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本を出したら旅をしよう!

タイトルの「旅」は比喩ではなくて「本を出したら本当に旅をしてください」という話をします。

「本を出したら出版記念パーティーを開く」ものと思い込んでいる方がけっこういらっしゃるのですが、もったいないなと感じることがあります。本を出した目的から俯瞰してみて、パーティーの開催が合致していればもちろんいいと思います。ただ、思い込みでパーティーを開かれるのなら「費用がもったいない」。(もちろん本を出す目的が見栄を張ることならどうぞ盛大なパーティーを開いてください。その瞬間に夢が叶うのですから!)

なぜ出版記念パーティーを止めるのか? それはパーティーの代わりに、パーティーに呼びたかった方一人ひとりに会いに出かけてくださいと言いたいから。つまり「本物の旅」をしてほしいのです!

あなたが本を出したら知り合いにこんな電話をしてください。

「お久しぶりです。実は今度、私、本を出したんです。~~な内容です。頑張って書きました」。そしてこう切り出してください。必殺パンチです!

「◯◯さんに直にこの本をお渡ししたいのでお忙しいところ申し訳ないのですがお時間をとっていただけませんか? 10分でいいんです。えっ? 遠いでしょって? 全然構いません。◯◯さんに私の本を渡しに伺わせてください」。これで断る人なら会わなくて結構。

本を出したら直接手渡してください。パーティーに集めて会費と引き換えに本を渡すのではなく。

自分が書いた本を渡すためにわざわざ会いに来た人、あなたの記憶にありますか? おそらくいませんよね? 本を出すことは「相手の時間をもらえるチャンスをつくる」ということを意味するんです。

残念ながら「◯◯さんと会った後にあなたが取るべき行動」はここには書きません。でもきっと、聡明なあなたならいろいろ考えられますよね?

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