またまた架空国電について

 国鉄のいわゆる「80系電車」、「湘南電車」だけど、その最初にデビューしたものは、「湘南タイプ」の前面2枚窓ではなく、3枚窓で、モハ(クモハ)51辺りを少しスマートにして非貫通にした感じだった。

 2枚窓になってからも、窓枠のあるタイプからHゴム支持になったりと変化がある。最初の3枚窓のタイプも結局Hゴム支持になったり。

 で、これが80系の一族である荷電のクモユニ81に採用されていたらという架空の電車を模型で作っている人がいて面白かった。しかも大糸線仕様という。ありそうだもんな。

 荷物電車というのは改造で生まれる事が多く、クモユニ81のような例は珍しい。前にTMS誌に載った文章では、80系に連結する荷物電車が出来るという話に「モハ(クモハ)40辺りの改造じゃないか」と言う人がいて、実物を見て喜んで訂正したというものがあった。
 その「クモハ40改造荷電」の図面も載っていた。で、やっぱりグリーンとオレンジだったんだろう。

 この80系や弟分とも言える横須賀線でのデビューから始まる70系は架空車両の「ネタ」には最適で、両運転台の「クモハ」は80系では模型もあったし、合造の「クロハ」「サロハ」を考えた人もいた。短編成化で片運転台の「クモハ」が生まれなかったのはちょっと意外ですらある。
 貫通のクモハユ74みたいな顔の車両もいたかも知れない。

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