【ドバイ】アルマーニホテル ドバイ 宿泊記
いよいよ夏真っ盛り。日本でも近年はかなりの酷暑が話題に上がりますが、今回はそんな日本よりも凄まじい"夏"を体感できる中東、UAEでの滞在期をお送りします。
アラブ首長国連邦(UAE)
日本では思いの外認知度が低いこの国名。
サッカーの代表戦などで目にする機会がある程度の方も多いかもしれません。
UAEは"首長国連邦"の名の通り、7つの首長国から構成される国家で、例えばアブダビやドバイがその首長国に当たります。
※アブダビ首長国の首都がアブダビ、ドバイ首長国はドバイのみの都市国家です。
ドバイ
今回のUAE旅ではドバイとアブダビに宿泊しました。この記事ではまずドバイでの宿泊記をお届けします。
UAEは大方のイメージ通り、オイルマネーによって発展を遂げた国。しかし、その中にあって異質な存在となっているのが実はドバイです。
元々小さな漁村から始まったドバイの歴史。
1970年頃、時の首長ラーシドによって原油依存脱却を目的として、貿易、金融に重きを置いた都市政策が図られていきました。
現在、ドバイのGDPに占める石油等鉱業の割合は約2%ほどしかありません。
主要産業は政策当初の目論見通り、貿易、金融、そして観光業となっています。
ブルジュ・ハリファ(世界一高い建造物)やパーム・ジュメイラ(ヤシ形の人工島)などが有名で、エミレーツ航空の本拠地としても知られています。
アルマーニホテル ドバイ
宿泊したホテルはドバイ中心部に位置する「アルマーニホテル」。
イタリア・ミラノ発のこのブランド。日本ではファッション系のイメージが強いですが、実はレストランやホテルなど、多角的に事業展開しています。
(昨今アパレルブランドのトレンドとなりつつあるかも…)
アルマーニホテルが入居するのはこのビル。
そう、世界一高いビル、ブルジュ・ハリファのなかにあります。
といってもホテルから世界一高い眺望を拝めるわけではありません。アルマーニホテルが入居しているのは1〜8階と38、39階の低層階のみ。
39階が果たして低層階と言えるのかというのは甚だ疑問に感じてしまいますが、なにせここは全長828mの世界一高い建造物。最上階はなんと206階らしいので、たしかに39階は低層階に該当しますね…。
チェックイン
果たして、世界一高いビルの低層階に宿泊する意味とは。そう思ってしまいますが、このホテルにはしっかりと"ならでは"の売りがあります。
ということで早速チェックイン。
鳥かごのようなアーチが特徴的なエントランスはシンプルながらスタイリッシュな雰囲気。
テキパキと仕事をこなすスタッフによってぱぱっとチェックインは完了。
今回のお部屋は7階。
宿泊フロアは無駄な装飾がなく、しかし地味さは全く感じない洗練された空間。壁面はウッド調にも関わらずどこか未来的なデザインでまさに先進都市の高級ホテルといった感じ。
バルコニー付きファウンテンスイート
さて、せっかくのドバイ、せっかくのアルマーニホテルということで今回は奮発して「ファウンテンスイート」を予約しました。
お部屋の広さは80平米とのこと。
まずはリビングルーム。
モスグリーンのスライドドアでTVボードを隠せば、よりミニマルな空間が演出されます。
無駄なものは見せない、飾らないが徹底されていて流石のセンスです。
リビングルームとベッドルームを接続する通路にはラゲージスペースやワークデスクが設置されています。
そしてその通路の壁面に溶け込んだドアを開けると、バスルームが出現。
バスルームは照明含めアイボリーな色合いですが、全体的には柔らかい雰囲気というよりはスタイリッシュに仕上がっています。
続いてベッドルーム。
大きなキングベッドが中央に鎮座しています。
ベッドルームは柱に埋め込まれたTVと窓際にビューローが設置されている以外は余計なものはありません。ベッドルーム自体はもちろん上質なのですが、至ってシンプルなつくり。
しかしこの部屋一番の売りはここからです。
このベッドルームからバルコニーに出ることができます。
日本のホテルでもバルコニー付きのお部屋自体は珍しくないですが、このお部屋のバルコニーはそれらとは少しレベルが違います。
"バルコニー付きファウンテンスイート"のバルコニーはこちら↓
まず上の写真を見て分かる通り、広さのレベルが違います。手前にはラタンチェアとテーブル。そして奥にはデイベッドまで設置されているのですが、それでも持て余す広さです。
また、バルコニーの柵は低めなので、ガラスに邪魔されずに写真を撮ることができるのも嬉しい。
そして"ファウンテン"スイートはこのバルコニーからはファウンテン=噴水ショーを眺めることができてしまいます。
このドバイ・ファウンテンはドバイモール前の広場やブルジュ・ハリファのボードウォークからも眺めることができますが、このバルコニーからであればその全景を独り占め。
アルマーニスパ
さて、一旦お部屋から出てホテルのプールへ向かいます。
プールは屋外にあります。
総面積は結構広めですが、長方形ではなく変わった形をしているため、しっかり泳ぎたいという方には不向きかも。どちらかというとデイベッドなどでゴロゴロ過ごして偶にプールに浸かるくらいのリゾート的な過ごし方がおすすめです。
最後にホテル周辺の観光や夕食について紹介をしていきます。
ドバイモール
プールの後、向かったのは超巨大ショッピングモール"ドバイモール"。
実はドバイモールとブルジュ・ハリファは繋がっていて、外に出ることなくホテルからモールへアクセスできます。
正直ドバイモール自体はそんなに真新しいテナントがあるわけではありません。稀に日本未進出のブランドやショップが見つかるかな〜程度。
とはいえ、モール内には水族館や恐竜の骨格標本、果てはアイススケートリンクまで揃っていて、一日中過ごせるコンテンツの充実ぶりです。
アット・ザ・トップ
ブルジュ・ハリファの展望台「アット・ザ・トップ」。地上452m、125階に位置する展望台からはドバイの街並みを見下ろすことができます。
上からドバイを眺めるとまだまだ建設中のビルが数多くあることがわかります。
街自体が発展途上にあって、数年後にはまた全く別の街になっているのでしょう。
ちなみにこの展望台よりもさらに「アット・ザ・トップ・スカイ」という上層階の展望台もありますが、そこはなかなかハイクラスな料金設定。
この景色で十分楽しめた我々はスカイの方には行きませんでしたが、そちらでは専属のアテンダーが付いたりティーサービスがあったりするそうです。
夕食
夕食はフォー ポイント バイ シェラトンのルーフトップラウンジ「Level 43 Sky Lounge」にやってきました。
このラウンジは文字通り43階建てホテルのルーフトップにあり、ドバイの夜景を楽しむことができる有名スポットです。
私たちが案内してもらった席からはシェイクザイードロード沿いの"ザ・ドバイ"な夜景が広がっています。
こちらのラウンジ、イスラム圏なのでそもそもアルコール類はややお高めの価格設定なのですが、モクテルが充実しており、またフードは思いの外リーズナブルで味も悪くありません(まさかの日本食メインでした)。
ドバイを満喫するには我ながら良いチョイスでした。
夜のアルマーニホテル
夕食からホテルへ帰ってきました。タクシーで10分程度の距離。改めて下からブルジュ・ハリファを眺めて見るとそのとてつもない大きさに毎度驚きます。
そして忘れてはいけないのが、毎夜開催されるドバイ・ファウンテンのナイトショー。音楽によってショーのテーマや内容が変わるので意外と見飽きません。
何よりバルコニーぼーっとから眺められるのが至福。
結局ドバイではホテルステイを中心に過ごしていたこともあってまだまだ訪れることができなかった場所がたくさんあります。
ですが、そこはあくせくせずにまた次回ドバイにきた時の楽しみとしてとっておきます。
ということでドバイでの滞在記はこちらでおしまいです。
次の記事ではアブダビにある砂漠のホテル「アナンタラ カスル アル サラブ」での宿泊記をお届けします。
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