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神戸一人旅 #1 |メリケンパークの開放感と中華街のトンポーローに、見事撃沈。

※この記事は、2021年11月に神戸を訪問した際の気ままな旅日記です。
過去にブログで綴った内容の転載になります。


ようやく最近緊急事態宣言が解除され、ついに僕の趣味の1つである「旅」を少しずつ再開できるようになりました。

そして早速この間とある場所に一人旅に行ってきたので、その旅の記憶を綴りたいと思います。一人旅が好きな方、今後旅行を計画している方の参考になれば幸いです。

今回の旅の目的地は「神戸」です。
※全4回の記事で、今回は1回目です。


意外と神戸は初訪問

今回の旅の目的地として選んだのは「神戸」。僕は仕事柄、日本のほとんどの道府県を訪問したことがあるのですが、神戸だけはいまだに行ったことがありませんでした。

なんとなく「横浜に雰囲気似てない?」的な安易な考えがあったわけですが(神戸の皆さん、ごめんなさい)、今回は西の方に行きたいなぁと思っていたので、ふらっと神戸を訪れてみることに。

今回の“旅のお供カメラ”はSONY「α6600」

僕は旅先で写真を撮るのも大好き。今回ももちろんカメラを持って行きました。今回“旅のお供カメラ”として選んだのはSONYのα6600先輩。普段僕がプライベートでメイン機として使用しているカメラです。

コンパクト・軽量・AF性能抜群で旅カメラに最適

そしてレンズは2本。フルサイズ用のレンズ「SONY FE35mm F1.8」と先日購入した「TAMRON 11-20mm F/2.8」をもっていくことにしました。

「SONY FE35mm F1.8」はAPS-Cセンサーのカメラに装着すれば、フルサイズ換算52.5mmの標準域の画角になるので、これを今回は常用レンズとして使い、広角で撮りたい場面では「TAMRON 11-20mm F/2.8」に替えるイメージ。

フルサイズ換算16.5mmの超広角域で、神戸の夜景をバシバシ狙いたい

特に神戸は夜景が綺麗(と、なんとなくイメージしていた)なので、広角レンズの活躍の場面は多くなるのではないかと考えていました。いっぱい良い写真が撮れたらいいな。


神戸一人旅に出発

今回は土日の休みを利用して神戸に行ってきました。新幹線・ホテルは「JR東海ツアーズ」のパック旅行で予約。コロナの影響があるのか、めちゃくちゃ安かったので(1泊2日で2万5,000円程度でした)。

今回の神戸の旅のプランは、以下を予定していました。初の神戸ということで「とりあえずメジャーどころを回ろう」という、保守的な発想に縛られているのは言うまでもありません。

  • 訪れたいところ:1日目
    メリケンパーク:「BE KOBE」のモニュメント、神戸ポートタワー
    神戸ハーバーランド:ウォーターフロントの夜景
    神戸南京中華街
    ポートアイランド

  • 訪れたいところ:2日目
    明石海峡大橋
     神戸北野異人館街
     生田神社

僕はついつい初日に色々と盛り込み過ぎるクセがあるので、今回はうまく分散させようと思い、初日は三ノ宮駅の南側を、二日目はちょっと離れた明石海峡大橋と三ノ宮駅北側を攻める計画に。

JR三ノ宮駅からメリケンパークへ

朝7時くらいの新幹線に乗り、そこからおよそ2時間半。今回の一人旅の中心地となる三ノ宮駅に到着しました。

とりあえず最初の目的地であるメリケンパークを目指して歩こうと思ったのですが、初めて訪れたので土地勘がない。早速Googleマップ先生を開いて位置を確認。Googleマップは一人旅の大きな味方です。


歴史が長いメリケンパーク

南の方角におよそ15分ほど歩くと、早速海と波止場が見えてきました。お目当てのメリケンパークです。

メリケンパーク、いざゆかん
この段階で、すでにテンション高め

メリケンパークは兵庫県神戸市の神戸港にある公園で、造られたのは1887年。かなり歴史のある場所なんですね。とても広い公園で、すぐそばには神戸海洋博物館、ホテルオークラ、神戸のランドマークである神戸ポートタワーがあります。

空が広い

もともとこの公園は、1868年に明治政府が開設した「メリケン波止場」という波止場があった場所で、波止場の近くに米国領事館があったことからこの名がつけられたとのこと(1887年にこの波止場一体を埋め立てて公園が完成)。

僕の中では「神戸といえばメリケンパーク!」と勝手に思い込んでいたので、ここは必ず訪れたい場所でした。

広場からは神戸ポートタワーが!

広場の開放感に浸りつつ、辺りを見回してみると、すらっと赤くそびえる「神戸ポートタワー」が見えてきました。これまた神戸を代表するアイコン。神戸ポートタワーを見ていると、本格的に神戸に来た実感が湧いてきます。

神戸ポートタワーは残念ながらリニューアル工事中だった

ただ残念なことに、現在ポートタワーはリニューアル工事のため臨時休業中とのこと。僕の運のなさを恨みたい。実際のリニューアル工事は2021年11月中旬からスタートし、2023年7月末までかかるようなので、しばらく休業は続くみたい。下から徐々に足場とかが造られていくので、全体が見えただけでも、むしろ僕はラッキーだったのか?

とりあえず神戸のシンボルを見られて良かった。

阪神淡路大震災の悲しみを忘れない

メリケンパークの東には「神戸港震災メモリアルパーク」というスペースもありました。この場所は、1995年1月に発生した阪神淡路大震災の記憶・記録を肌で感じることができる公園。被災したメリケン波止場の一部(岸壁60m)をそのままの状態で保存し、見学できるようなっていました。

震災が起きたのは僕が小学生のときだったけど、今でもテレビの中継を見て衝撃を受けたのを鮮明に覚えています。

神戸港震災メモリアルパークの入り口

波止場の方に行ってみると、実際に震災によって隆起した地面やひび割れ、曲がった街頭などがそのまま残っていて、地震の凄まじさが伝わってきました。被災を経験しなかった自分でも、恐怖心と悲しみが湧き上がってくる。

この場に立っているだけで、当時の揺れの凄まじさが伝わってくる
隆起した地面

でもこういった場所が残っていることで、その当時のことを忘れることなく、未来への対策に繋げることができるんでしょうね。関東でも近い将来大きな地震が来ると予想されているので、身の引き締まる思いを感じると同時に、ピシャリと背中を叩かれた気がしました。

ここは神戸を訪れたら、一度は必ず訪れた方がいいと思う。あの震災を知る人は、決して忘れてはいけない瞬間です。

大人気モニュメント「BE KOBE」をひっそりと撮影

その後はパーク内をぶらり。とても園内が広いので、ベンチに座って開放感に浸るだけでも楽しい。そして園内中央付近(?)には神戸の観光雑誌にも必ず登場する「BE KOBE」のモニュメントがありました。

ザ・神戸

このモニュメントは神戸開港150年を記念して、2017年に設置されたものとのこと。今では神戸観光のインスタスポットとして大人気になっていますよね。

この日も朝早くにもかかわらず、多くの方がモニュメント前でポーズをとりながら写真を撮影していました。僕は一人旅だったし、一人ではっちゃけるのも恥ずかしかったので、少し離れたところから一枚パシャリ。

恥ずかしがり屋の僕は、ひっそりと遠くから楽しむ

光の当たり方・角度によって、「BE KOBE」の陰影がもっと鮮明に浮かび上がって、立体感を感じられるかも。そういう意味では日の高い時間帯よりも、太陽の位置がもう少し低い時間帯(午前中や夕方前とか)の方が撮影には良さそうです。

神戸ベイクルーズでゆったり遊覧も楽しめる

メリケンパークからハーバーランド方面へ歩いて行く途中には、「神戸ベイクルーズ」の乗り場もありました。

イベントクルーズが気になる

ここでは関西最大級の豪華遊覧船「ロイヤルプリンセス」や「御座船 安宅丸」(江戸幕府3代将軍家光公の命により造られた巨船「安宅丸」をモチーフにして作られた船)に乗船することができるみたい。

明石海峡大橋の遠望や神戸空港が見られる40分遊覧コースとかは「ザ・観光」って感じで面白そう。僕は今回時間の関係で乗りませんでしたが、神戸観光を予定している方は神戸ベイクルーズも候補に入れてもいいですね。

  • 名称:神戸ベイクルーズ

  • 料金(税込):大人1,300円/中高生・シルバー(65歳以上)1,100円/小人650円

  • 出航時間:船により異なるため公式HPよりご確認ください

  • 住所:神戸市中央区波止場町7番1号(中突堤中央ターミナルかもめりあ)

  • URL:https://kobebayc.co.jp/


ランチは神戸中華街「南京町」へ!

メリケンパーク、ハーバーランドをゆったり楽しんでいたら、いつの間にかランチタイムに。お腹もちょうど減ってきたところだったので、お昼ご飯を食べるために神戸中華街「南京町」へ向かいました。

神戸中華街の入り口

神戸中華街「南京町」は、横浜・長崎と並ぶ日本三大中華街の1つ。今回の一人旅でもぜひ行ってみたい場所としてマークしていました。

中華街に着くと、その活気にびっくり。TV中継も来ていて、すごい賑わいです。コロナは落ち着き始めているものの、これは少し用心せねば…と心で呟きながら、少しずつ前進。

TVクルーも参戦


北京ダックを食べ歩き!

すごいたくさんの中華料理店が立ち並んでいて、どのお店がいいのか・どれを食べようかめちゃくちゃ迷う。お店に入るよりは、食べ歩きで色々と食べた方が楽しいかなとは思っていましたが、それにしても迷う。それくらいお店の数が多いし、イマイチ違いがわからないのです笑。

公式HPにストリートマップなるものがあったらしいので(僕は後日知りました…)、スマホでそれを見ながら進んだ方がいいかも。

人の流れに任せて歩き漂う

そしてお店の客引きが激しい。初めて訪れる方や客引きが苦手な方はちょっと注意が必要です。どうしようか悩んでいた時、とても珍しい客引きの声が僕の後方から聞こえてきました。

「いらっしゃい〜。その場で作ってるお店ならどのお店も同じだよ〜。どのお店も美味しいよ〜。」

笑。自分のお店に引っ張ろうとするのではなく、はっきりと「どのお店も同じ」って言っちゃうなんて笑。そこでこの客引きのおじさんの声を信用し、とりあえず目の前にあったお店で気になっていた「北京ダック」(450円)を注文。

激うま北京ダック

さすが中華街、味は最高でした。皮の甘辛い味わいと、しっかり目の味付けのタレが相性抜群。450円という値段は高いのか安いのかちょっとわからないですが、旅行テンションによって値段は全然気になりませんでした。

ただ作り置きのものだったので、ちょっと冷めてる。出来立てを出してくれるお店の方がもっと美味しい気がするので、この辺りはもっとお店を吟味した方が良かったかもと少し反省しました。

トンポーローを食べ歩き!

北京ダック1つだけではさすがにお腹が満たされなかったので、もう少し何か食べようと思い、ぷらぷらと歩き進めていると、またもや気になるものを発見。「トンポーロー」です。

写真の迫力に惹かれる

「角煮マン」と名付けられているお店もありましたが、基本的には同じものなのかな? このお店では出来立てのトンポーローが熱々の状態で食べられそうだったので、1つ注文(450円)。そしてこれが大当たりでした。

家の近所で売ってたら毎日買いたいくらいに美味しい

お肉がとにかく柔らかい。柔らかいお肉は「歯がいらない」とかよく表現されることがありますが、本当にそれです。ハムッってしただけで一気にとろけていきます。

そしてすごくジューシーで、脂の甘さをしっかり堪能できました。それでいて全くクドくないのが不思議。これは中華街に来たら絶対食べた方がいいのでは。

ただ本当にジューシーなので噛んだ時の脂の滴りには注意が必要。僕は首から下げていたカメラに少しかかりました汗。

大人気で行列もできてた

このトンポーローのボリュームがなかなかで、1つ食べたら一気にお腹がいっぱいに。総じて大満足なランチとなりました。

ちなみに神戸中華街ではその他に「豚まん」も大人気みたい(特に老舗「老祥記」さんが有名らしいです)。実際にそこかしこで豚まんの食べ歩きをしている人を見かけました。

僕は今回お腹がいっぱいになってしまって楽しめなかったので、後日お取り寄せで食べてみたいと思っています。

  • 名称:神戸中華街「南京町」

  • 営業時間:店舗により異なる

  • 住所:兵庫県神戸市中央区栄町通1丁目3−18あたり

  • URL:https://www.nankinmachi.or.jp/

次回は「神戸の夜景」を堪能した初日の夜編!

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