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セロニアス・モンクの自作曲10曲

セロニアス・モンク(Thelonious Monk)は、1917年にアメリカのノースカロライナ州で生まれ、1982年に亡くなったジャズピアニスト、作曲家。モダンジャズ、特にビバップの開発における中心的な存在として知られています。モンクのプレイスタイルは独特で、時には非直線的なリズムや不協和音を用いることから、初めは広く受け入れられなかったものの、彼の独自性は後にジャズ界に大きな影響を与えました。演奏だけでなく、数々のスタンダードを生み出す作曲家としても非常に評価が高く、後世に多大な影響を与えました。


【第10位】"In Walked Bud"
1947年の作品。この曲はジャズピアニストのバド・パウエルを讃えるもので、"Blue Skies"のコードをベースにしています。モンクとパウエルは共にビバップの先駆者として知られています。

【第9位】"Evidence"
1948年の作品。この曲は「Just You, Just Me」というスタンダードのコードを基に作られましたが、モンクの独自のアプローチによって全く新しい曲として生まれ変わった。

【第8位】"Pannonica"
モンクの長年の友人であり、ジャズのパトロンとしても知られるPannonica de Koenigswarter(ニカ男爵夫人)に捧げられた1956年の曲。彼女は多くのジャズミュージシャンと親交があり、モンクにとっても特別な存在でした。

【第7位】"Monk's Dream"
1963年にリリースされたアルバムのタイトルトラック。この曲はモンクの四重奏団の中でも特に人気があり、モンクの音楽の本質を捉えています。

【第6位】"Bemsha Swing"
デンゼル・ベスティとの共作で、この曲はキャッチーなメロディとリズムが特徴です。タイトルの"Bemsha"はベスティの故郷であるバーミューダを指しています。

【第5位】"Ruby, My Dear"
このバラードはモンクの初恋の相手である「ルビー」という名前の女性に捧げられています。深い感情が込められたメロディが多くの人々に愛されています。

【第4位】"Well, You Needn't"
この曲はモンクの初期の作品の一つで、そのユニークなハーモニーとリズムが特徴です。タイトルは、何かを必要としないという意味で、その背景には様々な逸話が存在します。

【第3位】"Straight, No Chaser"
この曲はシンプルなブルースフォームをベースに、モンク独自の複雑なリズムとメロディが組み合わさっている曲で、今でも様々なセッションで演奏されます。

【第2位】"Blue Monk"
「Blue Monk」はモンクの代表的なブルースの曲で、彼の特徴的なピアノスタイルが際立っています。この曲はジャムセッションでよく演奏される曲としても知られています。

【第1位】"Round Midnight"
「Round Midnight」はモンクの代表曲の中でも最も有名な曲の一つ。1944年に初めて録音され、多くのジャズミュージシャンによってカバーされています。マイルス・デイヴィスは、この曲を自身のアレンジで演奏し、さらに人気を高めました。


セロニアス・モンクの円熟期の姿を収めた二部作のドキュメンタリー第1弾。

セロニアス・モンクの円熟期の姿を収めた二部作のドキュメンタリー第2弾。


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