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超短編小説「夢の中」

朝起きると、夢の中から現実世界に引き戻される。

なんの夢を見たか覚えてはいない。

夜、眠りについた。

・・・

歩いている。

どこか、違和感を感じた。

そうか!これは夢だ。

夢の中だ。

夢だと認識した。

間違いない、これは夢の中だ。

起きると現実世界に戻る。

ならば、夢の世界では自由だ。

なんでもできる。

とりあえず、無茶してみようか。

躊躇した。

できない。

・・・

目が覚めた。

確かに夢と認識した。

夢だからといって、無茶はできなかった。

なぜなら、夢の中でも自分は自分だからだ。

今日も一日が始まった。

文:モノコト68
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