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コーヒー焙煎日記 コンゴ ローランドゴリラ ウォッシュ

【産地】 北キブ県、エドワード湖、ビルンガ国立公園周辺
【農園】コパーデ組合 1848名
【標高】 約1300~2100m
【農園主】セルヒオ・ノエ・オルティス
【品種】 ブルーマウンテン、カツアイ、ルモンガボ(現地名,ブルボン)
【精製】ウォッシュ
 アフリカコーヒーの美味しさの秘密と言われている大地溝帯(グレートリフトバレー)。その西リフトバレーに位置する産地がコンゴ民主共和国です。近隣国にウガンダがエドワード湖をまたいで位置し、下にはルワンダがあります。
コパーデ組合は、2014年に設立されました。今では女性1,732 名、男性2,786 名で構成されたこの組合は、それぞれの集落に設置された16のミニウェットミル(小さな加工場)を所有し、 品質向上に取り組んでいます。今までこの地域のコーヒーは、隣のウガンダからバイヤーが訪れ、ウガンダへ運ばれていましたが、その美味しさに気づいた小農家の皆さんが自主的に自分たちのコーヒーを自らの手で最高のものに仕上げようと小さな組合が出来上がり、徐々にその規模を拡大していきました。
今では、ロンドンに拠点を置く「Farm Africa」がEUプロジェクトとしてこのコパーデ組合ともう一つの組合を大きく支援し、コーヒー栽培技術の向上、精選方法技術の向上、環境保全活動のための環境教育とその具体的な活動をしています。
ビルンガ国立公園はアフリカの中でもその歴史は古く、1925年に設立されました。マウンテンゴリラの生息地でもあり、絶滅危機にあるローランドゴリラの生息地でもあります。またアフリカゾウ、チンパンジー、ライオン、レイヨウ、そして豊富な種類を野鳥が生息しています。ビルンガ国立公園はコンゴ民主共和国の東側に位置し、その地域は数多くの紛争が起きた地域でもあり、その動乱の中何としてもこの豊かな自然を守り抜こうと地域住民と民間セクター、国際組織が手を取り合い協力体制で活動をしています。その一環で、農業改革プロジェクトを開始し、コーヒーを含めた地域住民の生産量増加やマーケティングを行い、自然とともに生産者の生活向上を果たしています。
【ローランドゴリラ】味の評価 *おすすめ焙煎度合い*
 まろやか ★★★★       浅煎り~中煎り
 コク   ★★★★
 酸味   ★★★★
 苦み   ★★
 香り   ★★★★
 甘み   ★★★★

https://item.rakuten.co.jp/8coffee/10005183/#10005183
ハチコーヒーローストHP
焙煎前
焙煎後

先日神戸王子動物公園に行きました。その時にゴリラの生息地の減少について展示されていました。
是非この活動が発展してコンゴの生態系や農家の生活水準の向上をしてもらいたいと思います。


ご馳走様でした。

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