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双子の魂との出会い

出会い。
私と彼は、X(旧Twitter)で出会いました。

離婚して、愚痴吐き用に始めたTwitter。
最初は元夫とのいざこざや
マッチングアプリで出会った
男のことなんかを呟いていました。

独身生活も軌道に乗り
マッチングアプリも飽きてきた頃に
ある有料noteを購入しました。
それは、「Twitterで月50万稼ぐ方法」
というもの。

そんなもんあるんか?
ただのサラリーマンの私にも
そんな金額稼げるんか?
なんだそれおもしろそーじゃん!!

そんな短絡的な思考で購入したnoteでした。
内容的には、自分の得意なものや体験を
コンテンツにしてSNSで宣伝し販売する
いわゆる「コンテンツ販売」のことが
書かれていました。

ビジネスのことなんて
まったくわからなかった私ですが
なんかおもしろそう!
本当にその勢いとノリだけで
Twitterで万垢を目指すことに決めたのです。

ほんまアホです。

発信する内容は、『離婚』にしました。
離婚したくても離婚に踏み出せない
世の中の女性にこんな私の体験が
手助けになればと思ったのです。

離婚することも珍しくなくなった昨今ですが
いまだにネガティブなイメージを持つ人も多く
「茨の道を歩むんですね」と
同僚に言われたときは
は?なんで離婚=茨の道やねん!
と心の中で突っ込みました。

確かに離婚は大変でした。
しかしそれ以上に私にとって
結婚を継続することのほうが
遥かに大変だったのです。

少しずつフォロワーも増え
発信が楽しくなりました。
Twitterで仲良くなった人もいます。

発信を続けながら
『離婚相談』をするようになりました。
Twitterのスペースという会話ができる機能で
相談を受けることにした私は
スペースをたくさん回るようになりました。

そんなとき、彼が開催している
スペースに入りました。
彼の声は心地良くて、眠れない夜は
彼のスペースが私の居場所になりました。

不思議なことに彼の声を聞いていると
安心して眠ることができたのです。
まるで昔から知っているみたいに。

それは彼も同じだったようで
一緒にいるのがごくごく自然に感じました。
スペース以外でも
LINEで連絡を取るようになりました。

初めて彼と待ち合わせをしたとき
私は柱の陰に隠れていました。
理由は恥ずかしいから。

「普通、待ち合わせで隠れる人おらんよね」
ってあとで彼に言われたときは
なるほどーと思ってゲラゲラ笑いました。

そうやって、気づくと
ずっと一緒にいるようになりました。
物理的に距離が離れていても
彼を感じることができました。

月を見ながら彼を感じました。
キラキラする夜景を見ながら彼を感じました。
会社でお昼寝をしながら彼を感じました。

なんとなく、泣きたくなるくらい
優しい気持ちに包まれるのです。
あぁ幸せだなぁって
生きてることに感謝します。

ただただ尊いその瞬間に
私たちは時空を超えて繋がっていました。

夜はだいたい通話をしながら寝ました。
あるとき、通話をしながら
ウトウトしていた私は夢を見ました。
夢の中でまぁるくて白いものが
私に向かってきました。

そして私の中に入りました。
びっくりして目が覚めましたが
すぐにそれが彼だとわかりました。

そう、私たちは二人で一つなのです。

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