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パンチの科学

武術研究家のモノノフです。✊

パンチの威力とは単純な物理エネルギーになる。エネルギーの最大値が高い場合を切れるパンチ、エネルギーの総量が大きいものを重いパンチという。

エネルギーは最大値などの値と時間によって総量が決められる。エネルギーの最大値が低くても、エネルギーが発生している時間が長ければ総量は大きくなるという理屈だ。

切れるパンチというのは最大値は高いもののエネルギーの発生時間は短い。こういった攻撃は相手の硬い部分に当てると効果的だ。

つまり頭部ということになる。

高い最大値が素早く相手に伝わるからだ。伝わるのに時間がかかると高い最大値は活かしきれない。伝わる時間の中でエネルギーは霧散してしまう。

重いパンチは最大値は低いもののエネルギーの発生時間が長く総量が大きい。これは柔らかいところを殴っても効かすことができる。

つまりボディということになる。

スピーディな切れるパンチは頭部に、重いパンチはボディにというのが基本になる。

さて、切れる攻撃と重い攻撃は両立しないのかということになるのだが、これを両立している攻撃がある。
それが

膝蹴りだ🦵

だから膝蹴りは頭部でもボディでもKOできるのだ。

さて、早い動きと大きい物理エネルギーはどのように発生させるといいのだろうか。

まず早い動きはどのように作るかというと、

身体の使い方

ということになる。限りなく少ない力で動くことを意識し、
その限りなく少ない力を全身で発生させることがスピードにつながる。

あくまでヒトという動物が動くために発生させる力は筋肉しかなく、そのエネルギーは筋肉の積分値に比例することとなる。

ここで、限りなく少ない力で動くことと、大きい物理エネルギーを発生させることは同じものを使うことになる
それは

重力🌍

だ。自分の重さを使うことが速さと大きい物理エネルギーの発生に効率的なのだ。

そのために必要なことというのが身体の使い方にも通じるのだが、

全身を繋げる

ということだ。
これができると劇的に大きい物理エネルギーが発生できるようになる。
速さはセンスが必要になるのだが、大きい物理エネルギーを発生させるようになるにはそれほどセンスは必要としない。

あとは軸の存在だ。それを明確にできるようになれば間違いなく物理エネルギーは大きくなる。

軸を感じれるようになった時の軸の扱い方のポイントは

地面に垂直🌍

だ。
メトロノームのように一つの点を中心に左右に振るのではなく、
地面に垂直の状態を保ったまま左右に体重移動をするのだ。

そうするとヒトという動物の身体は物理エネルギーを通しやすくできている。

ヒトという構造体のデザインの美しさは物理エネルギーを効率的に支えることによって生まれる。

光ファイバーが光というまっすぐ進むものを、グニャグニャに行き先を変えることができるように、ヒトの身体は物理エネルギーを直線ではなく、任意の方向に流すことができる構造をしているのだ!

文字面だけでは難しいがこれができると劇的に強いパンチが打てるようになる。

他にももっとコツはあるのだが、
既存の理論の真逆なので、ここではあえて伏せておく。

ただ、確実に僕の理論の方が物理的に正しいのだが、
それはどこかで証明したいと思う。

モノノフ


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