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歯並びと姿勢と子育てと

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歯並びと姿勢の関係について投稿しています。
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#姿勢

上顎を動かして食べる

「上顎を意識して食べましょう。」みたいな動画がXで流れてきた。具体的にはどんな動画かは控えさせていただくが、数万人フォロワーのいる整体師だ。知り合いのトレーナーからも確認がきた「どう思いますか?」。 正直、頭蓋の縫合でくっついているので、上顎が動くことはないと思うが、いつもの知り合いの歯科医師に聞いたところ、 「一応動画を見ました。上顎は動かないと言われているが、側頭骨の縫合のところで、たわむ感じで動くと言えなくもない。しかし、この動画で言っているのはワニみたいに動かすイメ

合気上げを2時間でできるようにする

先日、某業界で有名な先生にあった。僕はその先生の講義を聞いたことがある。その時に発勁のようなものをしていた。ご自身の興味の中で試行錯誤しているのがみてとれて偉そうな立場でものをいうなら微笑ましかった。素人が一生懸命研究した感じが見てとれたのだ。僕が助言したらきっともっと理解が深まるのになと思っていた。 その人が日本にいる人なら道場に行ったりしていただろう。しかしその人は海外住まいなのだ。おそらくYouTubeなどの動画だけで一生懸命研究したのだろう。知り合いのつてもあり、講義

足の踵信仰とつま先出力

あるウエイトリフティングの指導者がXで踵信仰の人はうまくつま先をを使えていないみたいな内容のポストをしていた。これはあるタイミングのひとには正しいが、あるタイミングのひとにはミスリードになる。そんな話をしよう。 実際この指導者は優秀でしっかり踵を踏めているし、ウエイトリフティングは全身のつながりが大事な競技で、骨でしっかり支えていないと体重に対して重さが支えられない。一般的な筋トレは否定派の僕もウエイトリフティングはありだと思っている。個人的になしだと思っている筋トレはアー

正しい姿勢の土台となる2つのポイント

これは腹圧の維持とうなじを伸ばすことだ。 詳しくは友人のメシの種なので控えるがそうなのだ。 うなじを伸ばすというのは別の表現をすると上から糸で吊られたようになどと表現されたりもする。 これを覚えるのが生まれてすぐの授乳期なのだ。 方法なども友人のメシの種なので控えるが、このときに土台を作ることが大事なのだ。腹圧に関してはここでも触れてきたので、どのように鍛えているかというと泣くことだ。 赤ちゃんは泣くのが仕事というがあながち間違いではない。身体の土台を作っている。プロのス

顎でバランスをとる

友人であるあたおか歯科医師と話をした。 前々からその友人は顎関節症の根本的な原因は姿勢にあるといっていた。 厳密にいうと顎関節症の一部(分類がある)らしい。 それは二足歩行のヒトという動物に至ったため、バランスを取るということを無意識にすることになったからだ。 顎は頭部に位置するので、二足歩行をする上での重要度は高い。 脳があるということもさることながら頭部自体が重いのだ。 そのため後頭筋周辺の筋肉は筋肉としての役割より、センサーとしての役割が大きい。だから姿勢の悪いひとは

腰の位置と腹と肚

一般的な腰の位置とはどこのことだろう。 おそらくくびれているところを指すのではないだろうか。 ファッションとかだとそうなのだろう。ベルトをつける位置とかを腰とする西洋文化の影響だ。別に悪いことではないが、使うTPOによって腰というものはどこを指すのか定義していかないといけない。 運動や武術においての腰は骨盤の高さになるだろう。両側股関節の高さだ。そして、その中心のあたりを肚とすると僕は思う。そして、ヒトの動物としての動きは肚からくるものだ。その力は理に適っている。だから武術

赤ちゃんのうつ伏せ寝

ネットでバズっている赤ちゃんの姿勢が命の危険があるという記事があった。 多分お雛巻きみたいな感じかなと思うのですが、ちゃんと記事を読んでいないので、あまり何も言うことがないが色々思うところがある。 お雛巻きについて思うことは、体感的には非常に有効だと考えている。 なぜならされている赤ちゃんがニコニコしていることが多いからだ。 しかし、無制限にすべきだとは思わない。 僕の考えとしてはお雛巻きをしている間は親は子どもを観察しているべきだと考えている。ニコニコしているうちはいいし

日本の武術は世界一❗️

僕がハマった沼は武術だ。 日本の武道といえば、柔道、空手道、合気道などなどある。 僕が研究している範囲は古武術などとも言われたりするが、 それらの術理に僕は興味がある。 一見やらせに見えるようなものでも、 実は緻密な術理がある場合と、 本当にやらせもある。 そこがよくないところではある。 しかし、それでもなお本物というのは存在するのだ。 そしてその多くはヒトという動物の構造を本当によく使っている。 そこが僕の沼ポイントなのだ。 医療従事者であれば、解剖は知識としては入って

日常生活で鍛える

先日コメントをくれたひとがいた。 おそらくかなり功夫を積んでいる。 僕など足元にも及ばないだろう。 その中で話題に出たので、 少し書こうと思う。 『日常生活が鍛錬になる』というものだ。 僕は以前からそう思っていた。 なんでも勉強になり、意識次第で鍛錬になると思っていたのだ。 それ自体は間違っていないと思う。 しかし、今は少し認識が違う。 文字通り日常生活自体を鍛錬に使うことができるのだ。 コメント上で站椿の話題が出たのだが、 それを始めてから認識が明らかに変わった。 単

武術物理学(足の在り方)

足の重要性を問う人が多い。 姿勢の基本だし、地面に接している。 ヒトという動物が二本足で立っている以上当然といえば当然だろう。 今回は脚(Leg)ではなく足(Foot)に注目する。 いつもの友人の歯科医師も歯科界でも、 姿勢のことで足の重要性を問うという。 指を広げるのがいいとかいうことがあるそうだ。 どれも僕は否定しないし、結果が出ている以上それでいいとは思っている。 しかし、僕は少し違う見解を持っている。 僕は実は元々猫背で扁平足で外反母趾だった。 今はどれもほぼ解

武術物理学(パンチ編)

みなさんはメイウェザーのジャブを見たことがあるだろうか?🥊 正直、人が認識してから動いてかわせるスピードではない。 むしろ、人が出せるハンドスピードなのか?とさえ思う。 あのスピードに匹敵するジャブを打てるのは世界広しといえども、 井上尚弥ぐらいだろうか? 僕はあのジャブを見て思ったことがある。 ヒトという動物が意識して出せるパンチのスピードではない。 メイウェザーや井上尚弥を見てわかるように、 スピード重視で軽いわけではない。 相手を崩したり、ストレートだと言われる威力も

武術の本質とは

姿勢の基本がわかってから思うことがある。 空手や合気道、柔道や中国武術など、それらはどれをやってもいいということだ。 どういうことか説明しよう。 姿勢はPCでいうところのOSに当たると考えている。 全ての基本になるハードになる。 それに対して武術は全てソフトにあたり、 それは何を身体にダウンロードしてもいいということだ。 好きなもの、自分のハードに合うものをチョイスすればいい。 よくよく考えると脳は神経細胞の塊で、神経細胞は電気を流して 繋げているだけなのだ。 そも

姿勢がわかって合気道の認識が変わった

姿勢の答えが出たという内容を前回投稿した。 崩し系の技も全てのクオリィティがめちゃくちゃ上がった。 ここで大事なのは崩しの技術を鍛えたわけではなく、 打撃の攻撃力を上げる努力をしていたという点だ。 合気道の技も相手に返るようになったし、 相手を掴んだ状態で自分の姿勢を整えると相手が崩れるようになった。 僕が思うにこれは合気ではなく、 身体の機能だ。 合気はもっと高尚なものなのだ!合気道の技としては、 こういった身体の機能や、 姿勢を整えることによる圧倒的出力のパワーによ

正しい姿勢がわかった!

ずっと武術研究をしてきたのだが、 やっとある程度の答えが出たと思う。 正しい答えと言ってもこれからまだ細かい調整はするのだが、 おおよそ間違っていないと思う。 理由としては完全に他の部位を固定して手打ちで打っても 突きの威力がめちゃくちゃ出るようになったから、 と思っている。 これならボクシングでいうナジーム・ハメドのスタイルでいける。 ずっと憧れていたので、 それは試したいと思っている。 実際の格闘だと使い方などがあると思うので、 これから実践に対する調整はしていこ