見出し画像

安く本を出せた? その後何するの?

出版は古い業界なので本を出すのを手伝ってくれる「出版プロデューサー」がたくさんいます。
10万円、30万円、50万円、150万円、300万円といろんな価格で出版企画書づくり、出版社探しをしてくれます。
中には無料で商業出版まで伴走してくれるNPO法人・企画のたまご屋さんのような神サービスもあります。本当に神です! 完全無料ですもん。
しかも出版実績もかなり多いです。安く、できればお金をかけずに本を出したい人はまずはここに相談すべき。

さて、僕自身は安く本を出す工夫に熱心な経営者の本づくりはお手伝いしません。大事なのはそこじゃないよね?と思うから。
僕のところでは300万円で大手出版社から本を出しています。
たまに質問されるのでサクッと書いておきます。
出版企画書? 書く必要ありません。
出版社探し? すでに決まっているので出版社探しはありません。
原稿執筆? 書く必要ありません。インタビューから原稿はこちらで。
発売まで1年? いいえ、6か月以内に発売します。そんなに悠長に編集していたら会社の伸ばし時が過ぎちゃいます。
ただし競争はしません。相見積? お出ししません。
安いところから出したいのならどうぞ、企画のたまご屋さんへ。
うちじゃないです(^^)

大切なことは出版じゃない

僕が興味があるのは「クライアントの経営者とどうやって事業を伸ばすか?」。出版費用の外に500万円? 1000万円? もっと予算が必要かもしれません。
だって出版も会社を伸ばすことが目的でしたよね? 出版以外になにをすれば会社が成長させられるのか? それを考えましょう。
出版に時間と手間をかけるのは間違いです。
・全国でセミナーを開催する必要があるかも?
・PR会社にメディアに取り上げてもらう依頼をするかも?
・既存顧客を営業マンにするために片っ端からアポイントを取るかも?
はっきりしているのは本のことだけ考えたって会社は絶対に伸びないってこと。
「会社」と書いているけど「個人事業主」や「ひとり社長」でも同じこと。
もしかしたら僕といっしょに営業代行会社を探すかもしれない。
もしかしたら有名な経営コンサルを紹介するかもしれない。
あらゆる手を使い、それこそ制限なしでクライアントの成長にフォーカスしたい。僕の興味はそこ。
二人三脚で走るため、ロープで足首をむずばせてもらえる社長とだけ仕事がしたい。

繰り返します。とにかく安く本を出したいならうちじゃないです。
会社を伸ばす方法をいっしょに考えたいならうちです。
これ、競合との差別化じゃないんです。そもそも競合してない。
それぞれが相手にしているお客さんが違うから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?