他府県ながら、都知事選について

カオス

56人の候補

今回の都知事選は、一週間がたっても未だに騒動が尾を引いているので、少し思う所を書きます。
まず、56人という最多の候補者がいたこと、ポスター掲示板の騒動、N党のポスタージャック。
今までの都知事選で異様だったと思います。あり得ないことばかり続いている、という状況でした。
政見放送でも、だしぬけに脱いだりした人もいましたね。しかもその人が政見放送の動画再生で一番だった、という。オチまでついて。
なんなんでしょうね。首都の首長を決める大事な政治局面なんですがね。

考えるべき事

これはひとえに公職選挙法の『不備』が起こした出来事といっていいと思います。
なぜなら、足下の状況は、公職選挙法制定時の想定外の状態であって、それに応じて何度も改正するべきだったものを改正してこなかった。だから、選挙後に公選法違反事案が山ほど出てくるわけです。
これは政治の、立法府の怠慢といっていいと思います。
それと、不備の中で最も大きいのが供託金です。都知事選のような首長は、供託金が300万円ですが、正直これは今まで『泡沫候補を絞り込むため』というような意味合いがあった、と言われていましたが、それすら今回は通用していません。なぜなら、都知事選の知名度>供託金だからですね。
この公選法、立候補条件などを変えるべきだと思います。

石丸伸二のブレイク

166万票という結果

前安芸高田市長の石丸氏が、『取り上げられなかった』(本人談)中で、これだけの得票をしました。
小池百合子氏の当選はまあ、盤石としても、蓮舫氏を追い越して、二位につけたのは非常にエポック的だと思います。
なぜなら、それまでの既存メディアによって成立していた『選挙ビジネス』が、ここへきて通用しなくなったからです。
そりゃそうで、その『既存メディア』の、偏向がこんにちの事態を生んだわけで、石丸氏は(本人がどう考えているかともかく)アンチ『既存メディア』のアイコンになり、その結果なわけです。

すり寄りと虐め

その石丸氏に対するメディアの対応は極端ですね。
最初にいじめてきたのが、日テレと古市でした。あの選挙特番を見ていると、古市の頭の悪さがまたしても露呈していたわけです。
詳しくは動画(それも日テレ公式動画)見てもらえたらいいと思います。
その他には、『文化人放送局』というチャンネルもそうですね。
「信念の欠片もない」と痛烈に批判しています。
取り込もうとしているのがフジとテレ朝の印象です。
今、7/14朝に書いていますが、フジの番組に出ずっぱりですね。
というように対応が分かれています。

ちゃんと彼を理解しているのか

そこで気になるのは、どちらにせよ、「ちゃんと理解しているのか」
ということです。特に非難されている方々の中で、ちゃんと石丸氏と議論した人がいない、ということです。
彼に関する「ネット記事」をもとに批判している。とくに『文化人放送局』は、もともと記事を読んで議論している人たちですので、ちゃんと本人と話をしないんですよね。
マンデーバスターズでも洋一の部屋でも呼べばいいのに。

脅威

なぜそうなるのか。それは「見ている風景が違う」からだ、と思います。
いつもは舌鋒鋭く切り込んでいるとしても、その切り込んでいる人たちも所詮は『老害』といわれているような人たちです。
実際、文化人放送局に出ていたジャーナリストがセクハラで降板してますしね。
その意味じゃ『古い』ということなんでしょう。

これからどうなるのか

公選法の改正

これは必須でしょう。つばさの党関連から、不備がたくさん出てきた、この古臭い法律をどう変えるのか。
供託金、サンバンの地盤問題、電子投票、演説方法、メディアの取り扱い。……
変えるべき項目は山ほどあります。ですが、既存の政治では無理でしょうね。なんせ、それで当選してきた人たちですから。
これほど古臭い人たちが古臭い法律を変えたとしても、大して変わらんでしょう。むしろ、立候補が難しくなるかもしれません。
『正義のミカタ』で藤井聡が喚いていましたけどね、そんなレベルの話じゃないですよ。明らかに法の不備だから。

さいごに

いろいろと書きましたけど、「おもろい奴」が出てきた、という感じですね。どうあるにせよ。これが選挙の面白さでもあるのですが。

つらつらと書きました。

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