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きっとあの時私は逃げたのではなく選んだのだと思う

あの時というのは、新卒として2年半ほど働いた小児専門病院をやめた時のことです。

あの時から約3年が過ぎた今、気持ちの整理がついた部分もあり、客観的に状況を振り返ることができると思ったのでこの記事をかきました。

あの時、私は先輩たちからのプレッシャーや急変対応が重なったことから心身のバランスを崩してうつ病を発症し、休職→退職の選択をしました。

休職期間、退職後しばらくは
「精神的に弱い自分が悪かったんだ」
「勉強量、努力が足りてなかった」
と自分を責めていました。

でも、看護師を辞める気にはならなかった。

むしろ、退職したいという旨を看護部長、副看護部長に伝えた時、私は「小児在宅分野に行きたいです」と話していました。

きっとうつ病になったのは、私が弱かったからではなくてやりたいことがあるのにそこに進めない状況によるやりがいの消失と人間関係の劣悪さの2つの原因が重なったからであると今は思います。

だからあの時、私は病院から逃げたのではなく、やりたいこと、なりたい看護師像を求めて次に進んだ道を選んだのだと思うし、うつ病を発症したことは次に進むための単なるきっかけだったと思うのです。

うつ病になってからのことは別記事に書いていますが、悪いことばかりではありませんでした。

自分と向き合う時間ができたことは今でも大きな意味があったと思うし、人生におけるひとつの大きな体験が出来たと感じています。

だからこそ、同じような立場の看護師さんがいればサポートしたいなと考えていますし、進んだ先の在宅分野では特に医療的ケア児とその家族をサポートしたいという明確な看護師としての目標ができました。

看護師業界では、新卒3年という言葉が今でも聞かれます。
退職した後、在宅分野に行きたいと私が思っていると知った先輩は「経験年数2.3年ぐらいで在宅分野で働けない」と言ったそうです。

でも、私は退職3ヶ月後には小児の訪問看護師として働いていました。

人に何を言われようがやりたいことが明確化していれば、そこに向かって人は選択を続け、叶えることができると思います。

私のモットーは常に考え続けることです。
考え過ぎて切り替えが下手なのが欠点なのですが、考えることをやめたら何も進むことはないと思っています。

こうやって過去を振り返ること、そして未来に向かって考えること、そのために今何をすべきなのか、日々考えつつこれからも過ごしていきたいと思います。

画像はメイプル楓さんのイラストを使わせて頂いています。
他の方の記事を見た時に一目惚れしました、今後も使わせて頂く予定です。
ありがとうございます。

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