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10月4日(火)FXデイトレード売買方針

【 マーケット概況 】
 昨日の東京時間午後、BBCが「トラス英政権が最高所得税率の引き下げ案を撤回の見込み」と報じました。このことでポンドが大きく買われる展開に。ドル円は145円が意識される中で、米短期筋の仕掛けと思われる動きとなり145.30まで付けました。欧州時間ではクレディスイスの株価急落を受けてユーロ売りが優勢になるも、米国時間では9月ISMが弱かった事を受けてドル売りとなりユーロは買われる展開に。ドル円は乱高下するも介入警戒からジリ高。ユーロドル、ポンドドルは上昇。ユーロ円はジリ高。
 欧州株式市場は、ロンドンがクワーテング英財務相が「高所得者向けの所得税減税を撤回する」と表明すると、英財政悪化に対する過度な警戒感が後退し買いが強まり続伸。フランクフルトは、経営不安でクレディ・スイス・グループの株価が急落すると、欧州株全般に売りが先行。ただ、米国株相場が大幅に上昇すると独株にも買いが波及し続伸。米株式市場は、短期的な戻りを期待した買いが入る中、9月米ISM製造業景気指数が予想を下回ったことが分かると、米長期金利が大幅に低下。相対的な割高感が薄れた株式が買い直され、一時920ドル超上昇。英政府が「所得税の最高税率を引き下げる案を撤回する」と表明し、同国の財務悪化に対する懸念が和らいだことも相場の支援材料。市場では「金融市場の不安定化リスクに配慮して米欧中銀が利上げペースを緩める」との思惑も浮上し、株買いが進みました。ダウ・ナスダック共に大幅反発。
 原油先物は石油輸出国機構(OPEC)加盟国や他の主要産油国による枠組みOPECプラスによる追加減産へ向けた動きが押し上げ要因となり反発。金先物は、米金利低下により、金利が付かない資産である金の相対的な価値が高まり、ドル安も支援材料となり大幅続伸。


【 主な経済指標 】

本日の主な経済指標・イベント・要人発言

 オーストラリア中銀は何と予想0.5%を覆す0.25%の利上げにとどまり、マーケットにとってまさかのサプライズとなりました。ロンドン・ニューヨークではこのネガティブさがどこまで影響するか気になります。
 今日は欧州と米国の注目する指標が少なく、要人発言に注目が集まりそうです。また地政学的リスクの高まりはユーロが売られることになりますので警戒です。


【昨日の結果と本日のデイトレ売買方針 】

 昨日、ユーロドルは約定せずキャンセル。ポンドドル戻り売りはサプライズで一気にストップ。オージードル戻り売りもドル売りが強くストップ。合わせて-62pipsでしたが、欧州時間終盤でドル円が前日安値を割り込みそうだったので、144.212から成行買い。NY時間の終盤で144.747で手仕舞いとして+53.5pipsとしました。これで損を減らしました。

 今日は先日の影響がどこまで受けるかになります。そこで、まずポンドは過日の暴落時点まで戻していますが、リセッション回避は無理だと見て、ここから仕切り直しで売り目線。景気後退が懸念されるユーロも売り。米ドルは材料出尽くし感もあって、気になる指標も無いことから買い。

通貨別想定デイトレンドと売買方針

【ユーロドル】戻り売り

【ユーロドル日足】一目均衡表・21EMA(黄色)・ATR

ダウントレンドの中、まだ戻り売り目線です。

【ユーロドル日足】フィボナッチ

フィボナッチでは半値戻しとなっています。

【ユーロドル時間足】Fibo-Pivot・ストキャスティクス・マックD・RCI

見ての通り、約定しています。
さて、エントリーポイントは21EMA(黄色)とFibo-PivotのR3を目安としました。ストップはR4、リミットは昨日の安値あたりS3とします。


【ポンドドル】戻り売り

【ポンドドル日足】一目均衡表・21EMA(黄色)

 正直、ポンドのボラは高いので、ストップは他の通貨ペアよりも広めにしなければいけません。本当に苦手です。とはいえ、ポンドはドルに対して売り目線には変わりなく、勇気をもって発注します。
 さて、日足では21EMAを抜けていますが、サプライズ事件第二弾にやられたこともあってやむなし。テクニカルでは過日に意識された1.14100を目安にエントリーします。

【ポンドドル時間足】Fibo-Pivot・ストキャスティクス・RCI

 ここからの売りは逆張りになってしまいますね。気持が悪い印象。時間足でのテクニカルは買われ過ぎを示していて、リミットを短めにすれば、売りでも建てられるし、ファンダメンタルと一致するので、まいっか!となりました。こじつけになりますが、21EMA(黄色)は日足ベースで、直下のピンク線は日足の5SMAです。つまり5日SMAが21日EMAを上抜けないので、まだダウントレンドだと解釈しています。


【ユーロカナダ】戻り売り

【ユーロカナダ日足】一目均衡表・21EMA(黄色)

 ここまでくると、逆張り以外の何物でもない・・・・・です。トレンドフォロワーとしては気持が悪いの一言!
 理由なんですが、カナダは資源国通貨なので、原油高を見越して買いましょう、という事です。対する通貨はユーロとなります。

【ユーロカナダ時間足】Fibo-Pivot・ストキャスティクス・RCI

 エントリーはpivotのちょい下から、ストップは直近のもたつきゾーン。リミットはFibo-PivotのS4ですが、正直なところ、S3付近で手仕舞うかもしれません。



【 所感  知らんけど 】
 北朝鮮のミサイル(ICBM)が打たれたことで朝から政府やメディアはにぎやかですが、何で警報を出すのでしょうかね?既に北朝鮮のミサイル技術は確立されていて、謝って日本に落ちる可能性はほぼゼロ。今回は日本上空を飛び越えて太平洋上に落下したようですが、この意味合いはアメリカへの牽制しかありません。ロシアとの裏取引もあるのでしょうが、米ズムウォルト駆逐艦が日本に初来航、米空母が釜山に入港するなどの軍事行動に対しての牽制です。もし、北朝鮮のICBMが誤って日本領内に落ちたら、日米は攻撃と受け止めて北朝鮮に対してあらゆるオプションを使って軍事行動に入るに違いなく、それは北朝鮮も十分に理解しています。つまり太平洋上に落下したのではなく、意図的に太平洋上の点で落としています。太平洋上はアメリカ太平洋艦隊のテリトリーでもあり、これ以上の米軍事行動はやるな、という意味だと思います。トランプとの米朝会談では軍事的に圧力はかけないと約束されまた会おうぜ、で終わっているはず。外交的には、米朝は友好的ではないが米とキューバとの関係に似ている印象にまで進展したと思っていたので今回は意外な行動という印象。
 ここからは勝手な妄想ですが、トランプ外交を台無しにしたのは、ウクライナ戦争によるロシア・中国からの圧力で北朝鮮が枢軸国に引き込まれてしまったのが原因でしょう。ロシアは「エネルギー資源を提供するので不足している人的資源や兵器を提供せよ」ということです。これを中国経由のバックチャンネルから打診されたのでしょう。ルーブルではなくドル建てであれば、北朝鮮にしてみれば願ったり叶ったり。ましてや北朝鮮軍人をある意味実戦訓練にもなるし、普段使っている兵器はロシア兵器の中国ライセンス生産を購入しているので習熟済み。即戦力になります。兵士一人1万ドルで5,000人くらい送れば5000万ドル。北朝鮮軍は120万人いると考えられるので1%も輸出すればざっくりと1万人になるので、大きな外貨獲得です。北朝鮮は親露ではないにしても親中である限り、両国に対して恩を思いっきり着せることができる絶好の機会ではないでしょうか。この時勢であえて米国への牽制を行う。その裏にはしたたかな極貧国ならではの生き残り戦術があるのかもしれません。


では
今日も負けないトレードを!







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