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KPOPアイドルから学ぶ、セールスにおける表情管理の重要性

この記事は Monoxer Advent Calendar 2023 15日目の記事です。

皆さんこんにちは。こんばんは。モノグサ株式会社の川端です。今日は私の誕生日です。

私は塾Enterpriseのセールスとしてモノグサで働いています。全国に広がる大手の学習塾様や、特定の地域の大規模な学習塾様を中心に、Monoxerというプロダクトをご案内しています。

私からは音楽の話をしたいと思います。モノグサでは音楽の話をただただシェアするチャンネルがあります。
Download Festivalという名詞のみで打ち解けた、メタルバンドに詳しいエンジニア鎌田さん、いまだに現役でバンドもされているV系なら任せろの広報中村さん、多ジャンルに精通していて音楽通のCS西さん、異様に海外の音楽に幅広くお詳しいPdM岩楯さんなど、音楽好きも多い当社です。

さて、KPOPアイドル、知っていますか?

最近は紅白歌合戦にも出ていますね。
「まあなんとなく」という方もいれば、「分かるぞ!分かるぞ!」という方もいらっしゃるかもしれないですね。
私はガチオタとニワカの間ぐらいの層ではありますが、KPOPアイドルの曲をそれなりに聴きます。

私の学生自体は、ロック、つまりバンドミュージックにどっぷりと浸っていて、中高生時代に特に流行していたA〇B48をはじめとした坂道系アイドルは1ミクロンも通ることはありませんでした。超ヒット曲はさすがに聴きなじみありますが、同年代とカラオケに行っても盛り上がり切れないような苦い思い出もあります。だから、青春時代はONE OK ROCKだったし、Mr.Childrenは私の人生です。

ロックの精神性を持って社会に対して中指を立てて、某不動産屋の合言葉「コッカラッス」の精神を持っている、そんな学生時代でした。

もちろん、いまもロックを好んで聴いています。
商談が佳境な時は、できる限り「重たい」音楽を聴いて、自分自身を鼓舞することばかりです。

そんな私がKPOPアイドルを聴くようになったのは、社会人になりたてぐらいのように記憶しています。いまから5年くらい前になるでしょうか。

Youtubeのおすすめのタイムラインに流れてきたこちらの曲が、KPOPアイドルという沼へ陥った瞬間でした。

「ガールズクラッシュ」と呼ばれるジャンルです。
いわゆる恋愛キャピキャピ♡的なものとは離れた、「私は私の人生を生きる。立ちはだかるモノはどっかいけ。」というかのような歌詞に、私はロックの精神を見出すようになり、ガルクラ的な楽曲を聴きだすようになります。

ここ最近はずっとaespaですね。Dramaのカムバは良かったですね。aespaは箱推しです。
まあ、楽曲だけでなくルックスも好きなことは否定できませんが。

ITZYのwannabeに出会ってから早いもので数年以上の年月が経ち、私のapple musicのプレイリストにはロックの中にKPOPアイドルが混じっているわけです。

その中でMVやステージ映像を見ていて気づいたのは「表情管理すごくない?」ということです。

前置きが長くなりましたが、彼女らの表情管理はセールスにも活きるのではないか。表情管理技術を向上する上で、学ぶべき材料となるのではないか。そんなことを書いていきたいと思います。

※注釈1 KPOPアイドルのメンズは、私にとってまだ未開の地です。
※注釈2 ITZYは餅ゴリによる影響か、かつての面影はない曲が多い点はご放念ください。
※注釈3 本当はロックだけではなく、いろんな音楽が好きです。最近はadoしか聴いてません。

表情管理について考えてみる

テキストだけでは難易度が高いので、まずは観てみましょう。

1:28からです。「Villan」というフレーズでやや怖い顔をしているのはIVEのウォニョンです。その直前まではなんだか陽気でうきうき、急に怖い顔、そして決め顔でサビへと突入します。「Villan」は悪役という意味で、海外映画では頻繁に登場します。マーベル映画で知ったという方も多そうな単語です。

楽曲のリズムや歌詞の内容に合わせて、表情を変えていることが見て取れると思います。

KPOPアイドルの演出を見ていると、歌詞や歌唱力だけがその魅力ではないのが特徴だなと常々感じます。米国のPOPSTARのように、ビジュアル(オタクは略してビジュと呼びます、New Jeansをニュージと呼んだりと、何かと略しがちですね)はもちろんのこと、ダンス、照明、カメラワーク・・・そして表情と、音楽の総合格闘技かのようです。

人間の表情についてここで考えてみます。

日ごろ、自分の表情を意識的にコントロールできている人はどれだけいるでしょうか。怒ったり、泣いたりという感情を押し殺す瞬間は、だれしも経験があります。「感情を表に出してはいけない」という状況下では、人間は自分の感情をコントロールし続けるかと思います。

また、緊張で強張ったり、自分自身を強く見せるために、意識的に笑顔にしたり威勢の良さを出してみたりといったケースもあるでしょう。

では、別に誰かに明示的に迷惑がかかる、不快感を抱くわけではない環境の下ではどうでしょうか。例えば心の許した友人と話しているとき、自分の表情を意識して会話している人は少ないのではないでしょうか。

そして「ここでは笑ってはダメ」「ここは笑顔でいってみよう」「上を見上げて考えているような顔をしてみよう」「うつむいて考え込んでる姿にしよう」などと、数分や数十分に1回、ある特定の表情をコントロールして変動させることは中々ないのではないでしょうか。

よくよく考えてみると、喜怒哀楽を意識的に制御するとき、その制御時間は持続しています。通常は、意識下で変動させる――つまり、例えば、怒ってすぐに意識的に悲しみを浮かべた後に、またもや怒りに戻る――ことを普通に生きていたらしないわけです。

KPOPアイドルの表情管理の特異さは、断続的にその状況下に合わせて表情を変化させて、言葉に無くともメッセージとして伝えたいことを届ける点にあると考えています。

参考にもう1つだけ貼っておきます。

セールスにおける表情管理について考える

私は表情管理が苦手です。結構すぐに顔に出てしまいます。それが外部の状況に対して最適ならば良いのですが、最適かどうかを伝えてくれる人はいないので真相は分かりません。しかし、コントロールできているとは思えないので、KPOPアイドルの表情管理には驚きを覚えました。

例えば、お客様との初めての商談を考えてみます。

ニコニコしながら自社の紹介をする、というのが常套手段でしょう。無粋な顔で紹介してても「感じ悪い人だな」と思われるだけです。笑顔を意図的に作って、商談の終わりまでその笑顔を絶やさないように意識している方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、ある重要で革新的な自社の特徴を伝えるスライドで、これまでと変わらず笑顔でい続けたらどうでしょうか。その前後のスライドと話し手の印象は変わりませんので、聞き手にとっては印象に残りづらいかもしれません。ここで笑顔を止め、まじめな表情で語り始めたらどうでしょうか。聞き手は「おや?」と思うはずです。さっきまで見ていた印象に変化が訪れるためです。

今度は、何か本質的な質問をお客様から質問されたとします。そのときテンションを上げてニコニコ話しているよりかは、あえて右上を見上げて少し眉間にしわを寄せてみると、「こいつは真剣に考えているんだな」という印象を与えます。で、回答を始めたら笑顔に戻ると、相手が捉える印象も変わるはずです。

いまこの瞬間、相手は誰で、話しては誰で、聞き手は誰で、何を扱っていて、どういうトーンでの会話なのか、に合わせて表情を変動させていくことは、相手が自分に抱く印象すらも一定のコントロールができる事に繋がると私は考えています。

繰り返しになりますが、表情を意識的に変動させることが、今回の本質になります。

モノグサのセールスは、特にオンラインMTGでは感情や温度が伝わりづらいこともあるため、声のトーンやスピードを調整することはもちろんのこと、画面に対する近さをも変動させながら、顧客に印象を残すことをしています。

KPOPアイドルの表情管理の頻度は時間内では多すぎるかもしれませんが、それでも商談の最中に意識的に変化をもたらせている人は少ないのではと私は思います。

表情を意図的に変化させ、何をいうかの前に印象をコントロールできれば、より、セールスとしての商談コントロール技術は引き上がるかもしれません。

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