から
ゴミもアースバックの建築に使われる
大きな石をハンマーで砕いたらしい
屋根に使う薄い石は山から取ってくるらしい
足場も竹で

作業を共にすることはやっぱりとても楽しい。

帰国してからの夢を膨らませ、そしてここもまた訪れたい場所の一つになった。

近くにあるノルブリンカという チベットの手仕事に触れられる場所にも寄った。

自動で動いているマニ車
穏やかな空気の漂う境内
建築が曲線で美しい
通路も可愛い
紫陽花が咲いていた

ノルブリンカではチベットの伝統芸術を制作している現場を見せてもらうことができ、建物もとても美しかった。

皆さん集中して制作に励まれていました

ダラムサラ

ラダックに行く前に寄ってみるつもりが、ここで生きてる人 ここに魅力を持って通っている人たちに出会い、またいつの日か訪れたい場所になった。

サクラホテルさんでラダックに行く話をしたところ、お手伝いをされてるうずめさんという女性が、ラダックに行きたいとのことで しばらく一緒に旅をすることになった。

この旅初めての2人旅。
うずめさんと、行ってきます。


ダラムサラの景色

犬がメインストリートで寝ている
マクロードガンジからの景色
脇道にロバがいた
道端にいる牛たち
サクラホテル近くにあるJOYFUL CAFEさん
オーナーは広島出身の日本人女性
インドを旅してる方とシンガポール出身の方と一緒に
土の家の近く
牧歌的な風景
この辺りがとても好きでした
沢山の動物たち
子山羊が可愛い
バッファロー発見
ローカルなマーケットの日に遭遇
一つどう とお兄さん
インドの移動販売車
魚は勇気がいるなぁ。辛そう。
移動式観覧車らしい
なかなかのスピードと揺れでした
地元の人たちで賑わう
味のある金具屋さん
飾り付けに感じるおじさんのセンス
山に近い景色と空気が まるで長野にいるみたい
牛の糞を壁に貼り、乾かして燃料にするらしい
またいつの日か来たい町




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