昔から所謂ギャルに憧れている。
ギャルを定義づけるものは何か、と言われるとよくわからないのだけれどわたしにとっては圧倒的強さを持った存在なのである。
自分を持っていて、好きを大切にしていて、周囲の変化に敏感で、根性があって、他人とは一線を引いている感じがするけれど仲間想いで人情深い。
なんとなくそんなイメージ。
こんなふうにギャルへの憧れをnoteに綴っているようではまだまだ到底ギャルにはなれないのだろうけれど。
そして、ギャルに憧れていると言っても、じゃあ特定の憧れのギャルがいるのかと聞かれると答えはNo.なのだ。
なんとなくこういう人たち、という漠然とした概念のようなものでわたしのこの憧れは個人を指すものではない。
じゃあ、憧れの人はいますか?と聞かれたら誰が浮かぶかというと、わたしの心の師匠である。
株式会社シラタキカク代表、シラタカズシゲという人がいる。
今から10年以上前、バンドマンとオーディエンスという形で出会ったのだけれど、とにもかくにも凄い人で、白田さんの周りはいつも凄まじいスピードで動いているように見えた。衝撃的で刺激的でわたしが心の奥底深くに押し込めていた「こんなふうに生きたい」の権化のような人だった。
いつだったか忘れた大阪club vijonというライブハウスのバーカウンター前でうだうだと話していた時に「わたしシラタチルドレンとして生きていきます」という話になり、もはや白田さんがそれを覚えているのかどうかも何故そんな話になったのかもシラタチルドレンとはそもそもいったいなんだったのかももう何もわからないのだけれどそこから10年程ずっと心の師匠として慕っている。
大好きな人たちや尊敬する人たちはたくさんいるけれど、わたしにとっての師匠は白田さんだけだし、白田さんのような人にいまだかつて出会ったことがないし多分いないのできっとこれからもただ1人の師匠だろうと思う。
「飲食店始めたからおいでや〜」「アクリル工場もらうことになっておもしろいことできそうやなと思ってんねん」「なんか最近悩んでんな〜?」「最近〇〇買ってん」「こっち来るなら工場遊びにおいでや〜」「〇〇めっちゃいいで」などなどふとした時に連絡をくれ、縮まりも離れもしない距離感でずっと関わり続けてくれている。そしていつも、楽しそうな世界をチラつかせてくれる。
1年前くらい、わたしの大切な友人を白田さんと引き合わせた。
すぐに何かは生まれずともこの繋がりがいつか巡り巡っておもしろいものになる気がしたからだった。
彼女はすっかりシラタワールドの虜になってくれ(?)世界が少し輝きを増したように感じた。
最近思うことがある。
白田さんはわたしにとってのプリキュアなのだ。
世界が広くて、夢があって、芯があって、おもしろくて、勇敢で、強くて、仲間想いで、クリエイティブで、かわいくて、おしゃれで、真似できない、近くて遠い、輝く未来へ導いてくれる唯一無二なヒーロー!
そしてそれはギャルの概念にも通じるところがある。
つまり白田さんはプリキュアでもありギャルでもある。
憧れを憧れのまま飾っておくことももちろんできるけれど、女児たちが可愛いドレスに身を包むのもスティックを振って唱えるのも少しでも憧れに近づきたいからである。
プリキュアも仮面ライダーも戦隊モノもいつの時代も子どもたちへ届ける想いは同じ「仲間を大切に、強く信じ願い続ければ夢は叶う」ということ。
夢が叶うかどうかはさておき、日本も人生も割と地獄だけれど"好き“と思える何かがあるというだけで実は結構強いんじゃないかと思っている、最近。
これからもわたしは引き続きシラタチルドレンとして心強く生きていく所存です。
今年もあと3週間ちょい。
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