推し事における「モチベーション」のこと

アイドルオタクにとって「モチベーション」は、なかなか難しい問題のようです。ライブやイベントがあるとモチベは上がる。しかし、突然、いきなり下がったりもする。そして、モチベ低下みたいなツイートをツイッターでよく見かけます。

実は私、この「モチベーションの低下」がよく分からないんですよね。モチベーションが下がったという経験が今までに一度もない。この記事を書くにあたって、いろいろ思い返してみたのですが、思い当たることがない。
推しのことがとても心配になったり、ライブのチケットがご用意されなくて気が気ではないようなことはあっても、これはモチベーションが高いからのこと。そもそも、たこやきレインボーの記事を100本ちかくnoteに書いてること自体、モチベが高いからということになるわけですが。

とにかく現場がいちばん!現場しか!現場が命!という人にとっては、現場がなくなるとモチベーションが下がってしまう。それは仕方のないことと思います。
ただ、大手の事務所に所属するアイドルは接触イベントを中心に行う時期は限られてるんじゃないかと思うんですよね。
大手事務所に所属するアイドルの活動目標は、いわば地球の周回軌道上に衛星を打ち上げるようなもの。人気が出てメディアの露出が増えるようになり、多く取り上げられるようになって、企業とのタイアップの仕事が増える。そして、大きな仕事をしだすようになると、自ずと接触イベントは減ってくる。そうなると遠くから見守る、つまり、周回軌道上にいる衛星である推しを地上から見上げるということになるわけです。

その時、どうすればいいのか。どのようにモチベーションを維持すればいいのか。

私は、アイドルの応援するスタンスは推しが紡いでいく「物語」を見守ることだと思っています。
身近で見ているので、物語がダイナミックに伝わってくる。嬉しいことがあるととても嬉しいし、悲しく悔しいことがあれば、同様に悲しく悔しい。そして、見ている人によって、推しとの関わりが異なるわけで、それぞれの人によって異なる物語がある。
そして、その物語を、より楽しく感じられるかは自分自身に委ねられるということになります。

モチベーションを維持するのは実はとても簡単で、その物語を何度も反芻すること。過去と現在を繋ぐ物語を読み解くことで、おぼろげながらも未来が想像できる。
その想像は、ほぼほぼ当たることはありませんが、でも、だからこそ面白い。そして、本質的な部分は当たっていたりするのも嬉しい。

ぶっちゃけいいますけど、オタクのモチベーションよりも、推しのモチベーションが100万倍大事。
オタクのモチベーション、自分でなんとかしろよ!っていうことが結論かなって思います。

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