M-1グランプリ2021 決勝予想

今年もM-1グランプリ予選が始まりましたね。
今回は僕なりに決勝戦の面子を予想してみたいと思います。
敗者復活戦からの進出を含めて(特にある組を指定せずに)10組選出しました。

   1〜3 決勝常連組

1.見取り図

 今年決まれば4年連続の決勝で、常にハイレベルのネタを披露しつつ、毎年安定した成長率を誇ります。特に昨年の反動で今年は「しゃべくり」が評価されやすくなると予想しているので漫才コントよりも、以前から披露している互いを褒め合う(貶し合う)ネタなどの系統で来るのではないでしょうか。ぶっちゃけたところ、最終決戦までは無難に進みそうなのですが、リリーさんの言う通り、今年は2位あたりになりそうな気がします...。

2.ニューヨーク

 決勝に進出すれば3年連続ですが、寧ろそれ以上の貫禄を感じます。キングオブコントでも決勝に進出するなど、高い実力を誇ります。ニューヨークは毒のあるネタでありながらお二人に華がありますので、他の同系統のネタを得意とするコンビとは一線を画しているのではないでしょうか。さらに、その毒の出力調節も得意としているように感じるので、決勝の舞台に合わせて今年は昨年よりさらにいい順位が期待できそうです。

3.インディアンス

 昨年敗者復活戦から初のトップバッターを引き当てました。勝ち上がった勢いそのままに会場のボルテージを一気に高めましたね。昨年のMVPといっても過言ではないと思います。速いテンポでボケを量産するスタイルで、飽きられるフォーマットではないと思うので昨年の評価も相まって今年はストレートで決勝に行くのではないでしょうか。

   4,5 決勝経験者組

4.ゆにばーす

 出場資格のある男女コンビの中では依然トップの実力を誇ると思います。決勝も2度経験していますし、ネタのバリエーションも豊富です。しかし、ネタ選びに失敗するリスクを秘めているのでそこがネックでもあると考えます。少なくとも準決勝までは行くと思いますので、そこまでで手応えのあるネタが見つかれば決勝も堅いと考えました。川瀬さんには芸人を辞めて欲しくないので、優勝はしないでいただきたいです。

5.ミキ

 過去に2回決勝戦に進んでいますが、ここ2年は苦戦しています。先述の通り、今年はしゃべくりの強さが評価されると考えますので技術と人気を兼ねたミキが再び決勝の舞台に立つ条件としては充分であると考えました。個人的には舞台全体を使い走り回るようなこのごろのネタよりも、過去に決勝で見せたようなしゃべくり重視の立ちっぱなしの漫才が見たいところです。

     6〜9 決勝初進出(準決勝経験者)
6.コウテイ
 ここ数年の勢い凄まじい若手コンビです。最近のコンビにはないギラギラとした感じが前面に現れた芸風で、観客を振り回すような、舞台を大きく使った表現を多用するネタを得意としています。別の賞レースでは優勝も経験しているため、準決勝経験者の中でも頭一つ抜けているように感じました。決勝に進めば1度目のチャンスで上位を掻っ攫うタイプのコンビではないでしょうか。

7.金属バット
 着実に人気を高め、多くのお笑いファンから決勝進出を期待されるコンビです。他のコンビと比較してスローテンポかつローテンションの漫才を繰り広げるため、爆発的なウケを取ることが難しく、瞬間のおもしろさを競う賞レースで不利なタイプかも知れません。しかし、構成など「巧さ」の部分が特に評価されれば決勝進出もありえない話ではないと思います。準決勝まではまず確実といったところでしょうか。

8.ランジャタイ
 過去に2度敗者復活戦に登場し、2度最下位を獲得した異色の漫才師です。初見では理解し難い、まるで夢を見ているかのような異常なストーリーを展開するボケの国崎さんに対し、あくまで俯瞰する立場のツッコミ伊藤さんというネタの構図を取ります。昨年は敗者復活戦会場の平場での活躍もあり、一気に認知度が高まったこと、マヂカルラブリーの優勝で「摩訶不思議なネタ」への壁が無くなったことから今年決勝に行くのでは、と考えました。

9.たくろう
 挙動不審な赤木さんのボケが特徴的なコンビです。結成年が若いうちから各賞レースで活躍していますが、M-1では未だ決勝まで手が届いていません。ボケの個数と強さの塩梅が良く、さらにターゲットが絞られないタイプであると考えられるため、決勝に進出さえすれば一気に跳ねる、もしくは決勝常連組の一つになるのではないかと思います。少し心配なのがネタの時間配分で、過去には敗者復活戦のタイムオーバーも経験しています...。

  10 決勝戦初進出(準決勝も未経験)
10.カナメストーン
 昨年、今年で急成長しているコンビで、予選が始まった今現在でもそのペースが衰えることはないでしょう。昨年敗退してしまった準々決勝での評価も上々で、「何故落ちたのかわからない」という意見もあるほど。パワーのある説明ツッコミで笑いをとるスタイルで、つかみからオチまで穴のない構成のネタが多いように感じるので、今年あたりにチャンスが巡ってくるのではと考えました。

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