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教育・育成とは?を考えてみた。
昔の話だが、私が会社の経営計画発表会で一番最初に打ち出した方針が、「教育・育成」に力を入れることであった。
スライドを作成するとき、いつも通りとても苦労した。
教育と育成の違いは何なんだ?
そもそも教育とは?育成とは?
今回は組織における「教育・育成」について考えてみたい。
教育と育成の意味
教育:ある人間を望ましい姿に変化させるために、身心両面にわたって意図的、計画的に働きかけること。
育成:育て上げること、能力の向上を実現させること。
辞書によると、上記の意味があるらしい。両方に”育”の文字が入っている。私は自然と「教育は教えて育てる、育成は成長を育む」と解釈していた。
育てると育むとでは意味は異なるのだろうか?
育てる:生物が一人前になるまでの過程をうまく進むように助け導く。生きものがおいたつようにする。成長させる。教育する。
育む:養い育てる。療育する。いつくしみ大切に扱う。いたわり守る。保護して、それを伸長させる。
ここまでの情報でまとめてみると、意図と計画を持って望ましい姿に変化させるのが教育で、そこから更に能力をつけ一人前に育て上げるのが育成ということか。
もう少し深堀してみたい。
教育の語源
明治時代に英語のEducationを”教育”と訳したようだ。
ラテン語の”EDUCATUS"で”E"は”外へ”を意味する接続語で、”DUCERE"は”導く”で”能力を引き出す"、"引き出す”という意味になる。語源的には、”上の者が模範を示して下の者に倣わせる”、”方向性を示してその方へ導く”意味を持つそうだ。
字源を調べてみると奥深い内容が盛りだくさんだが、長くなるのでここでは割愛する。
育成についても調べてみたが、育成の語源についての定説はないそうだ。
(もしあればご容赦ください)
語源を調べたことで、新たに”導く”というキーワードを得ることができた。
私の定義
「教育・育成」とは言っても、「育成・教育」とはあまり聞かないというか、聞いたことがないし、私自身も言ったことがない。
新人教育という言葉を使うが、新人育成という言葉は使わない。
これはなぜなんだろう?私なりに抽出した要素は下記になる。
教育:土台形成、課題解決のため
育成:未来志向、発展のため
ここから私の定義は下記となる。
教育:組織運営において必要となる規則、情報、手順等を伝え理解させること。現状の組織課題を解決するための知識・技術等を計画的に習得させること。
育成:組織運営において中長期的に必要とする知識・技術等を、特定の人に計画的に習得させること。
教育の意味で記載した「ある人間を望ましい姿に変化させる」とは、組織に適応させることと捉えている。この土台となるのが規則、理念・風土・文化等の情報、日々の業務の手順となる。加えて成果を出すために、課題解決に資する知識・技術を習得させる。これらによって、組織にとって望ましい姿に変化させる必要がある。
育成とは能力の向上の意味合いがあった。それは組織の発展において必要な能力であり、適所適材である必要がある。皆平等に育成機会が与えられる訳ではないので、”特定の人”という文言を入れた。
これらはスタッフに習得してもらうのではなく、計画的に習得させなければならないと考えている。
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