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モニタースピーカーのセッティング変更(進行中)※2023.7.03追記

◉まずは位置決めから

そのうちメインのスピーカーを入れ替えようと思ってるので、それを視野に入れて、より良いモニタリング環境を追求しようと、スピーカー配置の見直しに着手し始めました!

ちなみに、変更前はこんな感じ。

JBL LSR305(リスニングポイントから2m)
Polk Audio Monitor XT15(同1m)
TASCAM VL-M3(デスクトップ上 0.7m)

とにかくニアフィールド位置(1m)に置いたスピーカーの音にルームアコースティック由来の癖が付きすぎるのが気になってまして。ホント、何置いてもいい音しない(苦笑)。その辺りは以前書いたMXT15のレビュー記事を参照してください。ともかく、これをなんとかしたい!

で、いろいろ検討した結果、一辺が1.6mの正三角形になる位置に1ペアだけを置くことに。個人的にはこのくらいの距離感が、仕事で入る外部MAスタジオと感覚的な差が少なくて作業しやすいのです。

◉問題発生!!

ここでひとつ問題が発生。この位置に置くと、どんなスピーカーを置いてもセンター定位の音が左に寄ってしまうのです。距離の微調整や内振り角度の調整などのセッティングを詰めたけど解消せず。そこでふと原因に心当たりが。左右のスピーカー間の奥側、つまり自分の真正面にある壁の反射のせいじゃないか!?上の写真では分かりづらいけど、スピーカーのサイドと後ろ側は吸音パネルで、自分の正面部分だけは奥の機材庫へと続く通路なので、ベニヤのパンチングボードを嵌めている。これが悪さをして、変な方向へ音を反射させていたようだ。実はパンチングボードにする前は吸音パネルで塞いでいたんだけど、去年のいつだったか、そのパネルを別の場所に使いたくなり入れ替えたのでした。それでも以前の配置ではここまで大きな問題にはならなかった(多少はあった)んだけど、今回の配置では影響大だったというワケ。試しにまた吸音パネルで塞いだら見事にセンターがビシッと決まった!!もし、ボーカルなどセンター定位の音像がぼやけたり、左右どちらかに寄ってしまうような場合は、この位置の吸音、あるいは拡散を検討すると良い結果が得られると思います。

とりあえず、位置は決まった。

通路を吸音パネルで塞ぎ、Pioneerのスピーカーを仮設置

◉メインスピーカー選出に迷う

問題は、現状持ってるスピーカーのどれをメインとして据えるか。LSR305は一番無難かな。MXT15はレビューに書いた気になる部分がだいぶ解消されて、なかなかバランスの良い音に。中高域以上のクリアさはLSR305より上。ただ、ウーファー径が小さいのでローエンドが物足りないし、少しハイ上がりな感じもする。そこで、2021年末に引っ張り出してきて1年間ほど使っていたPioneerのスピーカーを再度投入。うん、やはり以前の配置よりも確実にバランス良く自然に鳴ってくれる!ただ、なにぶん古いもの(90年代末に買った)なので、低域をはじめ全体の質感に少し時代を感じる。スウィートスポットもめちゃ狭いし(苦笑)。そういった音の質感という点では、MXT15の方が現代的かな。多少の脚色感はあるけど。LSR305はその中間って感じ。まぁそもそもの話、いま持ってるものに満足してないから新しいのを入れようと、ここ6年くらい探し続けてるワケで💦(サブ用や趣味で買ったものだけが残ってしまったw)とりあえず、Sonarworks SoundID Referenceによる測定/補正を含め、もうちょい実験を続けます!

◉追記

手持ちのスピーカーを聴き比べた結果、暫定メインは、やはりJBL LSR305になりました。何だかんだ言って仕事しやすい音。具体的に言うと、この中では一番フラットに近く、一番センター定位がビシッとしてて、一番スウィートスポットが広いし、SoundID Referenceで補正を入れれば下も45Hzくらいまでは出てくれる。弱点は、アンプのパワーが少し弱い点と、アンプのボリュームMAXだと出音の質感が悪くなるから2ノッチ以上は下げないといけない点。そうなると、SoundID Referenceで補正した時にセーフティのために12dBくらい音量下がるので(手動で調整はできるけど)、+24dBu出力が可能なRME Fireface UFXでも大音量出そうと思うと結構ギリギリ。やはり買い替えは必要だ。

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