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メタバースはロスジェネ世代の姥捨山になる

ロスジェネ世代は自由主義が大衆のレベルまで浸透した世代でもある。自由な生き方が喧伝された結果、結婚できない事を「結婚しない」という新しい価値感として内面化した大量の人々を産んだ。生物的に悲惨な事でも人間は観念で操られてしまう。そのように、ロスジェネ世代はその全時代を通じて人倫の大変革を起こすであろう。
彼ら彼女らも数十年後には老人となる。金の無い独身大量の独身老人。日本国の経済的凋落と少子化によって、彼ら彼女らを生かす事は非常に難しくなる。
持続的で差別の無い社会を作る、という現在のwokeな思想の延長線上には、金の無い老人は次世代の為に死ね、という思想を、内面化した老人が大量に生まれる。
少し前のVR、現在のメタバース技術に、LLM技術を組み合わせると「死んだおばあちゃんソックリに話すbot」をメタバースにデプロイする事が可能になる。これは、単なるbotなのだが、これを「本当のあなた」だとするプロバガンダが大量に行われる世界。SGDsやLGBT運動のように、朝日新聞やハフポストが「自殺」という言葉はネガティブだからやめよう、と喧伝する。そのような世界で、メタバースはロスジェネの姥捨山になる。

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