『万物はひもである』(2/4)

と、トンデモ理論で面白話を書きたかったのですが、

落合洋一さんの"デジタルネイチャー論"
https://www.youtube.com/watch?v=0Rc6nJYv_wg
福岡 伸一さんの"生命の動的平衡理論"
https://www.youtube.com/watch?v=8vsIsHl_qEI&t=1s

を参考にすると、我々が如何に"ひも"の様に、既存のエネルギーを効率的に利用して生きていくかを論じているように感じます。

"ひも"なんてやってるわけないだろ!自然相手に頑張ってきたんだ!その"ひも"で首でもくくってしまえ!

という人類博愛主義者もいらっしゃるかと思いますが、当然、ホモサピエンスの200万年の歴史でみると生命が生き残るためにDNAにプログラミングされた恐怖や好奇心と名付けられた生存本能にしたがって、それぞれの役割を全うすることで、自然を克服し生き抜いてきた輝かしい歴史もあります。

しかし、宇宙誕生からの138億年という規模でみるとただのエネルギーの移動です。我々は"ひも"で編み上げた波打つエネルギーの膜がただただ鎮まるまでの時間を漂うしかありません。

太陽の恵みを受けて時間の波の上を漂ってるなんて、なんと優雅!

でも、お高いんでしょう…

いえ!無料です!

そして、この138億年の宇宙規模のエネルギーのやり取りの中に、100年程度の自分の人生が存在するのはおそらく事実です。(実はウソでしたというのも面白いですが…)

その100年の人生を何に費やすか。家族だ、仕事だ、趣味だ、やっぱ金だー!でもなんでもよし。やっぱ、"宇宙のひもだ"でもよし!

そして、その価値観が同じような人たちがコミュニティーを形成して、経済活動を通じてつながり、価値を生み出す人の元に様々資産が集まり、資産が資産を生み、資産の中でも流動性の高いお金というエネルギーが循環することで経済活動ができているというのが現在の資本主義社会。

資本主義が回す経済は"ひも"が繋がってお金というエネルギーを循環させている状態です。正にそんな資本家からエネルギーを頂く"ひも"になるしかまともな生活が出来ない格差社会を描いたのが『パラサイト』。

"ひも"最高!お前も"ひも"だよね!

あ、ごめん俺、資本家なんで(笑)

あぁ…あの時、五寸釘で打ち付けておくべきはお前だったか…

などと、なんだか笑えなくなってきます。

続く…

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