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新卒入社2年目でチームリーダーに!マーケティング担当として感じるモノタロウの魅力と仕事のやりがい。

※本記事の内容は取材時のものであり、組織名や役職等は取材時点のものを掲載しております。

入社3年目でマーケティング担当として活躍する小林さんに、入社の経緯や仕事内容、やりがい、成長した点などについてお話を伺いました。

小林さん  神戸大学大学院卒。
2019年4月に総合職として新卒で入社し、現在は3年目(※2022年3月時点)。マーケティング部門広告グループに所属し、現在はチームリーダーを任されている。

ーまず現在の仕事について教えてください。

インターネット広告運用の仕事をしています。インターネット広告やTV・ラジオ広告の運用、及び新規獲得者数の最大化がグループの目標です。
私の担当領域はインターネット広告のデータを解析(機械学習も含む)して、より多くの法人のお客様を獲得するためにパフォーマンスを最大化できるような広告配信手法を提案することです。
また、広告領域ではありませんが、会社の年間予算や毎日の受注金額の予測も行ったりしています。

ー仕事はどのように任せられていくのでしょうか。

1年目は広告周りのルーチン業務を担当しており、たとえば、各広告媒体にどれだけ広告費を使っているかレポーティングをして、最適な費用配分になるように調整を行っていました。
2年目になり、だんだん仕事が分かってくるとSQLやPythonなどのプログラムを使って、ルーチン業務を自動化させたり工夫するようになりましたね。
その後、当時のチームリーダーが異動することになり、自分がチームリーダーになりました。

ー2年目でチームリーダーを任されるというのはかなり早いと思うのですが、プレッシャーなどは感じませんでしたか?

そうですね、プレッシャーはありました。自分より年上の方をサポートするため最初は少し不安があったのですが、特に年功序列は感じずに受け入れてもらえました。
いまは自分のチームの3人をサポートしていますが、同じグループの他のチームとも共通タスクを連携しているため、チームの垣根を越えて働くことができていると感じています。
現在の私のグループ内には2つのチームがあり、費用管理やメンバーのタスク支援など、組織運営に関する仕事はもう一人のチームリーダーと協働する形で一任されています。

広告グループが担うテーマのうち、どのような広告コピー・画像・動画を使えば、より法人のお客様が反応してくれるかといった、よりクリエイティビティが求められる範囲のマーケティングをもう一人のチームリーダーが担当しています。一方で、データ分析や機械学習、統計に関しては私が詳しいので、強みを分担して仕事をしている形になります。
協働して業務を進めているので、完全な縦割りではなく、目標達成に向けて一緒に仕事をすることもあります。

チームで連携して年次に関係なく目標に向けて一緒に働くことができるのはとても良いですね!
ちなみにですが、チームリーダーとしてどのようにメンバーとコミュニケーションを取っていますか?

メンバーの仕事を管理するというより、難しい仕事に詰まってしまったときに解決策を一緒に考えたり、サポートに回るような立場を意識しています。また、広告費用の調整は操作を間違えると万単位のお金の無駄遣いになってしまうので、経験が浅いメンバーが最初に操作をする時は必ず一緒に見ていますし、リモート環境が多い現在の状況化での工夫として、慣れないうちは管理画面のスクリーンショットを取ってもらって、変更があった時の画面を確認して問題がないかどうかを見ています。
3年前の入社当初は自分の業務をフォロー頂いていたのですが、今は自分がフォローしている立場ですね。

ーミスがお金の損害に直結する環境にあって、丁寧なサポートがあるとメンバーにとっても安心ですね。

当社を選んだきっかけ


ー就活の時に当社を選んだきっかけを教えてください。

モノタロウにはデータ分析に興味があって入社しましたが、就活当時は業務のイメージは正直あまりありませんでした。
就活自体はいろんな会社を受けていましたが、モノタロウの面接で自分自身データ分析に強みがあることを話すと好意的に受けとめてもらえたことが入社のきっかけです。
大学院では、統計の勉強をしていましたが、配属されてから業務内容を知るにつれ、大学院での研究内容との関連度が高くて驚きました。

ー大学院では統計の勉強をされていたのですね。大学と院で学部が変わっていますが、その背景を教えていただけますか?

元々学部では物理学を勉強していましたが、専門外でもアメリカに語学研修に行ったり、色々な人と関わっていく中で、人を研究対象としている脳科学や行動経済学に興味が移っていきました。
また大学院進学前からより長期の留学もしたいという思いもありました。そのため、国際色が強く、因果推論を用いて貧困問題に取り組む研究室に進みました。

ー大学と大学院で得たものは何ですか?学生時代の勉強が今の仕事にどう活きているのでしょうか。

実験を行ってその実験の効果を計測するというのはビジネスにも応用できますし、実際仕事でも同じ統計的な手法が使われています。
大学院では統計を用いた研究を行うのですが、学部時代に数学を学んでいたおかげで統計の数学的な部分についてもすんなりと理解できました。
会社に入ってから、機械学習に初めて触れましたが、この分野でも理系の計算能力と統計の能力が両方必要になるので、どちらも学生時代に経験していて良かったと思いました。

これまでの経験と仕事のやりがい


ー冒頭で小林さんの現在の仕事について伺いましたが、これまでのご経験について詳しく教えてください。

先ほどもお話しましたが、21年2月からチームリーダーになりました。
この頃やっていたのは手動で行われていた広告オペレーションの改善やデータマート(データベースをデータ分析担当者がデータ取得しやすいように加工したもの)の改修です。
配属当初は、他部署や社外からもらったExcelのデータをコピペしたり、広告の管理画面からデータをダウンロードしたり、といった手動で行っていた業務を自動化しようとしていました。前任のチームリーダーがメインで担当しつつ、私も加わって改修を進めました。

改修の結果の一例としては、広告パフォーマンスのレポートの高速化が挙げられるかと思います。元々は15時くらいに前日のレポートができていましたが、今は始業前にはデータが揃っているので、毎朝メンバー全員で昨日の広告パフォーマンスの確認ができる状態になりました。

直近ではデータサイエンス領域の業務が多く、より法人ユーザーの目に留まるように広告を出すにはどうすればいいかを、社内のデータを作ってモデリングしています。

ーお仕事のやりがいはどういったところでしょうか。

既にあるデータを集計するだけでなく、これまでになかった視点からデータを見たり、新たな手法を用いて、誰もやったことがない解析や調整に毎日挑戦できていることに非常にやりがいを感じています。
他の人がやっているタスクを回すというよりは、機械学習を使って新しくデータを作るなど自分で考えたことを試すことができるのが面白いです。

ー新しいことに挑戦できるのは面白いですよね!経験を積んで小林さんも成長されていると思いますが、自身の成長が会社の成長に役に立っていると感じたことはありますか?

仕事を通して、マーケティングについて詳しくなったことに加えて、機械学習やデータサイエンスについても詳しくなってきたことで、複数の領域での知識やスキルを元に提案ができるようになったことが自分として会社に貢献ができていることかなと思います。
マーケティングとデータサイエンスの知識を両方持っている人は会社の中でも少ないので、新しい視点でのデータ分析を元に提案した施策が採用されるとインパクトを出すことができると思います。
特に広告配信による新規顧客の獲得は、当社のビジネスにとって重要な役割を占めており、広告費も非常に大きいにも関わらず、広い裁量で仕事を任せてもらえることにも面白さを感じています。
他にも、広告ではありませんが、マーケティング全般やデータサイエンスの経験を得るために、商品を購入したお客様に対して、買ったことはないけどお客様が必要とされそうな関連商品のダイレクトメールを送るというプロジェクトに参加させてもらったことがあります。
このプロジェクトでは、購入金額の高いお客様は様々なカテゴリを買っているという仮説を立てて、購入した商品だけでなく、他の様々なカテゴリの対象商品のメールを送りました。実際にこのプロジェクトではお客様の購入商品も増えたので、やりがいを感じました。

ー確かに、目に見える形で結果が出ると嬉しいですよね!

苦労したこと


ーお話を聞いていると、とても順調そうに見えるのですが苦労したことはありますか?

入社当初は、データ分析については学生時代の下積みがあるので既に詳しかったのですが、マーケティングについては何も知りませんでした。
最初は、仕事内容と学生時代の研究の関連にばかり目が向いて、筋違いのことばかりしていて空回りしていたと思います。当たり前ですが、良い分析を行うためには分析の対象である当社の事業のことを理解しないといけないので、最初はあまりうまくいきませんでした。

当初の私は「事業の課題を解決するために、どのように分析するか」までを考えて実行できていなかったと思います。当社のように自分たちのサービスを持つ会社では、単にデータ分析だけをするというわけでなく、何らかの課題があって、その課題を解決するために分析をし、その分析をどう活かすかを考える必要があります。そうした視点が無かったわけです。

ーそれらは入社して最初の壁だったと思いますが、どのように乗り越えたのでしょうか?

1年目の終わり〜2年目の最初の頃に、モノタロウの親会社であるグレンジャーの役員の方に対して、英語でマーケティングの手法をプレゼンをする機会を頂きました。他にも、他部署と関わる機会を自分で作り、データサイエンスの勉強会に混ぜてもらったり、プロジェクトに入れてもらい、自己研鑽してマーケティングに活かしたりしました。
こうした経験を通して、マーケティングについて詳しくなり、課題を解決するための分析力を得ることができたと思います。
マーケティング戦略や広告特有のデータを理解できる仕事も過去多かったので、今は目的に沿った提案ができていると思います。

ープレゼン経験を積んだり、他部署との関わりを積極的に持つことで、乗り越えたのですね!ちなみに、今のお話の中にあったプレゼンですが、1年目でそんな大役を任されるなんてすごいですね!かなり緊張されたのではないでしょうか?

はい、とても緊張しました。(笑)
資料を英訳して内容を理解して話すというものなのですが、英語だけでなくマーケティングそのものの勉強にもなりましたし、貴重な経験でしたね。
モノタロウのマーケティングには機械学習を使っているのですが、グレンジャーの人からすると機械学習を使ったマーケティングは斬新なようで、反応がとても良く手ごたえを感じました。

※小林さんが実際に発表に使った資料の一部

3年間働いて感じる、モノタロウの魅力


ー実際に働いてみて、働きやすさは感じますか?

感じますね。まず、精神論や感情論で仕事は進みませんし、数字を根拠に話せば誰の提案であっても受け入れてもらえます。
経営層もデータ分析に強い方ばかりなので、議論と意思決定も早いです。
ハンコリレーや根回しのような社会人あるあるみたいなことを経験したことがないですし、私も3年目でチームリーダーを任されていますが、仕事をする上での年功序列はないと感じています。
仕事をする時もデータを基にみんなでやろうと決めて進めているので、それで上手くいかなかった場合は仕方ないので勉強になったな、と。
責任を特定の誰かに押し付けることがないので、失敗を恐れずにどんどん新しいことに挑戦できる社風も気に入っています。

ー挑戦という点では、小林さんはSDGsのプロジェクトにも参加されていますね。

はい、昨年SDGsのプロジェクトメンバーの社内公募があったのですが、手を挙げて参加しました。SDGsのゴールの一つに「世の中の貧困を削減する」というものがありますが、これは私の大学院の研究で関わっていたこともあって、公募の案内時に、是非参加しようと思いました。

テーマ毎に分科会があり、ありがたいことにその一つのリーダーを任せていただいていました。モノタロウのコーポレートサイトに「サステナビリティ」のページがあるのですが、そこに私が提案した文言がそのままに近い形で採用されていることもやりがいに繋がっています。

こうした取り組みは、いろんな部署の人との関わりを持つこともできますし、そうした点でも嬉しく感じましたね。

ーワークライフバランスは充実していると感じますか?

残業はほとんどしていませんし、会社としても残業しないことを推奨しているので、無意味に残ったりはしていません。
私の所属するグループでは繁忙期という概念がないので、忙しいと思ったら自分で優先順位を付けることができますし、仕事をコントロールして働くことができています。
在宅勤務がパンデミックに合わせて導入されたり、働くための環境はどんどん良くなっていると思います。
業務時間中集中しているので、8時間しっかり仕事をした方が効率が良いと思っています。
18時に仕事を終えてジムに行くなどプライベートも充実しています。

今後の目指す姿


ー最後に、今後目指したい姿を教えてもらえますか?

これまで色々と経験させていただいて、マーケティングには詳しくなったと思うので、今後はデータサイエンスに力を入れていきたいです。
今はまだ勉強しながらなので、データサイエンティストに匹敵するスキルを持って、業務改善やビジネスに貢献したいです。

ーありがとうございました!


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