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氷菓 聖地巡礼 3日目

どうも、MONOです。

氷菓聖地巡礼も今回が最終回です……
最後までお付き合いください……


3日目(2/19)

3日間お世話になった宿を後にして…

この日の天気は生憎の雨

宮川朝市

まずやってきたのは宮川朝市。
昨日も訪れたのが夕方だったのでもうお店はやっていませんでしたが…

雨でもたくさんのお店と人!
さすが日本三大朝市の一つですね

朝の7時からやっているそうです

野菜や果物、民芸品など様々なものが売られていました。

行神橋を渡って対岸の河川敷に降りると…

何度も見たOPのあの場所

近くで見るとすごい迫力でした!

朝市が終わった後に再び訪れてOP1のカットを回収しました。
たまたま傘をさした方が通って、同じようなカットを撮れました。


朝市を後にして、次に向かったのは…

バグ・パイプ

第2話「名誉ある古典部の活動」終盤、第3話「事情ある古典部の末裔」で登場する、奉太郎のお気に入りのお店「パイナップルサンド」のモデルです。


晴れていた別日に撮りました

本当にそのままです

緊張します…
いざ店内へ!

開店して30分ほどの時間に入ったのですが、他にお客さんはいませんでした
座ったのはもちろん奉太郎の席!
注文を取りに来られた際に、撮影の許可をお願いしたところ、快く承諾していただけました!

店内はアニメで描かれていたシーンそのままです!
なんともおしゃれな雰囲気です

奉太郎はブレンドコーヒー、えるはウインナーココアを注文しています

僕はウインナーココアとレアチーズケーキを注文しました!

ウインナーコーヒーやウインナーココアは聞いたことはありましたが、クリームがのっているもののことをいうとは知りませんでした。

「ウインナー」はオーストリアのウイーン風から名前が来ているそうです(ウインナーソーセージの「ウインナー」も同じ用法で使われており、ウイーン風ソーセージという意味)

「ココアに山のように盛られた生クリームに俺はぎょっとした。千反田は甘党なのだろうか。」

角川文庫『氷菓』p.74

ウインナーココアを初めて飲んだ感想ですが、甘すぎることはなく、ココアの濃厚さとクリームのなめらかさがうまく混ざり合っていて、レアチーズケーキととても合いました…



置き時計や絵の配置もそのままで、奉太郎とえるが本当に座っていそうな感じです。

喫茶店の雰囲気がとても良かったので、先日買った氷菓の愛蔵版を持って行って一緒に楽しみました。

ウインナーココアはおかわりしました…
良すぎる…

ずっといたい空間でしたが、そろそろお店を出ます
お店を出る頃には数名のお客さんがいました。
地域の方にも愛されているお店だと感じました…

巡礼ノートも置いてくださっていたので記入をして…

ごちそうさまでした…!

喫茶去かつて

アニメに登場するもう一つの喫茶店といえば…
第10話「万人の死角」で奉太郎と入須先輩とお茶をした「喫茶一二三」
喫茶去かつてはそのモデルです。


入ろう!と思ったのですが、何やら工事中…?
HPを確認すると、なんと今日からお休みするとのこと…


ウワァァ━━━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━━━ン!!!!


事前の確認が足りていませんでした…
昨日も前の道を通りましたが、普通に営業していたので入ればよかった…
今さらですが…

また高山に訪れたときは絶対に行きます!

とても美味しそうです…

高山市図書館 煥章館

気を取り直して
次に訪れたのは、昨日も訪れた高山市図書館
月曜日の昼前だったので、空いていました。
(昨日は日曜日ということもあり、人が多くて館内の撮影はしませんでした。)

ポスターがありました



列を間違えて撮影していました




近代文学館という部屋には高山に縁の深い近代文学者の作品が収蔵されており、米澤穂信さんの著作もありました。

古典部シリーズは借りられていました

アニメの公式設定集もありました!
さすがお膝元ですね

持参した愛蔵版

氷菓関連の特別展示もありましたが、 残念ながら写真撮影は禁止でした…


煥章館を後にして、次の聖地へ向かいます。

良い雰囲気の郵便局
ねこがいました

日枝神社

煥章館から歩いて20分ほど
日枝神社に到着。

旧高山城下町南半分の氏神様である日枝神社は、春の高山祭の例祭の場所として有名です。

春の高山祭(写真ACより)

高山祭もぜひ見たいです…

作中では、えるの同級生の十文字かほの実家の荒楠神社として、
OP1,2と第20話「あきましておめでとう」に登場します。

奉太郎がえるを待っていた場所です



「見せびらかしに来ました」
着物は赤が基調なので、きっと派手なものの部類に入るのだろう。ただ、見た感じにぎらぎらしたところがまったくない。正月らしい明るいお召し物だ。千反田が着ると、くどいという感じがしないのが不思議だ。華はあるのにしっとりしている。以前、姉貴が着物を着込んだときは「なんだこのおてんば姫は」としか思わなかったのに。

角川文庫『遠まわりする雛』p.195

ここで見せびらかしたのですね!!
美しい着物姿は、まさに大和撫子そのものです…

石段を上がると、奉太郎たちが歩いているOPのカットです。

南天の花手水



こちらの赤鳥居ですが、「君の名は。」の宮水神社のモデルといわれています。

「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!」

映画『君の名は。』

拝殿の横には御神木の杉があります。
なんと、樹齢推定1000年!!
一之宮の臥龍桜の樹齢1100年以上とほとんど変わりません…
歴史がすごい…


奉太郎とえるが閉じ込められた納屋を探したのですが、一番近かったのがこれでした。
モデルとなった納屋は取り壊されたのか、あるいはもとから存在しないのか…

一本杉白山神社

最後に訪れたのは一本杉白山神社。
この神社の向かいに奉太郎の実家があるという設定です。

狛犬はアニメより苔に覆われていました。

鳥居の手前にポールが新しく設置されていました。

奉太郎の家がある場所は空地になっています。

この神社、高山陣屋の南あたりにあるのですが、中心部から少し離れています。
ここから斐太高校まで、自転車ではなく毎日歩いて通っているのだとしたら、もはや省エネ主義とは??

なんてことを考えながら後にしました。


おまけ

高山陣屋

日本で唯一主要建物が現存する代官・郡代所跡です。
主要建物は取り壊されることはなく、戦後も1969年まで県事務所として使われていたそうです。
中を見たかったのですが、時間に余裕がなく入りませんでした。

飛騨の家具

高山は日本有数の家具の産地としても有名です。
飛騨産業や日進木工、シラカワなどたくさんのメーカーが高山に本社を置いています。

飛騨産業ショールーム
シラカワショールーム

高山駅の自由通路にも家具がおいてありました。

帰路

帰りは「特急ひだ」を使いました。
特急ひだは名古屋駅ー高山駅・富山駅間を主に走っているのですが、1日1往復のみ大阪駅を発着する通称「大阪ひだ」があります。
今回は、大阪ひだに乗りました。

JRおでかけネットより
2022年7月より営業運転を開始した新型車両

かっこいいですね

見たことがない車両が停まっていたので撮りました。
後から調べると、在来線設備の安全を守る検査用気動車だそうで、「ドクター東海」の愛称で呼ばれているそうです。

座席も新幹線と同じような感じで快適に過ごせました。
またひだに乗って高山に行きたいなあ…

まとめ


さて、以上が今回の氷菓聖地巡礼旅でした。

2泊3日、多くの聖地を巡りましたが、
飛騨高山、本当に素敵な場所です。


氷菓抜きでも素晴らしい街ですが、やはり自分にとって古典部の4人が暮らしている「氷菓」の世界です。

TVアニメ放送からすでに10年以上も経っていますが、今回の聖地巡礼中も同じように聖地巡礼をしていると思われる方を何人も見かけました。

最高に美しく、可能性に満ちているこの街。

氷菓が好きな方はもちろん、まだ見たことがない方もぜひ訪れてみてはいかがでしょうか…


ここまで読んでいただいた方に感謝です。
ありがとうございました。



©米澤穂信・角川書店/神山高校古典部OB会
© 2016「君の名は。」製作委員会

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