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🚩地域ものがたるアンバサダーがみつけた富山・福井・鳥取🚩

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2022年、地域ものがたるアンバサダー21名が訪れた、富山・福井・鳥取の旅の軌跡です。
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2022年9月の記事一覧

【鳥取】地域の面白い人たちがいる場所を巡る旅

地域ものがたるアンバサダーというJR西日本が取り組む活動があります。ありのままの地域の姿を再発見し、地域の方々の営みに共感し、一緒に考え、発信するという取り組みです。 対象となる地域は鳥取、福井、富山の3県。 各県に水先案内人となる地域で活動する人たちがおり、事前に選ばれた県外のアンバサダーたちが毎月各県を、まるで第二の故郷かのように「ただいま」がいえるような関係に次第になっていく、そんな物語りのような活動。 いろんな縁が重なり活動の事務局として関わることになりましたが

【鳥取8月旅】大山の水と美食をめぐる旅 スピンオフ南部町・琴浦町編

6月から「地域ものがたるアンバサダー」の鳥取アンバサダーとして鳥取の美食と地質学にまつわるスポット・人をめぐる旅をしています。 今回は「大山の水と、北栄町の豊かな資源」の二つをテーマに鳥取の西〜中部を旅してきました。1日目の午後に集合し、そのままレンタカーで奥大山の木谷沢渓流とサントリーの工場見学へ。大山編のレポートは他のアンバサダーさんの記事をご覧ください。 マイナスイオンをフルチャージしたところで、本日の美食パートに行きたいと思います。せっかくなので南部町にも足を伸ば

北前船ゆかりの鰊ずしは、敦賀のおふくろの味。

福井県敦賀市には、にしんずしという敦賀のまちの人に古くから愛されている料理があります。アンバサダーの訪問前のミーティングで、事前に敦賀のお話をしてくださった敦賀の観光のキーパーソン、敦賀観光協会の池田会長のお話のなかにあり、敦賀を訪問前からにしんずしに関心を持っていました。 にしんずしは、どんなおすし? にしんずしとは、どのようなおすしでしょうか? この冊子に、にしんずしのことが、とても良く載っていますよと池田会長が「わたしとつるが」という本を教えてくださいました。 敦賀

【福井7月旅】~越前海岸盛り上げ隊~

福井県 地域ものがたるアンバサダー7月の越前海岸への旅を案内してくださった、”越前海岸盛り上げ隊”についてご紹介をしたいと思います。 ”越前海岸盛り上げ隊”とは?? その中から今回は、アンバサダー旅行にもご協力くださった 松平さん・志野さん のお二人のご紹介をしたいと思います。 "越前海岸盛り上げ隊" 松平 裕子さん ご紹介 松平さんは東京や海外で働いた後、2018年にご主人の地元である殿下地区にUターン移住。地域おこし協力隊としても活動されました。 東京の便利な暮

港にそっとたたずむ「レガシーたち」 ~つるがシェアサイクルで街ブラ②~

氣比神宮をあとにして、街ブラのテーマをチェンジ! 前日、ホテルの部屋でチェックした「港敦賀観光まち歩きマップ」に、古い倉庫群とか色んな産業遺産が紹介されてて、それがどうしても気になり・・・ ということで、思い立ったが吉日!シェアサイクルにまたがって、気の向くままにGO GO GO GO!!! 🚲 ❚ さりげなくオシャレやん! 前の日に、偶然この前を車で通り過ぎたんですが、黒と白のコントラストが強烈に記憶に残って、もっと近くで見たいなぁ・・・という衝動でやってきました。木の

【福井7月旅】オハナと羊とオリーブ園

福井県 地域ものがたるアンバサダー、 7月の旅は、越前海岸へ訪問させて頂きました。 初日はジオリブ講座からの旅館で1泊を経て、2日目。この日は「カフェオハナ」さんにてランチを頂きました。 この日頂いたメニューは「酵素玄米お結びリングの健康ランチ」 食べながらご主人のお話を聞きました。 若い頃から美食家で、世界中で美味しいものを食べ歩いていたとのこと。 しかし年齢と共に身体の事を考え始め、故郷である福井の料理と健康食に辿り着いたそうです。 さらにカフェだけでなく牧場も

【富山】立山ヘルジアンウッド公開講座8月

6月から本格的に始まった地域ものがたるアンバサダー活動。富山アンバサダーとしての2ヶ月間、さまざまな場所を訪れ、美しく生きる人びととのたくさんの出会いがありましたが、8月はいよいよマグマ学者の巽好幸さんと富山県の水先案内人の皆さんによる公開講座が行われました。 場所は立山のヘルジアンウッドです。 こちらの場所は前田薬品工業株式会社の新しいブランチとして開設された、自然療法をベースにしたサウナ&レストラン。 公開講座前に、レストラン棟で関係者の皆さんとまずは腹ごしらえのラン

「わたし」がいない100年先へ〜立山という神に会いに。part3 雄山登拝

今年の立山はとにかく天候が悪いらしい。 出会う人が口をそろえてこう話す中、明け方近くまでの大雨で雄山登拝は半ばあきらめながら、それでもなぜか不思議と大丈夫な予感もあり、5時に目が覚めてカーテンを開くとなんと青空が。 昨日はまるで見ることができなかった山々の風景をようやく目にすることができました。 雄大すぎてしばし茫然。 早々に身支度を整えて雄山登拝へ。   午後になると下で発生する水蒸気が上がってきてしまい、標高の高い場所は天候が悪くなるのです。 こういった自然環境のシビア

「わたし」がいない100年先へ〜立山という神に会いに。part2 立山開闢伝承の地室堂玉殿の岩屋

夢のような弥陀ヶ原湿原からさらにバスでのぼり、立山登拝の拠点になる室堂(標高2450m)へ到着。 part1はこちら↓ この頃には小雨が降り始め、美女平の時と同じようにガスが出て周りは真っ白になり、何も見えない状態になっていました。雨のせいもあって肌寒く、10月下旬並みの気温。夏とはいえダウン必須です。 この日の宿は立山室堂山荘。 1726年に立山信仰の登拝者のための宿泊所として建てられた日本最古の山小屋で、重要文化財として室堂小屋南室が復元修復され現存しています。

「わたし」がいない100年先へ〜立山という神に会いに。part1電鉄富山駅〜弥陀ヶ原

こんにちは、 富山アンバサダーの歌手kawoleです。 わたしたち生命体を育む巨大な装置である「山」。 富山アンバサダーに応募したいと思った大きなきっかけが「立山」という存在でした。 富山だけでなく、日本のジオストーリーを語る上でも圧倒的存在感を放つ重要な連峰であり、その場所から導き出される森羅万象と人の営みを、体感のすべてを使ってまずは感じてみたかった。 そして古来「立山信仰」の聖地として、広く人々の心の拠り所とされてきた雄山を実際に登り感じることで、「富山」が生み出すも

【福井7月旅】大豆は栄養価の金メダル、ヘルシーで豊かな食生活へゴールDo!

株式会社ごーる堂・ドーシタ製粉の代表取締役社長であり、福井の越前海岸エリア一帯を盛り上げる「越前海岸盛り上げ隊」のメンバーの中でも事務局長、また「福井の大豆な会」の代表として手腕をふるう堂下雅晴(どうした・まさはる)さん。福井県福井市畠中町にある「ごーる堂」さんの店舗には、牛乳・卵不使用、福井県産の大豆から作るきな粉と豆乳で作った100%植物性のソフトクリームはとても人気があり、ひっきりなしに遠方からもお客様が訪れます。「大豆は世界を救う」を信条に、大豆を健康に美味しく食べる

越前おろしそばって何?

こんにちは。 初めて投稿します。 さてさて、いきなりですが越前そばってご存知ですか? 福井県はそば処って実はあまり知られていなかったりして、越前そばも食べたことないって方が結構いらっしゃいます。 越前おろしそばは、冷たいお蕎麦の上につゆでといた大根おろしとかつおぶしとネギを載せたお蕎麦です。 その名前の由来は、昭和天皇が福井県を訪れた際に、食べたお蕎麦のことを「あの越前のそばは…」と大変おいしかったというお言葉をいただいた事がきっかけだと言われています。 ちなみに、その昭和

地域ものがたるアンバサダー7月レポート:越前海岸の木桶醤油

地域ものがたるアンバサダーとして2回めの福井訪問。今回は7月23日、24日と泊まりで越前海岸にお邪魔します。 1日目、福井の食に驚愕のジオリブ講座@越前海岸 早朝のサンダーバードは運転手さんが琵琶湖の観光案内をしてくださり、素敵な移動時間となりました。 福井駅からは他のアンバサダーさんと一緒に車移動。40分ぐらいで海が見えてきました。めっちゃキレイ。そして、海岸がゴツゴツ。岩でいっぱい。アンバサダーになってから、少しでも地質について知ろうとはしているのですが、なにせ元の

美浜のへしこちゃん生みの親、伊達さんは、ただものではない「へしこ愛」のカタマリで、今日も女将さんたちと一緒に「へしこの町美浜」を盛り上げます。

「へしこの町、美浜町」で出会った皆さまをご紹介します。 ※こちらは、福井県・地域ものがたるアンバサダー行脚の前に、2022年4月、ジオリブ研究所の巽先生とともに、美浜町事前調査に訪れたときの見聞録です。 皆さんは、美浜町に行かれたことはありますか? 「美浜町」と調べると、愛知県・和歌山県・福井県となんと3つ💡出てきますが、今回は、福井県嶺南、若狭湾に面している美浜町です。地図で見ていただくと、一体いくつ入り江があるんでしょう!というぐらい、ぐるりと若狭湾を囲む長い海岸線