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頑張ると努力はどう違うのか


    頑張るとは、本来「我を張る」という言葉からきており「自分の意志を貫き通す」とか「困難に負けずにやり抜く」という意味合いがあります。

 一方で似たような言葉で努力がありますが、「目的に向かって尽力する」という意味があり、頑張るとは違う最大のポイントは「意志の力」を含まない点にあります。

 この「意志の力」は一つのことをやり続けることにより、人間で最も高尚な脳部位である前頭前皮質の疲労を生み出します。

 この疲労が積み重なれば脳のパフォーマンスが低下し、判断力・集中力の低下、無気力の原因となり、場合によっては、うつ病等のメンタル疾患になりうる可能性もあります。

 更には「頑張る」は、困難を乗り越えたり、自分を貫くために、ストレスをモロに受けてしまったり、受け続けそれに耐えてしまうような意味合いもあるために、やればやるほど意志力を消耗し、ダメージを追います。

 なので「頑張る」はここぞという人生の帰路に立った時や、緊急事態等以外では推奨しません。人間は長く頑張ることをできないということです。

 なので、頑張ったあとは必ず「よく休む」ことを忘れないでください。

 自分自身がどこまでならやれるか、今どういう状態なのかを測る「自己洞察力」を鍛えることが大切です。

 普段から自分自身に目を向けて、自分自身を知り、そして目標に向かって努力すれば頑張らなくても上手くいくのではないでしょうか。

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