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4.ニュージー在住の日本人夫婦に会いに行く

ニュージーランドに入国して、5日が経つ。
オークランドを出てからのプランは、とりあえず南島に行って、仕事を見つける!という超絶ラフなもの。

ちなみにNZ初心者の皆さんのために説明しておくと、ニュージーには北島と南島がある。北にはオークランドという一番大きい都市があったり、人も多め(と言ってもニュージーはそもそも人口が少ないんだけど)。南はもっとネイチャーな感じで自然たっぷりなイメージ。

オークランドは北島でもてっぺんの方なので、どうやって南下しようか…🧐と考えた時に、北島にいる知り合いを訪ねつつ、陸路で南島を目指すのがいいのではないかと思いついた。

今回訪ねるのは2家庭。友達に繋げてもらった、NZ在住の日本人の家族を訪ねる予定。うまい具合に両方ともタイミングがあったので、早速オークランドでバスを予約して出発!

ちなみにこちらで大手のバス会社は、Inter Cityというところ。サイトもわかりやすく、すぐに予約できるので便利。



ロトルアのじゅんこさん

オークランドからバスに乗ること5時間ほど。Rotorua(ロトルア)という場所についた。ロトルアは温泉やマオリ文化で有名な場所なんだって〜!

バス停にじゅんこさんらしき人を発見!といっても初対面。友達の友達なので、文面でのやり取りだったが、出発前から色々と気にかけてくれて、すぐに私の訪問を快諾してくれたのだった。

「長旅だったでしょ〜?疲れてない??」と私の荷物を抱えて、車に案内してくれる。じゅんこさんは、プラントベース(Plant-based)つまり植物性の食品を摂る、ベジタリアンの食生活をしていて、発信もしていらっしゃる。そして、お家でエアビーも経営しているんだって。

一緒にスーパーに行って買い出し。ニュージー滞在歴30年以上にもなるので、当時との物価の違いやら、暮らしの違いなども教えてくれた。やはり昔の方が物価はかなり安かったし、最近は物価高騰がえぐいらしい。最近政権交代が起こったので、国民全体が暮らしがもっと楽になるように対策を求めているそうな。やはり現地人の話を聞くと、旅行者目線以外の視点がもらえるから楽しい!

そしてなんだかんだしてお家に到着!
もうこのお家がめちゃくちゃ素敵だったのよ〜〜!
すごく広くて綺麗だし、何よりも窓から見える景色が最高!😍

夜は、やすきさん(旦那さん)も交えて3人で、じゅんこさんの美味しい食事を食べつつ談笑。二人ともニュージーに移住されてとても長い。どうやって移住したのか、どんな仕事をしてきたか、などなど色んな話を聞く。本当に興味深い。

お二人とも、なんとなく纏う雰囲気が、日本に住む日本人っぽくない。いい意味で。思ったことはスパッ!と言うところとか。海外でずっと住むって本〜当にすごいことだよなあと思う。色んなことを潜り抜けてきたんだろうな。羨望の眼差し。

「で、これからどうするの?」と聞かれて、仕事を探して車を買いたいんだ、と答える私。「そんなラフなプランで本当にだいじょ〜ぶかあ〜〜?」と心配しつつ、中古車を選ぶコツなどを教えてくれる、やすきさん。

たしかに、今頃になって不安になってきた…笑
backpackerboardというサイトや、Facebookグループを見ながら、ファームジョブに限らず、ホテルのレセプションやハウスキーピングなど、できるだけアコモデーション付き(寝泊まりできる場所)の仕事を探してアプライしているのだが、とんと返事が来ない。ほんとに仕事をゲットできるのか私。でもこれからの時期は仕事がたくさん出てくるって聞いたんだけどな。

じゅんこさん宅には2泊させていただいた。次は友達とか家族を連れてお客さんとして泊まりに来たいな❤️ 
ロトルアに行く機会があったら、ぜひ私に連絡を!最高のロケーションでNZを楽しめるよ〜〜〜!

素敵なご夫婦だった〜❤️


パーミーのきみのさん

ロトルアからバスに乗り込み、さらに6時間。Palmerston North(通称パーミー)に到着。

バス停にきみのさんらしき人を発見!こちらも同じく初対面。実は前回の仕事で、ずっとお世話になっていたNZ在住のライターさんで、仕事を辞める時に連絡したら「ぜひ遊びに来てください!」と言ってくださったのだ。

「初めまして〜〜!長旅だったでしょ!車こっちですよ〜😁」ときみのさん。
仕事でのメールのやり取りや、LINEのやり取りから、なんとなくほんわかした雰囲気の方を想像していたのだけど、もっとなんか快活で、パキッとしてて話しやすい雰囲気のひとだ!

市内でささっと買い物を済ませて、家に帰る道すがら色々話す。お互いのライフヒストリーやらを話して盛り上がる。

あっという間に感じたが、なんと1時間半くらい運転している。いくつもの峠を越えてどんどん景色が変わっていく。だたっぴろい平原にたくさん羊がいる!赤ちゃんが生まれる時期らしく、ころころしたチビたちが、ぴょんぴょん跳ねながら母羊に一生懸命ついていっている様子がとっても可愛らしい。

そしてようやくお家に到着!車を降りるともう大自然。築100年以上のお家だという。なんて素敵なの。

旦那さん(しょうさん)は、家の周りで肉牛農家をやっている。牧場を案内してくれたのだが、まあ景色が美しいこと。そしてこの景色、なんか見覚えある…

そう!九州の九重とか阿蘇の景色に似てるのよ!!!

その夜はお子さんたちも交えてみんなで夜ご飯。NZ初めての私のために、ラム肉を焼いてくれたんだけど、これがもう絶品!なのだった。

ご飯を食べながら、色々と皆さんのお話を聞かせてもらう。おふたりとも20代くらいでニュージーに移住されて、こちらの生活が長いとのこと。3人のお子さんを育てていて、あと2年でみんな高校生が終わる年頃で、そろそろ子育てから離れつつあるんだとか。

子供達は、生まれた時からニュージーランドなので、すっかりKiwi(ニュージーランド人の愛称)。家庭内では日本語で話すけど、もちろん英語はネイティブだし、アイデンティティもほとんどKiwiなのかな😀

英語ネイティブってうらやますい🥺。親が日本人だからといって、日本語力をキープするのも大変なんだろうなあとか色々思った。本当に言語って不思議で面白くて大好き!

めっちゃ仲良し家族で、お互いに思いやって暮らしてるのが伝わってきて、見ていて本当にほっこりした。

「で、これからどうするの?」とロトルアの夫婦に続けて、聞かれる私。
私もわかんないですハイ。
カクカクシカジカ話すと、「フルーツピッキングなら南島より北島のキウィ農家とかなんじゃないか〜?」としょうさんに言われる。うーむ。

現在手持ちのお金は34万円ほど。そろそろお金を稼ぎたいし、とりあえず南島にいったとて、仕事が見つかるかもまだわかんないし、北島よりもっと田舎だから車がないと不便だよと。また北島の方が、売られてる車の選択肢は広いかもって。

北島でキウィ農家で頑張ってお金貯める(10月~1月)

1月くらいに北島で中古車探す(できれば車中泊仕様にしたい)

ファームを離れて南島に行く。夏の南島をエンジョイ🎵

的な感じはどうじゃろうかい?という話でまとまり、作戦変更。
北島のキウィ農家にマトを絞って、アプライしまくる私!
返事を待つ間、夫婦が近所の滝やら、Reserveと呼ばれるNZ特有の歩ける森に連れてってくれて、自然を満喫🎵

そうこうしているうちに、あるキウィファームから返事が!!!
「色々電話で説明するから、Call me」と言われてドキドキしながら電話をかける私。その時の再現がこちら。

わし:「あのもしもし〜こちら、キウィファームにアプライしたモノなんですが。色々、働く環境とか、給料とか場所とか、説明お願いします。」

🥝の人:「うん何が聞きたいの??」

わし:(あ、私が質問するってことね・・アセアセ)「え〜と、給料は時給25ドルって書いてましたが合ってますか?HolidayPayはどうなる?アコモデーションはついてますか?」(ちなホリデーペイとは土日は給料が上がる制度ね)

🥝の人:「給料は時給25ドルで合ってるよ。Holiday Payは関係なくずっと25。アコモデーションは空きがある。週150ドルだよ。」

わし:「おっけー…えーと今パーミーにいるんだけど、明日Te Pukeに行けば、拾ってくれる?18時くらいに着くんだけど」

🥝の人:「うんおっけーおっけー。大丈夫よ。いつでもいいよ。じゃね。」

ええ!こんな感じ??こんな適当な感じでええの!?wwww
夫妻がどうだった〜?と聞いてきたので「多分、大丈夫だと、思います…?」と答える。

「何?適当な感じだった?あ〜多分大丈夫、こっちの人そんな感じだから。」とのことで、ちょっと安心する私。
これまで職探しに難儀していたので、こんなにスムースに決まったことに理解が追いついてない感じ…w

そして次の日。きみのさんは、たくさんのお土産を私に持たせてくれて、バス乗り場まで送ってくれた。「うちとNZの実家だと思っていつでも遊びに来てください!」と言ってくれた。異国の地で、日本語が通じてなんでも知っている現地人を知っているととても心強い。


さあ、無事にキウィ農家に辿り着くのか?

バスに乗り込み、Te Pukeを目指す。オークランドからわざわざ南下してきた道を、また北上している。

でも、この訪問でたくさん得たものがあったし仕事も決まったし、結果オーライだね!👍

さあ、もんぺガールは、無事にキウィファームで働けるのか?
続編を引き続きお楽しみに!




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