息子のこと
~特別支援学校を卒業した息子は自衛隊に入隊しました~
ゆきひら
週末は遠方から息子が帰省していた。息子は私たち夫婦の事情を知っている。
この家の売却費にあたっては、等しく半分に分けることになっていると話すと「それはフェアじゃないんじゃない? 俺、話してもいいよ。」と言ってくれた。素直に嬉しい。そして何より頼もしい!
息子を育てるにあたっては少しばかり苦労した。
グレーゾーンと言われるレベルだと思うが、息子には知的障害がある。小学校高学年から特別支援学級に入り、高校は特別支援学校の高等科に入った。
高等科卒業後は支援枠で就職も考えていた。
しかし、息子は幼少の頃から憧れている、叔父の仕事、自衛隊員に自分もなりたいと希望した。
自衛隊に入るには試験があり、これにパスせねばならない。息子はよく努力し、2度目の試験で見事合格した!
入隊してからも筆記、実地と試験がある。
筆記試験について、息子は「みんなは適当にパパッと勉強してパスしてるけど、俺は結構、頑張ってるんだよね。」とこぼしていた。
偉い!と思う。
グレーゾーン、とはいえ特別支援学校に通っていたような息子だ。知的にハンディのあるものが、何の支援もない、一般社会に飛び込んで生活している。
それに比べて、私たち夫婦は一体、何をやってるんだろうと思う。恥ずかしいし、情けない!
息子に会うと、自分も頑張ろう!と思える。
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