TR-3Bのオカルトな部分

 ステルスB-2爆撃機あたりがビーフェルド・ブラウン効果という、電磁気的な手段で飛行しているという与太話は、自分の場合は「ムー」で知ったのではなかった。確か「ワンダーライフ」という雑誌であった。他にも「空想科学への大冒険」(1999)というマジメな顔をした本ににしれっと紛れ込んでいた

 素人考えなのかも知れないが、イオン風を起こすだけでなく、それ自体が推力になる程の電磁波を発生させる事ができるなら、そもそも「ステルス」という考えと相反するような気がする。
「ステルス」というのはレーダーに引っ掛からないようにする技術で、レーダーというのは電磁波を捉える機械だからである。余計に出してどうするっつうの。

 アルミ箔で覆えば良いとか、白い布とか、アースのマークとか、そういう方向と相性が良いのだろう。

 他の所で、ステルス航空機が近付くと犬が反応するという、「犬事例」のような話も聞いた。そうなると犬を並べた防空網が必要になるだろう。

 電磁波推進はトム・クランシーの「レッド・オクトーバーを追え!」に出てきた事から大衆に知られるようになったようである。日本でも1992年の超伝導電磁推進船ヤマト1が話題になった。

 現代のオカルト航空機となると、さらにもう1歩先を行っているようである。

 トレンドとして知られるのがTR-3Bである。

 このTR-3Bは、高圧水銀を核エネルギーで加速する事によりプラズマを発生させ、機体の周囲に反重力場を作り出すのだそうだ。

 私など、プラズマって聞くとある早稲田の名誉教授の顔が浮かぶ所である。UFOじゃなくてプラズマだとか言いそうな。

 ただこの水銀ってどうにも錬金術っぽい気がする。

 インドの古代の航空機ヴィマーナの動力源は、熱した水銀の気化熱とか、水銀と硫黄を使用するとかされているようなので、これに近いのかも知れない。

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