見出し画像

文学フリマに寄せて

ことし5月19日、東京流通センターで開催される「文学フリマ東京38」ですが、今回で5度目の出店となるスターオブババアさんの著作(下記2点)に編集として携わりました!

重版【父を送る《改》】
スターオブババア著/B6判/260ページ/600円

▼少々クセの強い父親との縁を切ろう、と一度は覚悟を決めた娘が最期まで引き受けることになったキッカケとは────
訪問医療や介護施設の実状から葬儀の流れまでを記録した、これからお看取りをする可能性のあるすべての人への一助となる(かもしれない)一冊。

新刊【縁環のキリトリ】
スターオブババア著/CDブックレット判/80ページ/800円

「縁環のキリトリ」表紙

▼「ご縁は、まるくなって続いていく」
いつもの生活を送る中で、そう確信した著者が特別感ある日常やふだんの暮らしの一瞬を切り取り、独自の視点と表現で綴ります。
ノスタルジーに浸る、笑いを誘う、胸にチクリと刺さるものも……。気軽に、自由に楽しめる紙版インスタグラムのようなフォトエッセイ。

さて、そういう私はナニヤツかと申しますと────
20代後半から8年間ほど某出版社で書籍編集をしていた者です(その前は印刷所の制作進行管理)。が、超絶多忙&パワハラなどによって、潜在的に病んでいた心が顕在化したためリタイア。その後しばらく編集関係の話には口と心を固く閉ざしたまま別の世界に潜り込み、本を見たり触ったりはもちろんのこと、当時の音楽を聴くことすらツラく避けて通っているような時期がありました。
その間、家のねこ2つを撫でて吸って自分にとってヤなことを一切しない、などしているうちにだんだん回復して今に到ります。

この度はスタババさんとのご縁をいただいて、私のほうから「編集をやらせてもらえないか」と申し出たところ、その場で「よろしく!」となった次第です。
最初は既刊「父を送る」改訂版の加筆修正だけの予定でしたが、新刊の企画がひらめいてしまって著者にご相談。「おもしろそう!」とノッてくれたことで「縁環のキリトリ」も誕生することに。

スタババさんのおかげで本をつくるよろこびや楽しさを心の中に取り戻すことができ、校了するまでの期間は昼夜を忘れそうになるくらい没頭しました。
これで完全に復活できたように思います。ほんとうに、ありがたいことです。

再び宣伝に戻りますが、その他、既刊本もあわせてご覧いただけますと幸いです。見本が上がったら、またアップするかもしれません。なにとぞ!!

この記事が参加している募集

文学フリマ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?